声の仕事は、歌ともお芝居とも疲れるところが違うんです

アニメ声優初挑戦ということですが、事前に準備されたことはありますか?

何をすればいいのか全然わからなかったので、とりあえず家で台本を読んで。お芝居の時も僕は現場に入る前に結構やるんですけど、カメラをセットして、自分がどういう声でしゃべってるんだろうな、っていうのを研究するために撮ってました。 あとは湯浅監督の作品がどんな世界観なのかなと思って、六本木で開催された東京国際映画祭に伺いました。湯浅監督の過去作品を集めた短編集みたいなものが特別上映されたのを見に行かせていただいて。監督には僕の顔は知られていないだろうなと思っていたので、監督が登壇されてお話をされているのもこっそり客席から聞かせていただきました。それで「結構優しそうな方だなぁ」とほっとして(笑)。

さすが、勉強熱心ですね…!

お仕事するなら絶対に見に行ったほうがいいと思っていたし、タイミングもたまたま合ったので。だから、アフレコの時に「はじめまして」ってご挨拶したんですけど、僕の中では「はじめましてではない!」っていう(笑)。

湯浅監督作品については、どんな印象ですか?

その映画祭の時には何本か、いろんなタイプの短編を見させていただいて。それとは別に『夜は短し、歩けよ乙女』も拝見したんですけど。それが僕の心の中ではすごく残ってますね。世界観が素敵だなぁと思って。 本当に夢のある世界というか。監督も映画祭の舞台で「実写に近づけようと思ってアニメーション作ってきた時期があったけど、それは無理だ。だから実写にはできないことをやって、実写を超えたい」みたいなことをお話されていて。作品ではまさにそういう世界が広がっていて、どの作品も、とても楽しく拝見しました。

実際のアフレコは、いかがでした? アニメの口の動きに合わせるのがすごく難しいのではと思うんですけど。

そうなんですよ。ただ完全に絵が完成してなかったので、そこは監督にシーンを説明していただきながら、声に合わせて多少調整してくださるっていう形で。まだできあがっていない絵にはめる部分もあったので、それがやりやすさにつながったかもしれないですね。ちょっと自由度が高いというか。 ただ、声だけで表現するっていうのは、歌ともお芝居とも違う声の出し方で。疲れるところが違っていて、すっごく難しかったです。

疲れるところが違う、というのは?

お芝居だと体全体の表現で、歌は響きを優先する声の出し方だと思っていて。でも声のお仕事だと、しっかり強く声を乗せないといけないんだな、っていう風に、教えていただいている間にすごく思いました。 「だだだだだ」っていう感じで、力強いところは力強く、でも優しい表現の時もほわんとしすぎるとダメで、ちゃんと芯の通った声が必要、というか。そうでないと、アニメーションの世界の人たちが生きてこないんですよね。それがすごく、不思議で。いい経験でしたね。

港と恋に落ちる「ひな子」役の川栄李奈さんとデュエットで歌うシーンがありますが、アフレコはお一人ずつだったんですよね? 別々に撮録っているはずなのにぴったり合っている感じで、印象的でした。

あれは、もともとは最初に僕が歌を入れて、川栄さんが後から声を重ねる、みたいな段取りだったんですけど。「これは、一緒に歌ったほうがいいんじゃないですかね?」みたいに監督にお話をさせていただいて、「じゃあそれもやってみようか」っていうことになったんです。 たまたま、僕が歌を入れている時に、川栄さんが次に歌入れっていうことで控え室で待っていただいてたので。「じゃあ一緒にやりましょう」ってことで、2人で一緒にブースに入って。ほぼはじめましてくらいだったんですけど。結構ぎゃはぎゃは笑いながら歌わせていただきました(笑)。あの空気感っていうのは、なかなか一緒にやらないと作れないかなと思うので、見どころになっているかな、と思います。

片寄さんが演じられた港は何でもできる男の子で、片寄さんも一見そういうタイプに見えますが、ご自身としては天才型と努力型、どちらだと思われます?

僕は、天才型ではないと思いますけどね。あんまり「はじめてのこと」が得意じゃないタイプなので。今はかなり強くなりましたけど、小さい頃とかは本当に、初めてのこととかが不安で、勝手に自分の中で不安をふくらませて泣いているような(笑)、ヘタレな男の子でしたし。でも慣れていくと自分のやり方を見つけるのは得意なので、どちらかというと努力型かなと思います。 そもそも港は、ひな子という自分にとってのスーパーヒーローに憧れていて、自分もヒーローになりたいと思って人生を歩んでいる消防士の男の子なんですよね。だから港と重なる部分というと、「努力は報われるんだぜ」みたいなセリフ。そのセリフはすごく共感したんですけど、序盤だったのもあって何度も録り直しして、苦労はしました(笑)。 ただこの作品の中にいる子たちは、港だけでなくみんなどこかもう1段階、踏める階段があって。それぞれの成長物語が描かれているので、見ている方の背中も押せるような作品だと思っていて。何かに一歩踏み出したい方に、見ていただきたいですね。

バレンタインのトラウマで、チョコが苦手だったけど…(笑)

そろそろ夏ですが、夏になると食べたくなる・飲みたくなるものというと?

やっぱり、冷えたビールじゃないですか(笑)。あとは、かき氷とか? 2年くらい前に、映画で共演した杉野遥亮くんと、古き良きっていう雰囲気のかき氷屋さんに行ったことがあって。それは夏の思い出というか、印象に残ってますね。

お酒はお好きだと伺いますが、甘いものも大丈夫なんですね

昔は、チョコレートが苦手だったんですけど。幼稚園のとき、初めてバレンタインデーで近所の女の子にもらったチョコが、お酒入り的なやつだったんですよ。それで「チョコって、なんてヘンな味がする食べ物なんだ…」って衝撃を受けて(笑)。 そこから何年も食べられなかったんですけど。ホワイトチョコと出会って「これなら行けるぞ」ってなって、そこから「じゃ、ブラックも行けるな」って、食べられるようになりました。今はもう、大好きです(笑)。

最後に、この夏出かけたい場所はありますか?

今回の映画みたいに、海が見えるところが好きで。国内で全然いいから、海が見えるところに行きたいですね。 実は先日、車の運転免許を取ったんです。いつか仕事で使えるかなと思って。まだ取ってから一度も運転してないから、もう運転できないかもしれないけど(笑)、そういう海沿いとかをドライブできたらいいな、って。車が少ない島とかで、走ってみたいですね。

●プロフィール● 1994年生まれ。大阪府出身。GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカルであり『PRINCE OF LEGEND』シリーズ主演などで俳優としても活動。主演映画『午前0時、キスしに来てよ』は12月公開予定。

● info ● 公開中のアニメ映画『きみと、波にのれたら』で、主人公・港役の声優に初挑戦。消防士の港とサーファーの大学生ひな子との運命的な恋を描く。港の突然の死を超えて、奇跡の再会を果たした二人だったけれど…!? 構成/石倉沙織(本誌) 取材・文/江尻亜由子 撮影/新田桂一(ota office) スタイリング/松川総(TRON) ヘアメイク/石上三四郎 片寄涼太さんのインタビューは、2019年7月号のHOT PEPPERにも掲載されています! 内容も異なるので、街頭ラック等でGETしてね!

片寄涼太さん直筆サイン色紙プレゼントキャンペーン 応募要項

■ キャンペーン概要 HOT PEPPER Beautyのヘア&メイクInstagram公式アカウントをフォローいいね!してくれた方の中から、抽選で3名様に片寄涼太さん直筆サイン色紙をプレゼントします。 ■ 応募方法 (1)Instagramで、ホットペッパービューティーヘア&メイク<公式>(@hotpepperbeauty_hair)のアカウントをフォロー (2)Instagramで、ホットペッパービューティーヘア&メイク<公式>(@hotpepperbeauty_hair)がポストする対象のキャンペーン投稿をいいね!  ホットペッパービューティーヘア&メイク<公式>  https://www.instagram.com/hotpepperbeauty_hair/ ■ 賞品 ・片寄涼太さん直筆サイン色紙 ・・・3名様 ■ 応募期間 2019年6月27日(木)12:00 ~ 2019年7月3日(水)23:59 ■ 抽選・当選者の発表 厳正なる抽選の上、2019年7月4日(予定)に、ご当選者様のInstagramアカウントへDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。 なお、当選者の方への当選のご通知をもって発表に代えさせていただきます。

■ 注意事項 ・当選結果に関するお問い合わせにはお答えいたしかねます。 ・賞品の譲渡・転売・換金することを固く禁止させていただきます。 ・本キャンペーンは予告なく変更・中止させていただく場合がございます。 ・本サービスへのアクセス集中や通信回線の状態による遅延、不具合などにより本サービスへのアクセスや登録・表示などができないことにより発生した損害、または起因して発生したすべての事象につきましては、原因の如何によらず一切の責任を負いかねますので、その旨ご了承の上ご利用ください。 ・弊社側で不正と判断した場合は、賞品進呈の対象外とさせていただきます。 ・当選通知受信後、指定の期限までに、ご連絡先、賞品お届け先等、必要事項を指定の方法でご連絡ください。ご連絡や必要事項が期日以内にない、または揃わない場合は当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。また必要事項を入力する応募フォームは、締切日が過ぎ次第、削除させていただきますのでご注意ください。 ・賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。 ・ご住所の入力内容に誤りがあり不達となった場合や、期間内にお受け取りいただけない場合は、権利が無効となる場合がありますので、ご注意ください。 ・関係者の応募はご遠慮ください。 ・キャンペーン期間を過ぎた応募は、プレゼントの対象外となります。 ・当選の権利を他の方にお譲りいただくことはできません。 ・次のいずれかの事象が起きた場合、プレゼントをご提供できない可能性がありますので、あらかじめご了承ください。  1)地震などの天変地異・火災・停電・倒産・輸送中の事故・その他不可抗力により、該当のプレゼントが破損したり、お届けすることが困難な場合  2)運用上または技術上、当該キャンぺーンが継続できなかった場合  3)その他、株式会社リクルートが中止せざるを得ないと判断した場合 ・本キャンペーン及びHOT PEPPER Beautyへのご質問は、下記のFAQをご参照の上、お問い合わせください。 https://beauty.help.hotpepper.jp/