ハイレイヤーってどんな髪型?
髪の表面を短くし、奥にいくにつれて長くなるようにカットしたり、上下左右で段をつけてカットすることで、髪にナチュラルな動きをつけるのが特徴です。
ハイレイヤーは、レイヤーカットの中でも頭の高い位置からレイヤーを入れる髪型。
髪に動きが出やすくなることで、全体を柔らかく見せ、ラフで可愛らしい雰囲気を演出します。
ハイレイヤーは段を入れる位置で、印象が大きく変えられるのが魅力のひとつ。
例えば、段を入れる高さをトップに持ってくればアグレッシブな印象に。
中段に入れるとで落ち着いた品のある雰囲気が楽しめます。
さらに、顔周りにレイヤーを入れるとフェイスラインをカバーしてくれるため、小顔見せも叶いますよ◎
毛先に近い位置に段を入れることで、軽やかで洗練された雰囲気に。
さりげなく変化をつけ、落ち着いた雰囲気にまとまるのが特徴です。
また、ハイレイヤーに似たシルエットの中にウルフカットがあります。
ウルフカットはハイレイヤーの1種で、トップの髪を短く襟足部分は多めに残すヘアスタイルです。
主な違いは、ハイレイヤーが髪の上部からレイヤーを入れるのが特徴であるのに対し、ウルフカットは下部からレイヤーを施すこと。
トップの丸みと襟足から毛先に柔らかいニュアンスを出す細かな違いがあります。
ハイレイヤーはどんな人におすすめ?
ハイレイヤーは幅広い髪型や顔型に似合わせられるのが強みのヘアスタイル。 取り入れ方次第でイメチェンやお悩みカバーができるんです! ここからは、ハイレイヤーがおすすめな人をご紹介するので、挑戦するか悩んでいる方はチェックしてみてくださいね。
その1:髪の長さを変えずにイメチェンしたい人
髪型でイメチェンする際は、髪の長さや前髪、ヘアカラーなどを変える方法があります。
特に雰囲気を大きく変えられるのが、髪の長さ。
ただ、髪型が気に入らなかった場合、元の状態戻るまで時間がかかるため、挑戦しづらいという方も多いでしょう。
ハイレイヤーは、今のスタイルにマンネリを感じている方や、手軽に雰囲気を変えたい方にぴったり◎
職場や学校に髪色のルールがある方やロングレングスの方、髪を伸ばしかけの方でも髪の長さを変えることなくイメチェンが叶います。
その2:髪のお悩みを解消したい人
高い位置からレイヤーを入れることで、段を入れた部分に軽やかさをプラス。
髪がぺたっとなりやすい髪質の方も、トップやサイドなど気になる箇所にハイレイヤーを入れれば簡単にボリューム感アップできます◎
反対に髪にボリュームがあって重たい印象を受ける方は、ハイレイヤーを取り入れると軽やかに見せることができますよ。
その3:スタイリングを楽にしたい人
髪に段を入れておくことで、髪全体に動きが出やすくなります。
毛先にワンカールを加えるだけでスタイリングが完成するため、忙しい方にぴったり。
巻いても動きが出にくい直毛さんや硬めの髪質さんとも相性抜群です!
またハイレイヤーを入れることで、毛先がランダムに動くのも大きな特徴。
作りこまないラフさが、シルエットの程よいアクセントになります。
そのため、髪がまとまりづらいくせ毛持ちさんも、くせが気になりにくくなり、おしゃれな髪型が楽しめるでしょう。
その4:顔型のお悩みをカバーしたい人
ショートはもちろん、ミディアム、ロングスタイルは、顔周りにレイヤーが入るスタイルが多いんです。
ハイレイヤーを顔周りに入れれば、輪郭をぼかすことで顔型の悩みを自然にカバー。
特にフェイスラインがはっきり出やすいベース型さんや逆三角形型さんと相性抜群です!
ただし面長さんが取り入れる場合は、レイヤーの位置に注意しましょう。
レイヤーの位置が顎より下にあると、顔が間延びして縦長に見える恐れがあります。
ポイントは顎よりも高い位置からレイヤーを入れること。
顔の高い位置にボリュームを持たせることで、視線を上に誘導できるため、バランスが取れますよ◎
ハイレイヤーカタログ1:ショート
立体感が出るハイレイヤーと、すっきりしたショートヘアは相性抜群! ショートヘアならではのコンパクトなシルエットをより美しく印象づけられます。 ハイレイヤーを入れることで髪全体に躍動感が生まれ、軽やかでふんわりとした仕上がりに。 髪がぺたんこに潰れやすい髪質が気になる方、ボリュームダウンが気になる大人女性など、幅広い年代の方が取り入れやすいスタイルです。
- ハイレイヤー×ハンサムショートで大人のかっこよさを
- 顔周りに動きの出るハイレイヤーを入れた、小顔効果抜群のハンサムショート。 耳が出るようにサイドをすっきりさせることで、首筋がきれいに見せられます。 透け感のあるうざバングが良アクセントの大人っぽいスタイルです。
- 立体感が可愛いパーマショートボブ
- ハイレイヤーでトップにボリュームを出したパーマショートボブ。 前髪やサイドは重めに残しつつ、動きをつけることで絶妙なバランス感を演出。 透明感のある明るめカーキグレージュで染めれば、立体感とランダムな毛流れがより映えますよ。
ハイレイヤーカタログ2:ミディアム
ハイレイヤーをミディアムヘアに取り入れると、トレンド感のあるスタイルに仕上がります。 ひし形ミディアムやくびれミディアムなどのトレンド感のあるスタイルも多いため、手軽にイメチェンしやすいレングスといえるでしょう。 顔周りレイヤーでボリュームを出すことで美シルエットに。 フェイスラインをカバーすれば、小顔効果も得られる万能スタイルです◎
- 無造作感が可愛いひし形レイヤーミディ
- 顔周りから首周りにかけてレイヤーをまんべんなく入れ、ランダムな動きを出したボブミディ。 サイドに適度なボリュームを出すことで、ひし形シルエットを形成。 サイドバングが長めのシースルーバング合わせるとさらに小顔に見せられますよ◎
- ワンカールでキマるふわっとミディアム
- 顔周りにと毛先にレイヤーをたっぷり入れ、全体にふんわりと仕上げたミディアムスタイル。 ブラウン系の持つ柔らかさと、ざっくりとした毛流れの上品さがマッチ◎ スタイリングがワンカールでキマるのも嬉しいポイントです。
ハイレイヤーカタログ3:ロング
ロングヘアにハイレイヤーを組み合わせると、全体的にボリューム感が出てより立体感のあるシルエットに。 レイヤーを入れられる範囲が最も広いレングスのため、ハイレイヤーを入れる位置によって、印象が大きく変化するのが特徴です。 トップに近い位置でレイヤーを入れれば華やかさがアップし、毛先に近い位置だと落ち着いた雰囲気になります。 例えば、顔周りと毛先の中心にレイヤーを入れれば、2か所にボリューム感が生まれるので、首元が自然とくびれた美しいシルエットを楽しめますよ。
- レッドカラーが映える甘めレイヤーロング
- 毛先を中心にゆるっと巻き上げた、甘めのロングスタイル。 トップから入れたレイヤーが、ふんわりボリューム感を演出。 レッド系の明るめのトーンを入れることで、可愛くなりすぎないように引き締めてくれます。
- ワンカールで魅せる韓国風ロングヘア
- フェイスラインに沿って、レイヤーをたっぷり入れた軽やかロングスタイル。 くすみカラーと透け感のある前髪をチョイスすることで絶妙なバランスに◎ 毛先にワンカール入れれば、大人の魅力を引き立てる品のあるスタイルに仕上がりますよ。
- 暗髪が映えるざくざくレイヤーロング
- ダークトーンのツヤ感を活かしたハイレイヤーロング。 顔周りにざくざくとしたレイヤーを入れることで、シンプルなストレートヘアにアクセントが加わります。 顔周りを中心にレイヤーが入っているので、髪が広がりやすい方でも挑戦しやすいスタイルです。
ハイレイヤーカタログ4:前髪あり
前髪ありのスタイルにハイレイヤーを加えれば、柔らかく可愛らしい雰囲気に。 前髪でおでこを隠すことで、目力アップや小顔見せ効果が期待できます◎ 他にも前髪の組み合わせ方で印象が大きく変わるのもポイント。 例えばシースルーバングやフェザーバングと組み合わせれば、ふんわり感が可愛いエアリーなスタイルに。 前髪を重めに残すと、落ち着いた大人っぽさを演出したりと、バリエーションも豊富です。
- オン眉ウルフレイヤーでゆる可愛く
- 毛先をランダムに遊ばせ束感を楽しむミディアムウルフ。 オン眉バングを合わせることで、表情を明るく見せ、キュートさをプラス。 ヘアカラーはアッシュベージュをチョイスし、まろやかな質感に仕上げています。
- シースルーバング×ワンホンレイヤーでふわふわに
- ざくざく入れたハイレイヤーと透明感の出るシースルーバングのエアリーさがマッチしたワンホンレイヤー。 毛先の細かい束感が、柔らかい質感と立体感をナチュラルに表現。 ヘアカラーは赤みを抑えたブラウングレージュで、ツヤ感たっぷりに仕上げています。
- ハイレイヤーで魅せる愛されヘア
- セミロングヘアの魅力をワンランク上げる、ハイレイヤー×グレージュカラーの組み合わせ。 サイドから顔周りまでレイヤーをしっかり入れることで、自然な毛流れを楽しめます。 大人の魅力をぐっと引き上げるムードあるスタイルに仕上がりますよ。
ハイレイヤーカタログ5:前髪なし
前髪なしのハイレイヤースタイルは、クールで知的な印象を与え大人っぽさがより引き立つ髪型に仕上がります。 おでこを出すことで顔周りを明るく見せられるので、ダークトーンのカラーとの相性もぴったり◎ サイドに動きをつければ、華やかで洗練された大人の雰囲気を演出できるのも大きな魅力です。 シルエットが立体的になるので、360度どこから見ても楽しめるスタイルです。
- レッド系カラーが映えるハイレイヤーウルフ
- トップの高さから短めにレイヤーを入れ、メリハリをつけたミディアムウルフ。 顔周りをパッと明るく見せるアップバングとレッドブラウンとの組み合わせは相性抜群◎ 色落ち後はツヤのあるブラウンカラーが楽しめます。
- ハイレイヤー×くすみカラーでクールに
- 顔周りから毛先に沿ってレイヤーを入れ、シャープに仕上げたセミロングヘアです。 前髪はサイドの髪に繋がるように顎ラインでカット。 くすみがかったダークカラーがクールな雰囲気を演出しています。
- ワンカールでキマる愛されロングレイヤー
- レイヤーをたっぷり入れ、毛先をワンカールで巻いたスタイル。 暗めのトーンでも毛先と顔まわりに動きが加わることで、重く見えすぎません。 動きのある毛先にふわっとしたサイドバングを組み合わせれば、こなれ感たっぷりの愛されヘアの完成です。
ハイレイヤーの簡単スタイリング方法
でも「スタイリングが難しそう」「自分にできるの?」と不安に思う方もいるのでは?
実はハイレイヤーのスタイリングはとても簡単!
毛先をワンカール巻くだけでスタイリングがキマるんです。
具体的なスタイリング方法は以下の通り。
手順①:レイヤーを入れた表面の短い髪を留める
手順②:隠れていた長い部分の髪をワンカール巻く
手順③:留めていた表面の髪を下ろしてワンカール巻く
手順④:顔周りは自分の好みで巻けばOK
手順⑤:スタイリング剤を適量付ければ完成
スタイリング剤は、ツヤのあるウェット感を出したいならヘアオイル、程よい束感を出すならバームがおすすめ。
上からスタイリング剤をつけてしまうとレイヤー本来の軽さが出にくくなるため、下からふんわりと持ち上げるように適量を馴染ませましょう。
巻いた束感のままつけてしまうと髪が固まるので、カール部分をしっかりとほぐしてからつけるのがポイントです。
ハイレイヤーを入れた後のメンテナンスは?
メリットが多いハイレイヤーですが、2つのデメリットを理解した上で取り入れることが大切です。
1つ目は、ハイレイヤーカットを入れることで、髪が広がりやすくなること。
レイヤーを入れると髪1本が1本離れてしまうため、髪がまとまりにくくなってしまいます。
2つ目は、レイヤーを入れた毛先がダメージを受けやすくなってしまうことです。
厚みのある髪に段をつけると、毛先が薄いデリケートな状態になります。
デリケートな髪は、ドライヤーやアイロンによる熱や髪同士のこすれによる摩擦や乾燥によってダメージを受けやすくなっています。
カットしたまま放置してしまうと、髪を傷める原因に。
髪への負担を減らすためにも、ハイレイヤーを入れた後は自宅でのケアが重要です。
シャンプーは洗浄成分がマイルドで保湿成分が入っているものが◎
軽く泡立ててから指の腹で頭皮をマッサージするように髪を洗うのがポイントです。
優しく洗うことで、髪同士の摩擦を減らすことができますよ。
髪を乾かす際は、摩擦を減らすため髪を挟みこむように優しくタオルドライをしましょう。
その後、ヘアオイルもしくは洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)を適量馴染ませて補修と保護をします。
ドライヤーを当てるときは、髪を傷めないように遠めからたっぷりの風量で、短時間で乾かしてくださいね。
特に髪の広がりやダメージが気になる方は、プロのトリートメントケアを受けるのがおすすめです。
サロントリートメントには髪の内部のダメージに栄養を届け、補修する効果があり、ホームケアでは行き届かない部分までケアすることができます。
トリートメントの持続時間は2週間~1ケ月程度と効果も長め。
サロンで定期的にトリートメントをするなら1ケ月〜2ヶ月が目安です。
また、ハイレイヤーは髪が伸びてくると、顔周りの形が崩れやすくなります。
2~3ヶ月程度を目安にカットしてもらうことで、常にきれいなシルエットを保つことができますよ。
ケアをしっかり行い、お気に入りのハイレイヤースタイルを長く楽しんでくださいね♡