ダブルカラーの正しい意味とは

ヘアカラーメニューを見ていると、ダブルカラーという言葉をよく目にしますよね。
普段しているカラーと何が違うのか、気になったことはありませんか?

ダブルカラーとは、その名のとおり2段階で行うカラーリングのこと。
一般的には、最初にブリーチ剤で髪色を明るくして、そのあとにカラー剤で色味を入れるメニューを指します。
この工程から、ブリーチオンカラーと呼ばれることもあります

ポイントは、薬剤をのせて洗い流す工程が2回あること
通常のヘアカラー(シングルカラー)は、カラー剤を1回のせて洗い流すシンプルな工程です。

ダブルカラーと他カラーメニューの仕上がりを比較

カラーメニューは、施術の工程数によって仕上がりが大きく変化します。
ここでは、ミルクティーベージュを例に、以下の3メニューの仕上がりを比較。

・ダブルカラー
・シングルカラー
・ブリーチ2回+カラー


髪質やサロンによって表現できる色に差はありますが、
メニューごとの仕上がりの違いをつかむイメージとして押さえておきましょう。

ダブルカラー(ブリーチ+カラー)の仕上がりの特徴

ダブルカラーの大きな特徴は、明るさ・透明感をしっかり出しやすいことです。
最初にブリーチで髪の色素を抜いてからカラーを重ねるので、発色がクリアになります。

明るさはシングルカラーよりも高め
ミルクティーベージュのような淡い色のやわらかさも表現しやすいです。

透明感も高めですが、3つのメニューの中ではバランスの良い仕上がり
抜け感やくすみ感も出しつつ、派手になりすぎません。

色の再現度も良好で、複雑なニュアンスも楽しめます。

通常のヘアカラーでは発色に物足りなさを感じている人は、ダブルカラーが選択肢になります。

シングルカラーの仕上がりの特徴

シングルカラーは、地毛風の自然な明るさと色合いが特徴です。

明るさはダブルカラーよりは控えめで、暗め~中くらいが目安。
地毛の色を活かしながら、トーンアップや色味の変化を楽しむイメージです。

透明感は、光が当たるとやわらかさを感じるくらいになります。
選ぶ色や元の髪色にも左右されますが、ダブルカラーほどの抜け感は出にくいことも。

その分、色の再現度は安定しやすく、ムラなく仕上がります

ダメージを抑えたい人やナチュラルさを重視したい人は、ワンカラーがおすすめです。

ブリーチ2回+カラー(トリプルカラー)の仕上がりの特徴

トリプルカラーは、ブリーチを2回行ったあとにカラーを入れる方法

3つのメニューの中で、もっとも明るさを出しやすいのが特徴です。
上のスタイル画像のように、ペールカラーに近い色合いも狙えます。

透明感も強く、ホワイトやグレー、ブルー系の発色よく仕上がります。

一方で、色の再現度はやや不安定
ブリーチを重ねる分、髪の状態によってムラが出たり、色落ちしやすかったりします。
理想の仕上がりのためには、美容師さんの高い技術力と丁寧なホームケアが欠かせません。

非日常なおしゃれを楽しみたい人や、周りと差がつくスタイルにしたい人向けのメニューです。

ダブルカラーはブリーチなしではできない?ブリーチなしダブルカラーとは

実は、ブリーチなしで2回染める、ブリーチなしのダブルカラーも可能
ただし、一般的なダブルカラーとは別物です。

ブリーチなしのダブルカラーは、1回目のカラー剤で髪を明るくして、2回目のカラー剤で色を入れていく方法
ブリーチを使わないため、髪への負担を抑えられます

一方で、明るさや透明感には限界があります
ブリーチで色素をしっかり抜くわけではないため、淡い色や繊細なくすみ感を出すのは難しい場合も。
選べる色の幅は、どうしてもブリーチありのダブルカラーより狭くなります。

ブリーチなしダブルカラーの細かなポイントは、関連記事で詳しく解説しています。
「どこまで明るくできるのか」「どんな色が向いているのか」などが気になる人は、あわせてチェックしてみてくださいね。

▼ブリーチなしのダブルカラーについて詳しくはこちら!

ダブルカラーのメリット

ここからは、ワンカラーと比べたときに感じやすいダブルカラーのメリットを3つ紹介。 仕上がりや色選びの視点から整理しました。

メリット1:髪色がクリアに発色する

ダブルカラーの大きな魅力は、カラー剤がしっかり発色することです。

ブリーチありの場合は明るいベースを作るので、ブルーやラベンダーのような発色しづらい寒色系も鮮やかに再現できます

ブリーチなしのダブルカラーでも、1度明るめのカラーを重ねることで通常のワンカラーより高発色な仕上がりに。
仕上がりはブリーチありほど明るくはなりませんが、地毛の影響を受けにくく、理想に近い色味を楽しめます。

ヘアカラーはよく画用紙に色を載せることに例えられます。
画用紙が黒ければそこに色を載せても思ったように発色しなかったり、変化が出なかったりしますよね。
一方、白い画用紙なら思った通りの色を載せることができます。

ダブルカラーも、明るいベースを作ることで理想の色が入るようになるのです。

メリット2:ハイトーンカラーが再現しやすい

ダブルカラーは一度ブリーチをすることで、理想の明るさを表現しやすくなります。
ブリーチをすることで土台のトーンが一気に上がり、地毛の色が暗い人でも、ハイトーンカラーを実現しやすくなるんです!

そのため、シルバーやミルクティーベージュのような透明感あふれるカラーも再現可能です。
発色の鮮やかさに加え、明るさの幅が広がることでデザインの選択肢がぐっと増えます。

メリット3:カラーを選ぶ幅が広がる

ダブルカラーは、表現できる色やデザインの幅が広いのが魅力です。

発色が良く、ハイトーンも叶いやすいので、ブリーチなしでは発色しづらいアッシュ系や原色系も美しく仕上がります

さらに、複数色を組み合わせたグラデーションやインナーカラーなど、デザイン性の高いカラーも取り入れやすくなります。
自分らしい髪色を楽しみたい人におすすめです。

ダブルカラーのデメリットと対策

ダブルカラーには、仕上がりの魅力がある一方で、気をつけたい点もあります。 ここでは、施術前に知っておきたいデメリットと対策を見ていきましょう。

デメリット1:髪や頭皮を傷めるリスクが高い

理想の色味を再現しやすいところが魅力のダブルカラーですが、ブリーチで髪や頭皮が傷んでしまうといったデメリットも。

画像のような高発色の髪色を手に入れることはできますが、ブリーチをすることで髪に負担がかかり、傷みにつながってしまうのです。

また、人によっては薬剤が皮膚にしみてしまい、頭皮のダメージにつながってしまう人も。
ブリーチ剤がしみてしまう人はヘアカラー剤もしみやすいので、染めてもらう前に美容師さんにきちんと伝えましょう。
なるべくダメージを抑えるには、オーダー時と施術後に気をつけるポイントがあります。

オーダーするときは、ケアブリーチを選ぶのが◎
ケアブリーチはブリーチ剤の中に髪をケアする成分が入っているため、ダメージを軽減しながら、サラツヤな髪に仕上げられます。

施術後は、低刺激なシャンプーやトリートメントを使って、髪をやさしくケアしましょう。
とくに、洗い流さないトリートメントは乾燥や熱から髪を守ってくれます。

ドライヤーやヘアアイロンを使うときは、温度を上げすぎないようにしてくださいね。

デメリット2:へアカラーの色落ちが早い

ダブルカラーは、少なからず髪にダメージが加わるメニュー。
ブリーチによって開いたキューティクルは元に戻らないため、開いた隙間に色がたっぷり入る分、色が抜けやすくもあるのです。

色を長く持たせるために、色落ちを計算してカラーを強めに入れてもらったり、カラー後の毎日のヘアケアを入念にしたりするのがおすすめです。

ダブルカラーでできるカラーサンプル:暖色編

ダブルカラーへの不安が消えて興味が湧いてきたら、後はやってみたいカラーを見つけるだけ!
ここからはダブルカラーでできる、おすすめヘアカラーカタログを暖色・寒色に分けて色味別にご紹介します。

まずは暖色から。
暖色系カラーは色味の暖かさから、明るい印象や活発な印象を与えてくれます。
顔周りを明るく見せたい方におすすめです。

ここでは

・ベージュ系
・ピンク系
・オレンジ系

の3種類に分けてご紹介していきます。

ベージュ系

肌馴染みの良いミルクティーベージュ
ちゅるんとした艶感あるカラーが魅力のミルクティーベージュ。 ブリーチなしのダブルカラーなので、やわらかな色味をしっかり出しつつ、肌によく馴染んでくれます。 ナチュラルな仕上がりで、初めてミルクティーカラーにする方におすすめです。
透明感あふれるホワイトミルクティーベージュ
透け感のあるハイトーンが魅力のホワイトミルクティーベージュ。 ブリーチで土台をしっかり明るくしてから色を重ねることで、やわらかく透明感のある仕上がりになります。 肌馴染みが良く、華やかさもあるため、上品さを演出したい人にぴったりです。
淡くなめらかなペールベージュ
「淡い」を意味するペールの色味を含むベージュカラー。 ダブルカラーにすることでしっかりと色味のあるペールベージュになります。 最初は濃く色を入れておくと色落ちまで楽しめるため、カラーを長く楽しみたい人におすすめです。

ピンク系

柔らかな血色感がキュートな丸みボブ
あごラインでカットした丸みのあるボブに、ピンクベージュを入れたスタイルです。 まろやかな色味なので、肌色を自然にトーンアップしてくれます。 ダブルカラーでも派手になりにくく、やさしく仕上がるのも魅力です♡
ピンクオレンジで作る今っぽロング
やわらかなピンクオレンジをダブルカラーで仕上げたロングヘアです。 根元から毛先にかけて明るさを変えることで、自然なグラデーションが生まれます。 ピンクの甘さとオレンジの温かみを組み合わせた、今っぽく華やかな印象のスタイルです。
ブリーチなしで楽しむナチュラルピンク
ピンクをしっかり感じられる色合いにしつつ、落ち着いた明るさにまとめたスタイル。 ブリーチなしのダブルカラーにすることで、ナチュラルさと発色のバランスが◎ 暖色系はツヤ感が出やすいので、髪をきれいに見せたい方にもおすすめです。

オレンジ系

オレンジでヘルシーに仕上げたショートウルフ
こちらは、襟足を少し長めに残したクールなショートウルフヘアです。 オレンジカラーを合わせて、ヘルシーな印象をプラスしています。 ニュアンスパーマをかければ、動きも出てこなれ感アップ!
ペールオレンジでお目立ちロング
シンプルなロングヘアも、ペールオレンジを重ねることで目立つヘアスタイルに。 再現するためにはしっかり髪色を明るくする必要があるので、今の髪の明るさによってはブリーチを2回する場合もあります! 美容師さんとも相談しつつ、ブリーチやケアについて決めていきましょう。
トレンド感のあるおしゃれを楽しめるオレンジブラウン
ゆるやかなロングウェーブに、ブリーチなしのダブルカラーで仕上げたオレンジブラウンを重ねています。 オレンジブラウンは、やわらかい発色で顔色を明るく見せてくれるカラー。 春夏は軽やかに、秋冬は温かみのある雰囲気を楽しめます。

ダブルカラーでできるカラーサンプル:寒色編

寒色系カラーは冷たさを感じさせる色味から、クールな印象や大人っぽい印象を与えてくれます。
クールなスタイルが好きな人、顔周りを引き締めて見せたい人におすすめです。

ここでは

・パープル・ラベンダー系
・ブルー系
・アッシュ系

の3種類に分けてご紹介していきます。

パープル・ラベンダー系

艶が魅力のネイビーパープル
艶感ある髪を演出する上で大活躍のネイビーとパープルを組み合わせたカラー。 落ち着いたトーンでありながら、色味も艶も文句なしの仕上がりです。
深みのあるダークパープル
葡萄のような濃く深みのある色味が特徴のパープル。 光が当たることで色味の変化が見えるカラーです。 派手になりすぎず、落ち着いた仕上がりなので、さりげなくおしゃれを取り入れたい人におすすめ。
儚げに仕上がるパープルカラー
ブリーチを重ねてつくる高発色のパープルカラー。 ダブルカラーならではの透明感とツヤ感があり、光に当たるとより輝いて見えます。 韓国風ヘアのやわらかい雰囲気にもマッチし、巻き髪でもストレートでも可愛く決まる万能スタイルです。

ブルー系

他と差がつくペールブルー
こちらは、ペールブルーにシルバーを合わせた繊細な色味が特徴的なカラー。 ハンサムなショートウルフで、より個性的に決めたスタイルです!
韓国風ネイビーブルーブラック×波巻きスタイル
ロングヘアに波巻きを合わせ、ダブルカラーで仕上げたネイビーブルーブラック。 深みのあるブルーが光に透けると透明感を引き出し、ブラックならではの落ち着きも感じられます。 韓国風の洗練された雰囲気を楽しみたい人にぴったりのカラーです。
目を引く艶のブルーブラック
ブリーチなしのダブルカラーで作るブルーブラック。 普通の黒髪のように見えるのに、目を引くほどの艶を出せるのがブルーブラックの魅力です。 仕事や学校で明るい髪色を楽しめない人でも、さりげないおしゃれを楽しめます。

アッシュ系

グレーアッシュで深みも透明感も手に入れて
同系色の二つで染めたカラー、グレーアッシュ。 ダブルカラーで染めることで色がたっぷりと入ります。 深みも透明感も手に入る欲張りカラーです。
絶妙な色味を楽しめるアッシュグレージュ
ブリーチありのダブルカラーで作った柔らかなアッシュグレージュは、巻き髪で楽しむのがおすすめ。 光に当たることで出る透明感と、絶妙な色味の差を楽しむことができます。
ブリーチなしでもナチュラルな透明感
アッシュ系カラーは、ブリーチなしのダブルカラーでも透明感を出すことができます。 暗めカラーのためくすみや透明感もナチュラルなことが魅力です。 レイヤーを入れて軽く仕上げるのがおすすめ。

オーダー前におさえたい、ダブルカラーに関するQ&A

はじめてのヘアメニューをオーダーする際は、何かと疑問が出てきますよね。 そこでここでは、ダブルカラー初心者の方が抱きがちな疑問をQ&A形式でまとめました。

Q1:ダブルカラーにかかる料金や時間は?

A:サロンによるが、相場は10,000円~、時間も2時間~3時間かかる

ダブルカラーでは、ブリーチとヘアカラーの2段階のカラーリングを行います。
そのためシングルカラーより、お値段は高め
地域や髪の長さで料金は変動し、サロンによってもまちまちですが、おおよそ10,000円~17,000円程度が相場になっています。

また、ダブルカラーにかかる時間は2時間~3時間程度。
加えてカットやトリートメント、ブローの時間も考慮に入れる必要があります
なおサロンの混雑状況によっても、所要時間は変わってきます。

Q2:ダブルカラーはセルフでもできる?

A:できるがおすすめはできない、なるべくサロンでオーダーを

結論からいえば、市販のブリーチ剤を使って、セルフでブリーチすることは可能です。
ですが頭皮にブリーチ剤がついて、頭皮や髪を傷めてしまう可能性も。

またブリーチ剤をつけると、時間の経過とともに髪の色素が薄くなっていきます。
どのくらいの時間を置けばどれくらい色素が薄くなるのかは、髪質などによって個人差があり、その見極めは難しいものです。

ブリーチ剤の塗り方によっては、色素の抜け方にムラが出てしまう場合も。
失敗を防ぐためにも、最初からプロの美容師さんにお任せするのをおすすめします◎

Q3:黒髪や暗い髪からでも明るくできる?

A:地毛の黒髪は明るくしやすいが、カラー履歴や髪質によっては明るくしづらいことも

地毛の黒髪であれば、ダブルカラーで明るくできます。
ブリーチで髪の色素がすんなり抜けやすく、透明感のある仕上がりを狙いやすいんです。

黒染めや暗めカラーの履歴がある場合は、明るくなりにくいことも。
人工の色素が残っていると、1回のブリーチでは赤みやオレンジみが出る場合があります。
そのため、理想の明るさや色合いに届かないケースも考えられます。

また、髪が太い人や赤みが強い髪質の人も、明るくなりにくいタイプ
1回で明るくなりづらい場合は、ブリーチの回数を分けて進めるなど、段階的な施術になることもあります。

ただ、仕上がりには個人差が出やすいので、美容師さんとの相談が大切です。
カラー履歴や理想の色を伝えて、あなたに合ったプランを提案してもらいましょう。

ダブルカラーで、透明感あふれる髪色をゲットしよう!

透明感あふれる髪色に仕上がるダブルカラー。 シングルでは表現しづらい鮮やかなカラーにも挑戦でき、おしゃれの幅が広がります! 気になる髪の傷みのためには、セルフでなく美容院でプロに相談して、髪のダメージに配慮してもらうのがベスト◎ さっそくサロンにお出かけして、なりたい髪色に変身しちゃいましょう!