美容室のオーダーで失敗しない髪型になる方法って？褒められワードでなりたい自分を目指す！

失敗しないために大切なのは「自己開示」すること

気に入る髪型にならない、ピンとこない、と悩んでいるあなたに、ひとつお聞きしたいことがあります。あなたは美容師さんに「なりたい自分」や「今の気分」をちゃんと伝えていますか？　大切なのは自己開示。髪質や顔型の悩みよりも、「こうなりたい」を伝えましょう。そして、なりたい自分を整理するために、下記の“褒められワード探し”をオススメします

「似合う」には3種類ある“今の気分”を重視して

髪型が「似合う」には、3種類の要素があります。 ①今の気分や気持ちに似合う ②顔型や髪質に似合う ③日頃のスタイリング方法に似合う この中で、②だけを重視して美容師さんにオーダーすると、①とズレが生じ、ピンと来ない原因に。③は乾かす程度がいいのか、アイロンを使うのが好きなのかで再現度が変わってくるので、カットする前に伝えると良いと思います。

あなたもこんな失敗していませんか？サロンでありがちな失敗例

■「あれもこれもきっと似合わない」という思い込みで、がんじがらめに…！ 「面長だからショートは似合わない」、「丸顔だから前髪は似合わない」といった決めつけばかりしていると、いつまでたっても満足できる髪型にたどり着けない可能性が。顔型や髪質に似合う似合わないの判断は、美容師さんにおまかせしてみましょう。あなたが判断すべきは、今の自分がそれを好きか嫌いか、だけ！ ■「最近白髪が気になって…」と美容師さんに相談したら、真っ黒にされてしまった！ 「白髪が気になる」とだけ伝えると、美容師さんは白髪をいかにきちんとカバーするかに注力してくれるはず。もし白髪があっても暗くしたくないのであれば、白髪が気になるから「若々しく見られたい」、「軽やかに明るくしたい」など、仕上がりのイメージをしっかり伝えましょう。これも自己開示の一つです。 ■「重たくしたくない」と言ったら髪を梳かれ過ぎてしまい、スカスカになってしまった…！ あなたが“なぜ重たくしたくないのか”、その理由を美容師さんにきちんと伝えることが大切。「老けて見られたくないから」なのか、「顔色が悪く見えてしまいそうだから」なのか、その理由によって美容師さんもカットだけでなく、明るめのカラーやふんわりとしたパーマなど、他の提案も考えてくれるはずです。

もう失敗しない！あなたの本心をあぶり出す「褒められワード」探し

今回、美容院へ行く前に実践してほしいのが、この「褒められワード」探し。時間をかけて書き出していくことで自分の潜在的な気持ちが可視化され、気持ちの整理ができるとっておきのワークです。「優しい」「上品」「爽やか」「仕事ができる」「モテそう」など…自由なキーワードを書き出してみてください！ 【褒められワード探しのステップ】 ①あなたが今、言われてうれしい「褒められワード」を20個書き出す ②その中でとくにうれしい言葉、響く言葉、3つに印をつける ③ベスト3に並べ替え、なぜそう言われたらうれしいのか、それぞれ理由を考えてみる ④その褒められワードを元に、美容院でヘアオーダーしてみましょう！

3つの褒められワードでオーダーを実践！

今回、2人の女性に自分で「褒められワード」を選んで、そのワードを元にヘアサロンでカットをしてもらいました！褒められワードをしっかり伝えることで、どれくらい今の気分や気持ちに似合うスタイルになるのでしょうか。

軽やかなツヤ感ショートで魅力たっぷりの女性像に

西原さんの褒められワードBEST3は… 1.おしゃれ 先日、部下に言われてとてもうれしかったので、おしゃれな先輩でいたいと思うようになった。 2.若く見える 近日同窓会があるので、同級生に老けたと思われたくない。若々しく素敵にみられたい。 3.優秀 会社のみんなに信頼してもらえるように、優秀な自分でありたい。きちんと感がほしい。

Style Point 前髪を眉上でカットしておしゃれ感をグッと引き出し、若々しさも同時にGET。外ハネをMIXした軽やかなパーマの動きが、よりフレッシュな印象をプラス。ツヤ感たっぷりのショコラベージュが、きちんと感を与えます。

大人の可愛げも引き立てるラフで無造作な外国人風ヘア

桜井さんの褒められワードBEST3は… 1.外国人っぽい 海外ドラマが大好き。昔からアメリカの自立した女優さんのカッコいい雰囲気に憧れる。 2.セクシー 大人っぽくて、色っぽさのある女性が好き。下品なのはもちろんイヤだけど、セクシーさはほしい。 3.可愛い やっぱり、いつ誰に言われてもうれしいのが“可愛い”。柔らかい雰囲気が出たらいいなと思う。

Style Point ボリュームのあるフォルムと無造作なカールがLA っぽさを引き立て、少しうざめに顔まわりに毛束を下ろすことでセクシーさをアピール。髪色はラベンダーベージュで、ふんわり透けるような質感にして柔らかさをオン。

企画／石倉沙織（本誌）　構成・取材・文／脇山渚紗　撮影／廣江雅美