プードルパーマってどんな髪型?

プードルパーマとは、プードル犬の毛並みのように、髪の根本からカールがついたパーマスタイルを指します。
全体に施された細かなカールとふんわりボリューミーなスタイルが特徴。

全体にくるくるとしたカールをつけるため、くるくるパーマと呼ばれることもあります。

ちなみに見た目からついた名前なので、プードルパーマ、というメニューがあるわけではありません。
髪を捻るスパイラルパーマやうねりをつける波巻きパーマなどを使い、根本から強くカールをつけるのが一般的です。
カールの強弱はある程度変えることができるため、エッジの効いた個性的なスタイルやふんわりと優しげなスタイルにも調整可能。
イメージを変えつつ、自分なりのパーマスタイルを目指したい方におすすめです。

知っておきたいプードルパーマのメリットと注意点

プードルパーマには、叶う印象の幅広さだけ以外にもさまざまなメリットがあります。
まず推したいのは、その持ちの良さ。
パーマを強くかける分、2〜3ヶ月と比較的長持ちする傾向にあります。
また根本からカールをつけているので、パーマが落ちはじめてもスタイルが損なわれにくいのもメリットです。

さらに、スタイリングがしやすいのもプードルパーマの良いところ。
ボリュームがしっかりあり、ムースやジェルを揉み込むだけでスタイルキープが可能。
毛先のコントロールもしやすいので、初めてパーマスタイルに挑戦する方でも髪型がきまるでしょう。
そんなプードルパーマですが、いくつか取り入れる上での注意点があります。
一つ目は、根本からカールさせる分、髪の長さが必要なこと。
具体的には、トップの髪に5cm以上の長さからかけられるとされています。
なおパーマをかけた後は髪が数センチ短くなるので、オーダーの際は美容師さんに仕上がりのイメージも共有するようにしましょう。

二つ目は、パーマがかかりにくい髪質もあること。
特に硬めの髪質の方は、うまくカールが出ない場合もあります。
かえって髪にダメージが出やすくなることもあるため、施術前に美容師さんのカウンセリングをしっかり受けましょう。

プードルパーマが映える顔型や髪質は?

比較的どんな人でも挑戦しやすいプードルパーマ。
特に次のような顔型や髪質の方が取り入れると、パーマスタイルがより映えます。

・顔が面長な方やシャープな輪郭の方
プードルパーマ特有のくるんとしたカールが、大人っぽい顔立ちやシャープな雰囲気を和らげてくれます。
横にボリュームが出せるので、顔全体のバランスもよく見えるでしょう。

・直毛・軟毛タイプの方
直毛さんや髪の毛が柔らかい方は、髪に動きが出にくく、ぺたんとしたスタイルに落ち着きがち。
カールの強いプードルパーマなら、一気にボリュームが出てふんわりとした仕上がりを目指せます。

またくせ毛の方でも、美容師さんと相談しながら施術することで、自然なニュアンスを活かした仕上がりが期待できるでしょう。

オーダーに役立つプードルパーマサンプル集

「どんなスタイルが似合うのかわからない」
「美容室でうまく伝えられるか不安……」
そんな方のために、オーダー時に参考になるプードルパーマのサンプルをご紹介。
オーソドックスなプードルパーマ、個性派のくるくるパーマから厳選しました。
実際のカタログを見ながら、美容師さんと相談する際のヒントにしてください。
黒髪が映える強めプードルパーマ
ベーシックな黒髪に、スパイラルパーマをかけたプードルパーマスタイル。 強い大きめのカールが黒髪にありがちな重たさを軽減し、柔らかい印象を与えています 清潔感があるため、カジュアルスタイルはもちろんオフィススタイルにもマッチしやすいのがポイント。 初めてパーマに挑戦する方にもおすすめのデザインです。
シルエットが可愛らしいゆるめプードルパーマ
こちらは少しゆるめにかけたプードルパーマ。 パーマのボリューム感をカットで調整し、丸いフォルムに仕上げているのがミソ。 ほんのりウェットなスタイリングで、抜け感のある可愛らしいスタイルに。
個性際立つウルフ × プードルパーマ
個性的なウルフカットにこれまた個性際立つプードルパーマをオン。 耳上で揃った毛先のラインが、さながらリバイバル中のマレットヘアにも見えますね。 襟足の落ち着いたウルフカットは、韓国風ファッションとも相性◎ いつもの韓国ヘアに飽きた方におすすめのスタイルです。
パーマ × カラーの組み合わせもおしゃれ
プードルパーマのカール感を際立たせたいなら、ぜひカラーを取り入れてみて。 こちらはブラウンをベースにハイトーンメッシュを取り入れたスタイル。 色のコントラストにより、立体的で洗練された髪型を目指せるはずです。
ビジネスシーンでも使えるツーブロックプードルパーマ
サイドや襟足を刈り上げ、トップにしっかりボリュームを残したプードルパーマスタイル。 従来のスタイルよりもすっきりと見えるので、清潔感がありスーツ姿にも合わせやすいのがポイントです。 メリハリのあるシルエットは、顔の輪郭を引き締めて見せてくれる効果も。

プードルパーマの毎日のお手入れとスタイリング術

メリットでも説明した通り、お手入れがしやすいプードルパーマスタイル。
以下のポイントを押さえることで、立体的なスタイルを長く楽しむことができます。

・髪を乾かすときは、ドライヤーを強く当てない
パーマが取れないよう風量は弱めに。カールの肝である毛先は揉むように乾かすと◎

・カールを潰さないように、寝る前は髪を軽く結ぶ

・スタイリング剤はワックスやグリースがおすすめ
とくにグリースは、セット力が高くツヤも持たせられるので、カールの曲線を引き立たせることができます。

日々のケアがカールのもちに直結しますので、無理なく続けられるルーティンを作っておくと安心です。

プードルパーマの料金相場と施術時間は?

プードルパーマの料金は、カット込みでおおよそ7,000〜12,000円(税込)が目安。
ただし、使用するパーマの種類や薬剤、カット込みの施術かどうかによっても値段は変わります。
サロンの立地やスタイリストのランクによっても幅があるので、予約前にサロンに確認しておくと安心です。

プードルパーマはブリーチヘアにもかけられる?

SNSなどで見るハイトーンとプードルパーマの組み合わせ。
結論、ブリーチしている髪にプードルパーマをかけることは可能ですが、あまりおすすめはできません。
これは、パーマの仕上がりや髪へのダメージ影響が高いため。
ブリーチをしている髪はキューティクルが開いていて通常よりパーマがかかりにくい傾向にあります。
また、パーマ剤の影響でさらに傷んでしまうリスクもあります。
それでも挑戦したい場合は、美容師さんへの事前相談が不可欠。
髪の状態に合わせて、パーマの掛け方や施術の順番などを検討してもらうと良いでしょう。

プードルパーマの次はどんな髪型にするといい?

初めてのパーマにもおすすめのプードルパーマ。
しばらく楽しんだら、こんな髪型を試してみませんか?
かけ直してもう一度楽しむ、カールを活かした髪型にする、思い切って一度リセットする。
なりたい雰囲気に合わせて、次の一手となるおすすめスタイルをご紹介します。

まずはプードルパーマを掛け直すスタイル。 同じ強さでカールさせるのも素敵ですが、イメージチェンジするなら少しカールの強度を落としてみるのも◎ カールがゆるめなプードルパーマなら、個性はありつつナチュラルな印象が叶うでしょう。

次に、検討したいのは落ちてきたパーマを活かしたスタイル。 プードルパーマはカールが落ちてくると、毛先のカール部分だけが残り、ほどよくうねったツイストスパイラルパーマのような仕上がりになります。 こちらのセンターパートヘアはそのほどよいうねりを活かしたもの。 フォルムを整えることでカールの印象をキープしながら、洗練されたスタイルが叶うのがメリット。 スタイルチェンジのハードルが低いのも魅力です。

パーマを落とし、ストレートダウンスタイルに戻しすのもひとつの選択です。 カールを活かすスタイルから一変して、すっきりとしたシルエットにすることで、清潔感や落ち着きのある印象に。 特に就活や学校行事などの場面では好印象を得やすく、TPOにも対応しやすい髪型です。