メイク道具を買い始めたのは、実は最近です

木村さんのInstagramでは「#ふみ飯」のハッシュタグで掲載されている美味しそうな料理と器の写真が話題ですよね。

料理はもちろんというより、器を映えさせたくて料理をするという感じですね。1番の目的は器を素敵に撮影することなんです。

器がメインだったとは、それは予想外でした。いまでは器好きのフォロワーも増えているそうですがハマったきっかけは?

数年前に沖縄へ旅行に行ったとき、器店が並ぶやちむん通りを散策していて、すごくかわいいなと思ったんです。その中の1店でいろいろ器を選んでレジに持っていったら、お店の方に「あなた、いいお皿の組み合わせを選ぶね」と言われて。そして「器が好きな人は料理も好きになるよ」と言ってくださって、興味を持つようになりました。18歳からひとり暮らしをしているので自炊はしていましたけど、器は同じものばかり使っていたので、この沖縄旅行をきっかけにいろいろ集め始めました。いまではもう新しく買ってはいけないぐらいの数の器が自宅にありまして…(笑)。

そんなにあるんですか!木村さんが器を選ぶ基準が知りたいです。

ハマり始めた頃は「この器にどんな料理をあわせたら似合うかな」が選ぶ基準だったんですけど、最近は「この器でどんなおもしろい組み合わせができるかな」に変化してきました。器好きな方がインスタを見てくれていることもあって、一見、料理と合わせるのが難しそうな色や形でも合わせ方で「こんなにかわいく使えるんだ」ということを出せるような器を選ぶようになりました。

ファッションやメイクも組み合わせでかわいく見せようと考えるタイプですか?

いえ、実はファッションもメイクも器ほど興味がなくて。私服は大体、トレーナーにショートパンツかデニムパンツで、メイクも仕事がなければすっぴん。最近、やっとメイク道具を買うようになったぐらいで…。

最近ですか!?

仕事のときはヘアメイクさんにお任せしっぱなしだったもので、プライベートでしっかりメイクをすることがあまりなかったんです。でも、30歳を過ぎて冠婚葬祭などの場所に、すっぴんでいくのも場違いだと感じていて、今、少しずつ買い集めている状態。でも、自分に似合うリップカラーが本当にわからなくて。もともと渋めの色味が好きで、明るい色は似合わないと思っていたんですけど、春ですし、勇気を出して明るめのサーモンピンクのリップをつけてみたら意外と似合ってびっくり(笑)。初めて明るいリップを買いました。自分で「この色は似合わない」と決めつけてはいけないなと勉強になりました。

初の時代劇映画に出演して、私は姫より町娘なんだなと思いました

ボブヘアのイメージが最近定着している木村さんですが、挑戦してみたいヘアスタイルはありますか?

髪を短くして思ったのは、乾かす時間は早くなっていいんですけど、ダイビングをするので髪が短いと不便。髪をまとめられないと海に潜ったとき、髪がワサワサしちゃってゴーグルが落ちやすいんですよ(笑)。だから、もう少し伸ばしてまとめ髪ができる長さにしたいです。今は映画『ザ・ファブル』の役柄でブリーチをして少し痛んでしまったので、自宅でしっかりトリートメント中。髪が元気になってきたら伸ばそうかなと思っています。

映画『ザ・ファブル』では岡田准一さん演じる伝説の殺し屋、ファブルの相棒、ヨウコを演じていますね。金髪にミニスカートでぶっとんだ性格のヨウコを木村さんが演じるのは新鮮でした。

どこまでぶっ飛べるかが重要かなと思いました。漫画原作なので外見や話し方などは似せるようにしたんです。監督から「甘い喋り方をしてほしい」と言われたので、できるだけタラタラと話したり、原作にあるヨウコの心の声を台詞としてしゃべったりしました。でも、監督がなかなかカットをかけてくれないので、心の声をずっとアドリブでしゃべっていたんですけど、最終的にはカットされている部分も多くて。わりと撮影中は監督に試されている感じがありました(笑)。

アクションシーンは圧巻でしたね。これまであまり見たことのないアクションが満載でした。

私自身はあまりアクションシーンがなかったんですが、岡田さんはアクションチームの方たちと綿密に相談しながら作り上げていっていましたね。もともと、ストイックな方なので、かなり作り込まれて練習していました。

劇中、ヨウコはファブルの良き相棒でしたが、木村さんご自身の相棒はいますか?

マネージャーさんですね。仕事のこともプライベートのこともなんでも相談できる関係です。私があまり自分のことを話さない性格なので、マネージャーさんがまず自分のことを話して「文乃はどう思う?」と聞いてくれるので話しやすくて。「居眠り磐音」の映画撮影の時も、マネージャーさんが「時代劇でお姫様をやらせたい」と言ってくれていました。おこんは町娘だったんですが、演じてみて深川の女の粋や感情を自由に表現できて、とても楽しかったので、改めてマネージャーさんに「私、お姫様じゃなくて町娘でした」と言ったらしみじみ「うん、そうだね」と(笑)。

マネージャーさんとの二人三脚ぶりが伝わりますね。出演された映画『居眠り磐音』は木村さんにとっての初の本格時代劇映画への出演だったとか。実際に町娘を演じて所作など苦労した点はあったのでしょうか。

以前、舞妓さんを演じたことがあったので和服の所作では苦労はしなかったのですが、私が演じた、おこんという町娘が下町育ちの「深川の女」で粋な女性なんです。所作指導の方からは「深川の女」だったらどう動いて感情を表現するかを丁寧に教えてもらい学びました。たとえば、お姫様は身分的に手をあまり動かさないけど、町娘は自由なので袂を掴んで楽しさを表すなど袂で感情を見せたり、立ち姿ひとつもまっすぐ立つのではなく、かかとを少しあげてすまして立つなどです。演技の細かな部分に「粋」を感じられるように心掛けました。

主演の松坂桃季さん演じる坂崎磐音に恋心を抱く役どころですが、磐音のように普段は優しく穏やかだけど、実は剣の達人。女性ならグッときてしまうギャップが魅力ですが、木村さん自身はギャップのある男性にドキッとすることはありますか?

ギャップはドキッとしますよね。男性に関わらず男女ともにギャップがあるのは魅力的だと思います。特に、今回の撮影での松坂桃季さんはギャップが素敵でした。松坂さんとは5回目の共演になりますが、今作は初の時代劇主演ということで、いつもとは違う思いで現場にいるのが分かりました。これまで穏やかで楽しく現場にいるイメージでしたが、今回は凛とした佇まいで、いままでのように楽しくみんなと会話するという感じではなかったんです。このギャップがかっこいいなと。でも、食事制限をしているのか、常にご飯がバナナだったんですよね。現場のみんなからも「またバナナだ」って言われるぐらい(笑)。こんなに凛として現場にいるのにバナナばっかり食べているのも素敵なギャップだなと思っていました。

今年も多くの作品に出演されていますが、仕事で頑張った後に、ご褒美で何かを買ったりしますか?

私、「物より思い出」派なので、旅行に行くんですよ。今年は寒いところに行きたいですね。南極とか北極とか。

すごいところを選びますね! リゾートでのんびりしたい、とかじゃないんですね。

旅だと、のんびりするよりアクティブに動きたいんです。だから、これまでリゾート地にはまったく興味がなかったんですけど、ダイビングをするようになってからは南の島に行くようになりました。陸よりも海の中にいるほうが調子がよくて(笑)。最近はモルディブの海が素晴らしかったです。楽園という言葉がぴったりなほど海がキレイですし、ダイビングを好きなだけやれるのも私にとって楽園でした。最近の旅のテーマは南か北ですね。

―――――――――― ■プロフィール 1987年10月19日、東京都生まれ。2006年映画『アダン』で女優デビュー。2014年第38回エランドール賞新人賞を受賞。近作に映画『伊藤くんA to E』『羊の木』、ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』『大奥 最終章』など。現在、ドラマ『SPEC サーガ完結篇 「SICK'S覇乃抄」』に主演として出演。 ―――――――――― ■㏚ 『居眠り磐音』 5月17日(金)より全国ロードショー 居眠りする老猫のような剣術で「居眠り剣法」と呼ばれる剣の達人、坂崎磐音(松坂桃季)。とある悲しい出来事を経て、江戸で浪人暮らしを送る磐音を大家の金兵衛(中村梅雀)と娘のおこん(木村文乃)はなにかと面倒をみている。そんな中、両替屋の用心棒になったことから、大きな騒動に巻き込まれることに…。 ☆画像のコピーライト (C)2019映画「居眠り磐音」製作委員会 ※(C)はマルシーマークにしてください。 『ザ・ファブル』 6月21日(金)より全国ロードショー 伝説の殺し屋ファブル(岡田准一)にボス(佐藤浩一)から「一年間、一般人として普通に暮らせ」という指令がくだる。相棒のヨウコ(木村文乃)と生まれて初めて誰も殺さない日々を過ごし始めるが、ファブルの命を狙う裏社会組織やトラブルが次々に舞い込み事態は思わぬ方向へ進みはじめる。 ☆画像のコピーライト (C)2019「ザ・ファブル」製作委員会 ※(C)はマルシーマークにしてください。 ■衣装クレジット ブラウス30240円、パンツ25920円(共にオットダム/ストックマン TEL/03-3796-6851) ■スタッフクレジット 構成/石倉沙織(本誌) 取材・文/中屋麻依子 デザイン/髙橋佐和子(ピークス) 撮影/新田桂一(ota office) スタイリング/藤井享子 ヘアメイク/井村曜子(éclat) 木村文乃さんのインタビューは、2019年5月号のHOT PEPPER Beautyにも掲載されています! 街頭ラック等でGETしてね!

木村文乃さん直筆サイン色紙プレゼントキャンペーン

HOT PEPPER Beauty 2019年5月号連動企画 応募要項

■ キャンペーン概要 HOT PEPPER Beautyのヘア&メイクInstagram公式アカウントをフォローいいね!してくれた方の中から、抽選で1名様に木村文乃さん直筆サイン色紙をプレゼントします。 ■ 応募方法 (1)Instagramで、ホットペッパービューティーヘア&メイク<公式>(@hotpepperbeauty_hair)のアカウントをフォロー (2)Instagramで、ホットペッパービューティーヘア&メイク<公式>(@hotpepperbeauty_hair)がポストする対象のキャンペーン投稿をいいね!  ホットペッパービューティーヘア&メイク<公式>  https://www.instagram.com/hotpepperbeauty_hair/ ■ 賞品 ・木村文乃さん直筆サイン色紙 ・・・1名様 ■ 応募期間 2019年4月25日(木)10:00 ~ 2019年5月1日(水)23:59 ■ 抽選・当選者の発表 厳正なる抽選の上、2019年5月7日(予定)に、ご当選者様のInstagramアカウントへDM(ダイレクトメッセージ)にてご連絡いたします。 なお、当選者の方への当選のご通知をもって発表に代えさせていただきます。

■ 注意事項 ・当選結果に関するお問い合わせにはお答えいたしかねます。 ・賞品の譲渡・転売・換金することを固く禁止させていただきます。 ・本キャンペーンは予告なく変更・中止させていただく場合がございます。 ・本サービスへのアクセス集中や通信回線の状態による遅延、不具合などにより本サービスへのアクセスや登録・表示などができないことにより発生した損害、または起因して発生したすべての事象につきましては、原因の如何によらず一切の責任を負いかねますので、その旨ご了承の上ご利用ください。 ・弊社側で不正と判断した場合は、賞品進呈の対象外とさせていただきます。 ・当選通知受信後、指定の期限までに、ご連絡先、賞品お届け先等、必要事項を指定の方法でご連絡ください。ご連絡や必要事項が期日以内にない、または揃わない場合は当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。また必要事項を入力する応募フォームは、締切日が過ぎ次第、削除させていただきますのでご注意ください。 ・賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。 ・ご住所の入力内容に誤りがあり不達となった場合や、期間内にお受け取りいただけない場合は、権利が無効となる場合がありますので、ご注意ください。 ・関係者の応募はご遠慮ください。 ・キャンペーン期間を過ぎた応募は、プレゼントの対象外となります。 ・当選の権利を他の方にお譲りいただくことはできません。 ・次のいずれかの事象が起きた場合、プレゼントをご提供できない可能性がありますので、あらかじめご了承ください。  1)地震などの天変地異・火災・停電・倒産・輸送中の事故・その他不可抗力により、該当のプレゼントが破損したり、お届けすることが困難な場合  2)運用上または技術上、当該キャンぺーンが継続できなかった場合  3)その他、株式会社リクルートが中止せざるを得ないと判断した場合 ・本キャンペーン及びHOT PEPPER Beautyへのご質問は、下記のFAQをご参照の上、お問い合わせください。 https://beauty.help.hotpepper.jp/