50代に似合うレイヤーボブってどんな髪型?

まずは、50代に似合うレイヤーボブのポイントを見ていきましょう。
主なポイントは以下の3つです。

・形

・長さ

・印象

1つ目のポイントは形にこだわること。
顔周りにひし形をつくると、輪郭をすっきりと見せてくれます。
また、ひし形シルエットは優雅な雰囲気を演出でき、50代の魅力をより引き出してくれるでしょう。

さらに、顔の形に合わせてカットを変えるのもおすすめです。
理想的な卵型に近づくよう、縦・横のラインを取り入れてみてください。
例えば、面長さんは前髪ありで横のラインをプラス、丸顔さんは前髪なしで縦ラインを強調するのが効果的です。
2つ目のポイントは髪の長さ。
50代はショートレングスで、活動的かつおしゃれなスタイルに仕上げましょう。
ショートヘアはボリューム感が出やすいため、ハリ・コシがなくなりやすい50代の髪悩みをカバーしてくれます。

「いきなり髪を短くするのは抵抗がある」と感じる方は、ロングボブ(ロブ)にするのも一案です。
ロングボブは毛先が肩あたりに収まるボブを指します。
髪の長さを十分に残せるため、レイヤーボブ初心者さんでも挑戦しやすいですよ!
レイヤーカットをしっかり入れて髪に動きを出すと、軽やかな垢抜けヘアが完成します。
3つ目のポイントは、なりたい印象に合う髪型にすること。
形や長さも大切ですが、なりたい印象に合う髪型を選ぶことで、自分をもっと好きになれるはずです。
「50代だから落ち着いた雰囲気にしないと……」と年齢に囚われすぎず、自分の好きな雰囲気の髪型に挑戦してみましょう

可愛く仕上げるなら、曲線の要素を多めに取り入れるのがコツです。
パーマをかけたり、ハイレイヤーにしたりすると、ふんわり感が出やすくなります。
ハイレイヤーは頭の高い位置から入れるレイヤーカットのこと。
ボリュームが出やすく可愛らしい形に仕上がります。

かっこよく仕上げるなら、直線的な要素を意識しましょう。
前髪なしのスタイルは、挑戦しやすいのでおすすめです。
毛先に少しレイヤーカットを入れるローレイヤーも、落ち着いた雰囲気にまとまります。

どんな髪型からだとレイヤーボブにしやすい?

レイヤーボブは、ロングヘアはもちろん毛先が切り揃えられた髪型だと挑戦しやすいです。
髪の長さがあると、レイヤーカットの特徴である段を作りやすくなります。

すでにレイヤーカットが入った髪型だと、現状よりさらに髪を短くしないと新たなレイヤーカットを入れにくくなるので注意しましょう。
レイヤーボブに挑戦したい場合は、どのくらいまでカットする必要があるのか、美容師さんと相談するのも大切です。

レイヤーボブは50代に似合う。その理由は?

前提として、大人向けの髪型はショートがおすすめ
中でも、ひし形ショートや前下がりボブなど、重心が高めのヘアスタイルが支持されています。

ショートはふんわりと仕上がり、髪のボリュームダウンを自然とカバーしてくれるスタイル。
加えて重心が高めにあると、大人向けヘアの必須条件であるトップのボリューム感をもたらしてくれます。
フェイスラインの引き締め効果も期待でき、若々しい印象を与えられるでしょう。
髪の表面にレイヤーを加えたボブは、大人に似合う髪型の条件をばっちり満たしています。
丸みによるボリューム感だけでなく、すっきりした襟足で重心が高く見えます
そのためレイヤーボブは、年齢を素敵に重ねた50代に適した髪型と言えるんです。

50代ではじめてレイヤーボブに挑戦。注意すべきことは?

レイヤーボブに挑戦する際は、レイヤーの入れすぎに注意しましょう。
毛先や髪の表面が薄くなりすぎてしまい、パサつきが目立ちやすくなります。

特にヘアアイロンを頻繁に使う方は、毛先のダメージが気になるかもしれません。
トリートメントやスタイリング剤でこまめに保湿し、髪へのダメージを軽減しましょう。

またレイヤーカットは骨格や髪質に合わせて、入れ方を変えることも大切です。
美容師さんにフェイスラインや髪の悩みを相談しながら、自分に合うスタイルを探してみてくださいね。

レイヤーボブのスタイリング方法は?

スタイリング剤はオイルやバームを使うのがおすすめです。
艶が出やすく、まとまりも良くなるため髪を美しく見せてくれます。
ナチュラルな仕上がりにしたい方はオイル、髪のパサつきが気になる方はバームを選びましょう。

レイヤーボブはスタイリングしやすく、ドライヤーとスタイリング剤だけで仕上がります
まずドライヤーで髪を乾かし、癖を取りつつシルエットを整えます。
前髪・後頭部などブロック分けして乾かすのがコツです。

次にスタイリング剤を髪の中間~毛先になじませ、毛束に動きを出しましょう。
手のひらに残ったスタイリング剤で、前髪をつまむようにセットすれば完成です。

オーダーの参考に。50代向けレイヤーボブ10選

ここまで、50代に似合うレイヤーボブのポイントや注意点、スタイリング方法を解説しました。
以下では、レイヤーボブのヘアカタログをご紹介します。

ぜひ気になる髪型を見つけて、サロンでのオーダーにお役立てください。
ボブウルフ×ハイライトで立体感を際立てて
ウルフカットを入れたボブに、ハイライトを加えた毛流れが美しいスタイルです。 ボブウルフは顔周りや襟足にレイヤーカットを施し、髪の上部を丸く、襟足にくびれと軽さを出すのが特徴。 メリハリのあるシルエットで、頭の形をきれいに見せてくれますよ!
丸みが大人可愛いグラデーションボブ
ふんわりと少し重めに仕上げたグラデーションボブに、髪色はネイビーアッシュを合わせています。 グラデーションカットはレイヤーよりも細かな段をつけ、自然な丸みをつけるカット技法です。 段も目立ちにくいため、レイヤーボブ初心者さんでも挑戦しやすいでしょう。
サイド寄せが素敵なエレガントスタイル
定番の前下がりボブに、グラデーションカットを施した美バランスボブです。 髪を片側に寄せることで、ふんわり感を出しつつ気品が漂う大人の雰囲気を引き出しています。 手軽に完成するスタイルで、急なお出かけにも大活躍するはずです。
グレイショートボブで50代のおしゃれを楽しんで
ショートボブにグラデーションとレイヤーを入れて、浮遊感と動きを出しています。 白髪は隠すだけでなく活かすことで、年齢を重ねたからこそのおしゃれを楽しめますよ! ブラシを使わずにブローしても形が決まるため、スタイリングも簡単です。
ふんわりボブ×繊細カラーでおしゃれに
ボブを基調にレイヤーを入れて、ひし形シルエットに仕上げています。 髪色は、柔らかさと透明感が魅力のグレージュとベージュのハイライトを入れ、デザイン性の高いスタイルに。 白髪を活かしつつ自然にカバーしてくれるので、白髪が気になりはじめた方におすすめです。
上品で可愛い外ハネウルフボブ
流し前髪で品の良さを出しつつ、外ハネで可愛さもプラスしたウルフボブです。 顔周りにひし形を作ることで、シンプルですがおしゃれに見せてくれます。 スタイリングも簡単で、髪を根元からしっかり乾かし、バームを揉み込むだけでOKです◎
レイヤー×ひし形で小顔見せを叶えて
シンプルなボブですが、レイヤーカットとひし形シルエットで小顔効果が期待できます。 カラーはアッシュベージュで赤みを抑え、髪を美しく見せています。 顔周りに長さを残しているので、ショートヘアに抵抗がある方でも挑戦しやすいですよ!
計算されたレイヤーで若見えを叶えるミディアムボブ
レイヤーを髪全体にしっかり入れ、ボリューム感とくびれを作った若見えボブです。 メリハリのあるシルエットは、輪郭をキュッと引き締まった印象に。 ヘアアイロンで毛先を外ハネに、トップと前髪は内巻きにすると、より美しく仕上がります。
低めレイヤーで軽やか&大人な雰囲気に仕上げて
鎖骨ラインのボブを基調に、レイヤーを低めに入れています。 低めのレイヤーは毛先に軽やかな動きを出し、ハイライトで立体感をさらに強調。 センターパートの前髪は、根元をしっかり立ち上げて若々しさを演出しましょう。
ゆったりしたカールで大人の余裕が漂うボブ
グラデーションカットを自然に入れた、大人のボブスタイルです。 繊細に作られた段の動きを強調するように、ヘアアイロンで巻くと素敵に仕上がります。 髪全体を巻くのではなく、毛先を中心に動きを出してナチュラル&おしゃれにまとめましょう。

レイヤーボブの次はどんな髪型がいいの?

レイヤーボブをさらにカットするなら、ショートヘアがおすすめです。
レイヤーカットで表面の髪を短くするため、その長さに合わせてショートヘアに挑戦しやすくなるんです!
ショートヘアにする際は、後頭部に丸みを出すのを忘れずに。
頭の形がきれいに見え、小顔効果が期待できるだけでなく、品よく若々しく仕上がります。
さらにショートヘアから短くして、ベリーショートにするのも一案
耳を出すことで、首が細長く見え、顔の輪郭をシャープに見せてくれます。
セットなしでもおしゃれに決まるため、家事や仕事で忙しい方にもぴったりです。
伸ばしたい場合は、パーマでイメチェンして髪を切らずに新たなスタイルを楽しみましょう。
髪全体にボリューム感や動きが出て、軽やかで明るい印象に仕上がります。
パーマをかける際は、自然な毛流れを生むようにするのがコツです。
強すぎるパーマはチリチリしてしまい、古臭い印象になってしまいます。
ヘアアレンジを楽しむのもおすすめの選択肢です。
伸ばしかけで煩わしく感じてしまう髪を、すっきりまとめておしゃれに見せてくれます。
短めのレイヤーボブの場合は、ハーフアップがおすすめ。
髪の長さが十分でなくてもまとめやすく、バレッタやヘアピンをつけるだけで、洗練された仕上がりになります。

長めのレイヤーボブの場合は、ポニーテールアレンジが活躍します。
高すぎず低すぎない、耳の高さで結ぶのが上品に仕上げるコツ。
くるりんぱやねじり編みなど、簡単なアレンジを加えると手の込んだスタイルが完成します。

50代こそレイヤーボブに。可愛らしさを忘れずおしゃれを楽しもう

レイヤーボブは50代こそ挑戦していただきたいスタイル。 形・長さ・なりたい印象に合わせて髪型を決めると、気品と可愛らしさを兼ね備えた大人ヘアが完成します。 今回ご紹介したヘアカタログを参考にしながら、気になる髪型を見つけてくださいね。 加えて、レイヤーカットは骨格や髪質に合わせて入れ方を変えることも大切です。 美容師さんにお悩みを相談しながら、自分に似合うレイヤーボブに出会いましょう。