ブリーチなしの明るめカラーガイド。理想の髪色を取り入れる方法＆おすすめカラーリスト

手軽にイメチェンやおしゃれな個性を出したいときにヘアカラーはぴったり。
近年、美しい髪を育てるというトレンドから、ブリーチをしないカラーリングに注目が集まっています。
とはいえ、定番の暗めカラーだけでなく、明るい髪色に挑戦したいという方も多いんです。

そこで気になるのが、ブリーチなしでも明るくなるのかということ。
実はブリーチをしなくても、染め方次第で明るい髪色にすることができます。
ただしイメージ通りの明るさにするには、カラーの知識と染め方の工夫は必須。
理想の髪色を手に入れるために、明るい髪色について1つずつ紐解いていきましょう。

明るい色といっても、イメージする明るさは人それぞれ違います。
理想の明るさを分かりやすく美容師さんに伝えられるように、まずはトーンについて知っておきましょう。

トーンとは明るさを表す単位で、ヘアカラーでは数字が大きいほど明るい髪色になります。
一般的には4トーンから16トーンあたりの明るさのカラーを使用することが多いです。

・4～5トーン…黒髪に近い明るさ
・6～7トーン…光に当たると色味を感じる明るさ
・8～9トーン…室内でも色味を感じる明るさ
・10～12トーン…はっきり発色する明るさ
・13トーン以上…透明感の強い明るさ

学校や職場の規則が厳しめの方は、6〜7トーンが目安になります。
一見地毛のように見えますが、光に当たったときに色味を感じる程度の明るさです。
8〜9トーンになると、室内でも色味を感じられる明るさに。
そのため、髪色のルールが比較的ゆるやかな学校や職場に取り入れやすいトーンといえます。

さらに10～12トーンまで明るくすると、色味を出しにくい寒色系カラーもはっきり発色。
希望のカラーを再現しやすい明るさといえるでしょう。
13トーン以上の明るさになると、より透明感が強まるため、外国人風カラーにしたい方や個性を出したい方にぴったりです。

トーンの違いを知っておくことで、理想の髪色を叶えやすくなりますよ。

髪を明るくするときに気になるのは、ブリーチの有無の違いではないでしょうか。
髪の色素を抜くブリーチの薬剤は、発色を良くする反面、髪に負担をかけてしまうのが気になるところ。
できるだけ髪のダメージを抑えて明るくしたい方は、ブリーチなしで染めるのがおすすめです。

ブリーチなしで染めることで、髪の負担をある程度気にせず明るいカラーが楽しめます。
また、ブリーチしたときに比べて色持ちしやすいのもメリットのひとつ。
色落ち後も派手な印象になりにくく、さらに色落ちしていく過程も楽しめますよ。

このように染めた後のことを考えても、ブリーチなしカラーにはたくさんの魅力がつまっています。

ブリーチなしでどこまで明るくできるかを知らないまま染めると、イメージ通りのカラーにならないことも……。

一般的にブリーチなしで染められる明るさの限界は、12～14トーンとされています。
ただし、実際にどこまで明るくできるかは個人差があるので注意。
たとえば地毛本来の明るさや髪の太さなど、髪質によって大きく変わります。

また、染める前のカラー履歴が関係することも覚えておきましょう。
すでにトーンを明るめにしている方はハイトーンにしやすく、反対に黒染めをしていると色が入りにくい傾向があります。

元々暗めの髪色からブリーチなしで明るくしようとすると、一度では12トーン以上を出すのは難しいかもしれません。
元々染めていない地毛がまっ黒の場合、メラニン色素が多く色が入りにくい傾向があります。
明るくできたとしても、およそ8～9トーンくらいになるでしょう。

また黒染めや暗髪カラーなど元々色が入っている場合、なかなか色素が入らず明るさに変化が出ないことも。
暗髪や黒髪から染める場合は、予想よりも暗めのカラーになることを想定しておきましょう。

ここからはブリーチなしで明るい髪にする方法をご紹介していきます。
まずは色を重ねて髪を明るくする方法です。
定番なのはダブルカラーで染めるか、徐々に色を重ねて染めるかの2パターン。

一度明るく染めてから希望の色に染めるダブルカラーであれば、その日に明るい色味に仕上がります。
一方、徐々に色を重ねる方法の場合、すぐに希望の色にはなりませんが、色の変化の過程を楽しみたい方にもぴったり。
あくまで目安ですが、髪質によっては明るくなるまで3回ほどかかることもあります。
ただし、カラーの回数を増やすと髪に負担がかかるので、美容師さんにまずは相談してみましょう。

どんなカラーにしようか迷っている方は、明るく見えやすいカラーを選ぶのも手。
ヘアカラーは種類によって、色の入りやすさや発色が異なります。

日本人の髪は赤色の色素が多いため、寒色系よりも暖色系の方が相性◎
たとえば、髪が柔らかく見えるブラウン・ベージュ系カラーや、ピンク・オレンジなど発色の良い暖色カラーなどがおすすめです。

ここからはブリーチなしで楽しめる明るめカラーを紹介していくので、参考にしてくださいね。

明るめのブラウンカラーは、髪を柔らかく見せ立体感のある仕上がりになります。
ハイトーンにしても、ブラウンが持つ落ち着いた雰囲気はそのままに。
肌なじみも良くパーソナルカラー問わず似合わせやすいため、初めて明るくしたい方も挑戦しやすいカラーです。
ここでご紹介しているカタログは、すでに明るめの髪の方がブリーチなしで染めている場合もあるので、参考として活用してくださいね。

明るめのベージュは、ブラウンよりも淡い色味に。
ベージュの持つまろやかさが、明るめカラーを優しい印象にしてくれます。
バリエーションも豊富で、他のカラーと組み合わせてニュアンスの変化を楽しめるところがベージュの魅力。
透明感たっぷりの抜け感のあるスタイルを楽しみたい方にぴったりですよ。
すでに明るいカラーの方がブリーチなしで染めている場合もあるので、気になる方は美容師さんに相談してみてくださいね。

暖色系の人気カラーの1つである明るめピンク。
髪色に取り入れれば、まるで花が咲いたような明るさとキュートな雰囲気を演出してくれます。
鮮やかで暖かみのあるツヤ感はピンクカラーならでは。
カジュアルからシックなスタイルまで幅広く似合わせられますよ。
明るい髪の方がブリーチなしで染めていることもあるので、色味には個人差が出ますが、比較的発色しやすいカラーです。
遊び心のある可愛らしいカラーに挑戦してみたい方におすすめです。

顔まわりをぱっと明るくし、元気な印象にしてくれるオレンジカラー。
まるで果実のオレンジを思わせる暖かみのあるカラーです。
明るめに染めるとブラウンよりも鮮やかな色味に仕上がります。
ただし、元々明るめの方がブリーチなしで染めている場合もあるので、発色には個人差があります。
動きのあるヘアスタイルとの相性は抜群で、こなれたラフ感やアクティブな雰囲気を出したい方にぴったりですよ。

青みを含んだ独特のくすみ感が魅力のアッシュカラー。
ハイトーンにしてもくすみ感はしっかり出せるので、派手すぎずマイルドな仕上がりになります。
また、髪の赤みを抑えることで透明感と軽やかな雰囲気をプラス。
重たく見えがちな長めのレングスとも相性が良く、大人っぽさや抜け感を出したい方におすすめのカラーです。
こちらのカタログでは、すでに明るいブリーチなしで染めている場合もあるので、参考として活用してくださいね。

ブリーチなしで理想の髪色にしたり希望の明るさになるかどうかは、髪質や現在の髪の明るさによって異なります。
イメージ通りのカラーを手に入れるためにも、美容師さんのカウンセリングを受ける際には、しっかり会話をしましょう。

ポイントは、あなたの求めるカラーや仕上がりのイメージをできるだけ具体的に伝えること。
ブリーチなしのヘアカラーが得意な美容室も多いので、気になる方はまずは美容師さんに相談してみましょう。