ダウンパーマとは?

ダウンパーマとは、浮きぐせのある箇所のボリュームを抑えるパーマのこと。
韓国が発祥であり、男性アイドルや俳優が取り入れていることからここ数年で徐々に広まり、日本でも注目されるようになりました。

ダウンパーマの大きな特徴は根本を中心にパーマ液を塗布し、熱を加えずブローのみで仕上げること。
かける部位は人によって異なり、襟足、もみあげまたはサイド全体、ハチ周り、ツーブロック部分など様々です。

ダウンパーマとストレートパーマとの違いは?

浮きぐせのある箇所にパーマ液を塗布してボリュームを抑えるダウンパーマ。 この施術方法に似ているのがストレートパーマです。

ダウンパーマとストレートパーマの大きな違いはかける範囲。
根本を避け、髪全体に薬剤を塗布するストレートパーマに対し、ダウンパーマは根本を中心に部分的に薬剤を塗布します。
ゆえに髪の癖を伸ばしつつ全体的なボリュームを抑えたい方はストレートパーマがおすすめ。
一方、部分的にボリュームを抑え、生えぐせに対してアプローチしたい方はダウンパーマが適しています。

ダウンパーマはなにが悩みのひと向け?

ダウンパーマは先述の通り、部分的に薬剤を塗布してボリュームを抑えるパーマのこと。
そのため部分的な浮きぐせに悩む方に向いています。

また後頭部の絶壁に悩む方にもダウンパーマが◎
襟足のボリュームを抑え、相対的に後頭部にボリュームが出ることで絶壁をカバーできます。

ダウンパーマはどんなひとに不向き?

ダウンパーマはあくまでもパーマの一種であるため、髪へのダメージは避けがたいもの。
ゆえにブリーチやパーマを繰り返したハイダメージ毛の方は、さらにダメージを与えることになるため不向きと言えます。

また根本を中心に薬剤を塗布するため、頭皮が弱い方も要注意。
カウセリングの際に必ずその旨を美容師さんに伝えましょう。

ダウンパーマに必要な長さは?

ダウンパーマは、刈り上げのうっすら地肌が透ける程の長さでもかけることができます。
しかしあまりにも短いと、パーマの効果が出にくいなんてことも。
そのため最低でも2cm〜3cm程長さがあると良いでしょう。

ダウンパーマは一度かけたらどれくらい持つ?

ダウンパーマは、約1ヶ月〜1.5ヶ月程度持続すると言われています。
一般的なパーマと比べるとその持ち期間は短め。
これは根本を中心に行う施術のであり、髪が伸びると効果が薄れたように感じためです。

とは言え、持ち期間は髪質や骨格によって大きく異なります。
綺麗なスタイルをキープするためには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

ダウンパーマに必要な時間と料金は?

ダウンパーマの料金はサロンやかける範囲によって異なりますが、2,500円〜10,000円が相場となっています。

また施術時間も料金と同様にかける範囲によって変動しますが、1時間を目安に考えておくと良いでしょう。

参考にしたいダウンパーマ活用ヘアサンプル

ダウンパーマの特徴を押さえたら、次は実際にカタログを見ていきましょう。 ここからはダウンパーマに挑戦する際に参考となるヘアサンプル6選を紹介していきます。

重めバングでモードな雰囲気に
襟足ともみあげにダウンパーマを施したスタイル。 相対的に後頭部にボリュームが生まれ、メリハリのある綺麗なシルエットが叶います。 前髪は重めバングを合わせてモードな雰囲気に。
コンパクトなシースルーマッシュ
シースルーマッシュにダウンパーマを合わせて、余計なボリュームを抑えたスタイル。 根本を潰しすぎないことで、マッシュ特有の丸みはそのままにコンパクトなシルエットに。 嬉しい小顔効果も期待できます。
センターパートで清潔感アップ
より韓国風に仕上げるならセンターパートを合わせるのがおすすめ。 額が見えることで清潔感もアップします。 顔に影が落ちないことで、表情も明るく見えるように。
メリハリあるシルエットが◎
マッシュウルフにダウンパーマを合わせたスタイル。 襟足を中心にかけることで、横から見た時に美しいメリハリのあるシルエットになります。 スタイリングはシンプルに仕上げて、シルエットそのものを楽しむのがおすすめ。
カルマパーマでより韓国風の仕上がりに
顔まわりは前下がりにカットして、全体的にレイヤーを施したスタイル。 前髪にはカルマパーマを、襟足やハチ周りにはダウンパーマを施して今っぽい韓国風の仕上がりに。 パーマでベースが完成しているため、スタイリングの手間を省くことができます。
メッシュを合わせて軽快な印象に
サイドから襟足にかけてダウンパーマを施したスタイルにメッシュをプラス。 ハイライト効果により毛流れが強調され、ぐっと軽快な印象になります。

ダウンパーマとヘアカラーは同時にオーダー可能?

ダウンパーマはヘアカラーと同時にオーダーすることが可能です。
上のカタログはブリーチを1回行った後にカラーリングをしています。

しかし枝毛や切れ毛がひどく髪がゴムのように伸びてしまうハイダメージ毛の方は、同時のオーダーを断られてしまう可能性も。
必ず美容師さんと目指すスタイルのすり合わせを行い、理想の仕上がりに近づくようにしましょう。

目新しさもありながら、デザイン面でも機能面でも優秀なダウンパーマ。
そんなダウンパーマにあなたも是非チャレンジしてみてください。