「光老化」って?
「光老化とは、年齡ではなく紫外線ダメージによる老化のこと。同じ年齡でも肌状態の若い人と老化が進んだ人が出てくるのは、紫外線によるダメージ度合いの差が大きいといわれます」(伊藤まゆ先生・以下同)
紫外線には、波長の長さによりUV-AとUV-Bの2種類が。
「UV-Aは波長が長く、表皮の奥や真皮層まで到達します。UV-Bに比べると弱いですが、長時間の蓄積により肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンをじわじわと破壊し、シワやたるみの原因に。UV-Bはエネルギーが強く、大量に浴びると肌細胞を傷つけたり赤みが出ることも。メラノサイトを活性化して肌色を褐色にする日焼けの原因で、その後代謝が滞るとシミにつながります」
習慣化したい、「光老化」予防
まずは紫外線をシャットアウトするのが、光老化対策のテッパン。さらに、食事や飲み物で内側からのケアを心がけて。
メソッド①家の中でも使用が基本!PA重視の日焼け止め
UV-Aを防ぐのはPA ++++ 、UV-B対策はSPF50+が最高数値。朝つけても汗などで落ちたら、きちんとつけ直しましょう。
メソッド②光老化の要因・活性酸素の悪影響を食べ物で抑える
紫外線を浴びている時から摂っておきたいのが、ビタミンCに代表されるビタミン類と、カロテノイドやポリフェノールなどの抗酸化成分。どちらも、紫外線を浴びると体内で発生する活性酸素の悪影響を防ぎます。特に日焼け中の対策は重要なので、カテキンが豊富な緑茶の活用を。アミノ酸は抗酸化成分の働きをサポートしつつ、肌の構成にも大切な成分。
「光老化」ダメージ回復の対策
海やフェスなど、この時季は急激な日焼けによる光老化の危険がいっぱい。適切なアフターケアで、ダメージを回復!
メソッド①日焼けした後はまずは徹底的に冷やす!
日焼けしたらなるべくその場でクールダウン。クーラーボックスや保冷剤で濡れタオルを冷やすと便利。帰宅後も熱いシャワーは避けて。その後、低刺激な化粧水とワセリンなどで保湿を。
メソッド②良質な睡眠をしっかり撮って肌のターンオーバーを促す
睡眠中は、体内で様々なリカバリーが行われます。紫外線の悪影響で細胞が傷ついている日焼け後は特に、きちんと眠って免疫力をキープ。新たな肌へのターンオーバーもスムーズに。
メソッド③ほてりが落ち着いた時期にはエステでスペシャルケア
肌の赤みがひいて落ち着く約1週間後から「与えるケア」に切り替えてOK。エステでプロに任せ、肌状態の立て直しを目指して。
- 抗酸化成分のビタミンC導入で肌サビ予防
- メラニン色素の活性化や肌の酸化を防ぐだけでなく、コラーゲン産生をサポートするビタミンC。日焼け後は特に必要なので、イオン導入でたっぷり肌の深部まで浸透させます。
詳しい内容は、HOT PEPPER、HOT PEPPER Beauty2018年8月号【2018年7月27日(金)発行号】にてご覧ください♪
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