インタビュー
貴島明日香の髪事情。髪のこだわりからケアまでヘアに関するあれこれを本人に聞いてみた
きれいになりたい。そんな私たちが憧れる対象といえば、女優やタレント、モデルではないでしょうか。しかし、彼女たちは過去から今にいたるまで“何もせずに”きれいであり続けているわけではありません。そんな「きれいの背景」を、髪に焦点を当てて探る当企画。第＊回は、貴島明日香さんに登場いただきました。
教えてくれるのは…
1996年生まれ、兵庫県出身。学生時代モデル活動を開始し、ランウェイデビュー。その後2018年から約5年間、女性ファッション誌「non-no」（集英社）の専属モデルを務める。モデル業のかたわら、アナウンサーとしても活躍。2017年には日本テレビ系情報番組「ZIP!」のお天気キャスターを務め、2022年からはABEMAの公式アナウンサーに就任。また、公式YouTubeチャンネル「あすかさんち。」では、自身の趣味でもあるゲーム配信等を行っており、マルチに活躍している。
好きな自分でいるを軸に。貴島明日香の髪へのこだわり
モデルを軸に、アナウンサー、俳優と活躍の幅が広い貴島明日香さん。貴島さんといえば、洗練されたストレートロングヘアの姿が印象的です。そんな彼女にまずは、ヘアスタイルへのこだわりをインタビュー。すると、マルチに活躍する彼女らしいこだわりを語ってくれました。
モデル業でいろいろな髪型をするので、アレンジがしやすいように結構レイヤーを多めに入れてます。ただこういった収録だとストレートヘアにすることも多いので、レイヤーはいれつつ、ストレートでもキレイに見えるように美容師さんと相談して切ってますね。
今は前髪を薄くスタイリングしてもらってるんですけど、実はけっこう重めのパッツンで。それも美容師さんに「薄めにもできるように切ってほしい」と伝えて、どっちもできるような髪型にしてもらってます。
求められる姿はもちろん、その日の気分によってスタイリングを変えることもあるという貴島さん。 そんな貴島さんの髪遍歴について伺うと、意外にも長い間ベースのスタイルは変えていないそう。
そうですね、デビューしてから10年間基本的にロングヘアで前髪ありの髪型なんですけど。そのなかで、流行りや気分でちょっと広くしたり狭くしたりっていうのをコロコロ変えてやってましたね。
学生のときから前髪あって。一番好きな自分でいられるのが前髪があるときの自分なので。落ち着くんです前髪があると。
「でも、センター分けで流したりもやってみたいなって今考えているんですよ」と貴島さんはおちゃめに続けます。 モデル業という魅せる仕事である分スタイルチェンジはつきもの。それでもスタイルから彼女らしさが伺えるのは、“一番好きな自分でいる”という軸をぶらさず持っているからなのかもしれません。
髪の悩みに向き合うときは、当たり前を丁寧に
続いてご自身の髪質について伺うと「私の髪の毛はすごく硬いストレートヘアなんです」とこぼす貴島さん。私たちが憧れるストレートヘアも、彼女にとっては悩みの種。巻きが取れてしまう、こだわった前髪のスタイリングもきまらない……など気になる部分はつきません。 そこで貴島さんは、SNSで得た情報やヘアメイクさんに教えていただいたヘアケア方法を実践。髪を柔らかくするシャンプーやトリートメントに変えたり、ヘアオイルを毎日欠かさず塗ることで、悩みに向き合ってきたと語ります。
あとは当たり前のことかもしれないんですけど、ドライヤーをお風呂あがったらすぐするっていうのもけっこう大事で。
ロングヘアをかわかすのは時間がかかるのでは？と尋ねると「かかります。なのでYoutubeで動画見たりしながら、あんまり雑にやらないようにしてますね」と返答が。できることを当たり前のように丁寧にやっていく。そうすることで悩みを感じさせないあの美しい髪が作られているのだと、筆者は感じました。
聞いて、調べて、試す。実直なヘアケアテクニック
実は貴島さん、公式YouTubeなどでは自分でヘアメイクを行っているとのこと。「不器用だと思います！」と謙遜されていましたが、その髪からは確かなヘアケアの成果がうかがえます。
うれしいです。やっぱりお仕事などで毎日髪に熱を入れるので、枝毛とかはどう頑張っていてもできてしまうので……。そういった場合は、美容師さんにメンテナンスごとに切っていただいてます。自分では、ヘアオイルを毎日欠かさず塗ったり、仕上げのオイルとかもやっぱりキレイに見えるために使ったりしてますね。
たくさん持ってますね。質感としてはベタつき過ぎないものを選んでいて、あとは前髪のオイルと毛先のオイルでわけて使ってます。
特に前髪は、スプレータイプのオイルを使い、コームにつけてとかしながら使うのがこだわり。自分ではうまくできない前髪のスタイリングも、これならすごく簡単にできると貴島さんは続けます。
これもヘアメイクさんに教えていただいた技なんです。こんな不器用な私でも前髪けっこう褒めていただくこと多いので……色んなワザを盗んでます！
寝ているときの髪の毛の状態は毎日気にしてますね。寝るときに（髪を）きれいな状態にして寝るっていうのはすごく大事だなと思っていて。枕に頭を置いたときに、髪を自分で整えたり、寝る直前は横とか向かずに上を向いて寝るようにしたり。
意外と気づかないところかなと思うんですけど、髪を背中で踏むのもあんまりよくないので前に持ってきたりとか。枕カバーもシルクっぽいものだと髪の毛のダメージが少ないみたいなので、そういった情報をいろいろ試してますね。
長く足繁く通う美容室。だから、“空間”や“人”で選びたい
ヘアケアのお話でも伺った通り、美容室でのメンテナンスに余念がない貴島さん。普段は1か月に2回、信頼のおける美容師さんのサロンに足を運んでいるそう。貴島さんの美容室選びについて詳しく伺うと、長く通うからこそ大切な視点が見えてきました。
自分の好きなヘアスタイルにしてくれる美容師さんっていうのもそうなんですけど、空間も気にします。居心地の良さ。
美容室って1回行くと2時間とか、長ければ3時間くらいいたりするので。スタッフさんの人当たりのよさだったり、居心地のよさみたいなところも含め、総合的に見て選びますね。
髪色のメンテナンスは1か月に1回で、前髪は1か月に2回。合わせてトリートメントもオーダーする貴島さん。ヘアカラーのオーダーは、基本的に色の方向性を伝えるだけ。あとは美容師さんが透明感の出るカラーをブレンドして作っているそう。スタイル同様洗練された貴島さんの髪色は、美容師さんとの信頼あってなせる色といえそうです。
きれいは、ちょっとのチャレンジとマインドで変われる
ここまでのインタビューを通し、貴島さんの何事も実直に向き合う姿勢を感じた筆者。「自分磨きは断然自分のため」と話す彼女に、新しいアプローチを続ける原動力を伺うと、意外な答えが返ってきました。
もともと私、自己肯定感はあまり高くなくて。なので、新しいことを始めることが自分の自信につながっていくと思っているんです。
モデル業を軸にやっていてキャスター業だったり演技だったりとかMC業だったり、そういうものにチャレンジしていくことによって自分の自信となるものが増えていくというか、戦闘能力があがっていくというか。そういった意識で新しいことにチャレンジしていますね。
チャレンジしていく中でくじけそうなときもありますか？
めちゃくちゃあります！人はそれぞれ合う・合わないもあると思っていますし、挫折したこともたくさんあって。でも、それはそれで割り切るというか。「じゃあ、できることをまた新たに探してみよう」というマインドにシフトして、あんまり落ち込まずに自分を認めてあげるようにしてます。
最近ではピラティスをはじめ、インドアな自分でもこれなら向いている、と感じたんだとか。 「自分に自信が持てるように」美容に実直に向き合い、チャレンジを恐れない貴島さんの姿勢こそ、彼女が“きれい”を体現できている所以なのかもしれません。
最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。
私は美容ですごく人生が変わったと思っていて。高校生ぐらいで、初めて美容で自分を変えることができるんだって気づいたんです。そこからこの業界にはいって、さらに自分磨きをがんばるようになって、人生が変わったと思っています。
いまは足を踏み出せないでいたり、面倒くさいな、モチベーションが上がらないなと思っている方も、ちょっとした努力で自分の人生って変えられると思うので。楽しみながら一緒に美容をがんばっていきたいなと思っています。
貴島明日香さんの髪事情やバッグの中身はYouTubeでも公開中
当記事のインタビューや動画だけのコンテンツを公開中。ぜひチェックしてください！
