はじめて髪を染めるけど、いろいろ不安……
しかし、初めて髪の毛を染める人はこんな不安を抱えているかもしれません。
「ヘアカラーって、具体的にどう頼めばいいの?」
「ブリーチってよく聞くけど、しなきゃいけないもの?」
この記事では、いまさらきけない色の選び方、頼み方などヘアカラーに関する基礎知識を特集。
あわせて2024年のトレンドカラーもご紹介します。
「今のスタイルから雰囲気を変えたい」
「友達に、可愛いね、垢抜けてるねなんて言われたい……」
イメージチェンジをしたい方こそ、ぜひ参考にしてみてください!
髪を染めるときに押さえたい基礎知識1:色の選び方
色の組み合わせが多種多様なヘアカラーは、探す時間も楽しいですよね。
トレンドカラーや好きな色から選ぶのももちろんOK。
ただはじめて髪を染める場合は、自分に似合う色を探すと失敗せずイメチェンできます。
自分に似合う色を探す際、指標となるのがパーソナルカラーです。
パーソナルカラーとは、自分の身体的特徴と調和し、顔色を綺麗に見せてくれる色のこと。
髪色をはじめ身につけるものをパーソナルカラーにすると、個人の魅力が引き出され、対面での印象が良くなります。
自分に似合い、イメチェンできる髪色を探すのにピッタリなんです。
パーソナルカラーは、イエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)の2軸をもとに、春・夏・秋・冬の4タイプに分類できます。
となれば気になるのは、自分がどのタイプに当てはまり、どんな色が似合うのか。
以下では簡単に、それぞれのタイプの特徴と似合う色味をご紹介します。
イエベ春タイプさんの特徴と似合う髪色
肌が薄く色が明るい、目の色素が明るく縁がはっきりしているなどの特徴を持っています。
そんな春タイプさんに似合うのは、降り注ぐ春の日差しのように、柔らかく優しい色味。 とくに暖色系の肌馴染みがよく、定番カラーのベージュやブラウンはお手のもの。
さらにピンクのような可愛らしい色味もお似合いになります。
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ブルベ夏タイプさんの特徴と似合う髪色
春タイプさんと同様、肌が薄く色が明るいのですが、やや青みを感じるのが特徴。 さらに、目の縁がぼんやりしているなどの違いがあります。
夏タイプさんに似合うのは、淡くくすんだ色味や寒色系カラー。 色素が薄く柔らかいベージュ系やくすみを感じるアッシュ・グレージュ系を得意としています。
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イエベ秋タイプさんの特徴と似合う髪色
肌が厚くマットで黄味を感じる、目の縁がぼんやりしているなどの特徴があります。
秋タイプさんは、深まる秋の空気のように、落ち着いた雰囲気をお持ちな方。
そのため、おしゃれな色として注目されるくすみ色や深みのある色などがお似合いです。
また黄味を感じる肌色だからこそ、黄味が入った色味や昨今トレンドのレッドカラーなどもお似合いになります。
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ブルベ冬タイプさんの特徴と似合う髪色
肌の厚みは人それぞれですが、目の色素が濃く、縁がはっきりしているなどの特徴があります。
肌に青みや感じる冬タイプさんは、青みを含んだ寒色系カラーがお似合いです。
またパーツがはっきりとしていることから、明るさに限らずくっきりとした髪色を得意としています。
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髪を染めるときに押さえたい基礎知識2:色の明るさ
同じ髪色でも明るさが変われば印象も変わります。
さらにパーソナルカラーの項目でも説明した通り、似合うタイプも変わるんです。
ヘアカラーの明るさは、トーンという単位で表すことができます。
トーンは1から20まであり、一般的にヘアカラーで使われるのは4トーンから16トーンまでの領域です。
たとえば中間である10トーンのベージュカラーは、イメージ画像のような明るさに。
選ぶ色によりますが、室内でもほんのり明るく感じる髪色になります。
10トーン以下は暗く見える髪色が多く、4トーンから5トーンは黒髪のトーンと言われています。
イメージの画像は、8トーンのグレージュカラー。
室内ではかなり暗く見えますが、陽に当たればツヤツヤと輝きます。
髪色に清潔感を持たせたい方におすすめの明るさです。
室内でも屋外でもしっかりと明るさを感じられ、自然と色素が薄い印象を作ることができます。
なお、15トーン以上の髪色を作るには、ブリーチが必要になってきます。
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髪を染めるときに押さえたい基礎知識3:ブリーチ
ブリーチとは、薬剤を使って髪が持つ元々の色素を脱色させるメニューです。
全ての髪色にブリーチが必要、というわけではありません。
ただブリーチをしてから髪を染めると、発色や質感などが引き出され、より理想の髪色に近づけることができます。
ブリーチありの髪色は、一度髪の色素を抜いているため、混ざり毛のない鮮やかな印象を受けます。
イメージ画像のように、透明度が上がったり、柔らかく見えたりするものも。
またトーンが上がるものも多いので、明るく発色のいい髪色を目指す方におすすめです。
ほんのり色付けることで、こなれた印象をプラス。
さりげなくイメチェンしたいときにおすすめです。
ダークトーンが得意なブリーチなしカラーですが、実はある程度明るくすることも可能。
明るめのカラー剤を重ねることで、理想の髪色に近づけやすくなります。
髪を染めるときに押さえたい基礎知識4:ヘアカラーデザイン
ほかにデザインを選んでおく必要があります。
デザインとは、色の出方や印象を決める染め方のこと。
同じ色でも、デザインが異なれば色味や印象は全く異なるものになります!
ここで代表的なものを覚えて、余裕の気持ちでイメチェンにのぞみましょう。
デザインその1:基本のカラーリング
一番よく知られたヘアカラー方法。 根元から毛先まで同色で染めていきます。 統一感のある綺麗な仕上がりになる一方、根元が伸びてくるとプリン状態になりやすいです。
デザインその2:グラデーションカラー
ひとつの色が徐々に他の色に変わっていくグラデーションカラー。 ヘアカラーでは、毛先に向かって徐々に明るくしていくデザインも主流です。 根元を地毛に近い色にしておくので、伸びてきても気になりにくいのがメリット! 何度も染め直す必要がないので、ちょっぴりズボラさんにもおすすめです。
デザインその3:メッシュ
メッシュとは、 表面の毛束を少しずつ取り、規則的にカラーリングを行う“ウィービング”テクニックを用いたヘアカラーデザインです。 細かく線状に色が入っており、色の効果で髪を立体的に見せてくれるのが特徴。 おしゃれさはもちろん、髪にボリュームを持たせたい人にもおすすめのデザインです。
デザインその4:ハイライト
メッシュと同様、線状のヘアカラーデザインとして紹介されるのがハイライト。 ベースの色に対して、ブリーチやカラー剤で部分的に明るい部分を作るデザインを指します。 立体感に加え、明るい色味による軽やかな印象が手に入ります。
デザインその5:ローライト
ハイライトの反対にあるのがローライト。 ベースカラーよりも暗い色を入れて立体感を出すデザインです。 ベージュなど明るい髪色の方が効果を生かせますが、暗髪の場合、目立たない代わりに引き締め効果を出すことができます。
デザインその6:バレイヤージュ
ハイライトとグラデーションカラーのいいとこ取りができるデザインがバレイヤージュカラー。 ハイライトに似ているように見えますが、ハケを使って髪に色を入れるため、裾に向かって明るい部分が広がっているのが特徴です。 根元から少し話してカラーを入れることで、こまめに塗り直さなくてもいいのがメリット。 むしろ、色のランダムさでこなれっぽく見えます。
デザインその7:ポイントカラー
ヘアカラーは髪の毛全部を染めるもの、と思いがち。 実は、部分的に別の色を取り入れるポイントカラーというデザインもあります。 イメージでご紹介しているのは、ポイントカラーの一種であるバングカラー。 前髪と顔の周りに別の色を取り入れ、顔まわりを明るく見せてくれます。 髪を全て染めるよりも髪へのダメージが少なく、カラー初心者さんにおすすめなんです!
デザインその8:インナーカラー
インナーカラーもポイントカラーの一種。 髪の内側にだけ別の色を入れるデザインを指します。 馴染む色を入れ込むだけでなく、ブリーチをして全く違う色を入れることも可能。 ヘアスタイルによりますが、ちらっと見えるおしゃれさで人気を集めています。
デザインその9:アンブレラカラー
バングカラーもインナーカラーも、内側に明るい色を入れるのが主流。 その反対で、外側が明るく内側が暗いヘアカラーデザインがアンブレラカラーです。 まるで傘をさすように色を被せることからこの名前がつきました。 ポイントカラー同様、部分的に色を抜いたり色を入れたりするので、ダメージを抑えながらハイトーンヘアを楽しむことができます。
髪を染めるときに押さえたい基礎知識5:ヘアカラーの種類
美容院に行くとよく聞く「〇〇カラー」という名前。 これらは使うカラー剤の種類をさしています。 それぞれ特徴や得意な色が異なるので、自分のやってみたい色が出せる種類なのか、チェックしておくのがおすすめ。 代表的な3つのカラーを紹介します。
その1:イルミナカラー
日本人が持つ髪の赤みを消し、透明感のある髪の毛にしてくれるイルミナカラー。 特殊な技術で髪のダメージを抑えてくれるので、染めた後もサラツヤヘアを保つことができちゃうカラーです。 赤みを消すという観点から、寒色系の色を得意としています。
その2:アディクシーカラー
アディクシーカラーも、イルミナと同じく、髪の赤みを消してくれるカラー。 イルミナと違うのは、茶色が入っていないため、より高発色な深みのあるカラーにできること。 さらに色もちも良いカラーと言われています。
その3:オーガニックカラー
文字通り、「オーガニック成分」が配合されている薬剤を使ったヘアカラー。 いろんなブランドの総称をさしています。 髪のダメージを補修してくれたり、ノンシリコンの場合はふんわり仕上げてくれる効果も! 髪に負荷がかからないので、細さなどで悩んでいる方も取り入れやすいカラーです。 イルミナやアディクシーとは異なり、赤みや黄みを含む色を得意としています。
不安解消。サロンで髪を染める際のオーダー方法
でもはじめてのヘアカラー、できるだけ失敗したくないし、注文するのも緊張しますよね……。
そこで、ヘアカラー前の心得をまとめてみました!
サロンに行く前に準備は必要?
そう思って、シャンプーをしてからサロンに向かう人、多いと思います。
ただ、サロンに行くときは、髪を洗わず行くのがベター。
美容師さんは普段の髪の状態からカラー剤の調合なども決めていくので、しっかり乾いた状態のまま向かうようにしましょう。
またカラー剤は薬なので、アレルギーが出ないかどうかもチェックしておきましょう。
肌に合わないカラー剤の場合、頭皮がかぶれてしまうなど、嫌な思いをすることもあります。
ヘアカラーってどれくらいでできる?いくらでできる
基本のヘアカラーだけであれば、1時間30分〜2時間が一般的。
しっかり色を入れるために時間を置いたり、ブリーチをしたりする場合、さらに30分〜1時間程度伸びることもあります。
料金の相場は7000〜8000円が相場。 こちらもメニューや地域によって変わるので、行こうとしているサロンがいくらで施術をしてくれるのか事前に確認しておきましょう。
失敗しないオーダーのコツは?
ヘアカタログやインスタで見つけた画像を見せるのもOKですが、明るさや色の雰囲気を伝えるだけでも◎
その場で悩んでしまったら、美容師さんにファッションやメイクの好みなどを伝えると、それにあったカラーを一緒に考えてくれますよ◎
怖がらず、自分のイメージを素直に伝えるのがポイントです♡
はじめての髪染めにおすすめ!2024年最旬ヘアカラーサンプル集
マガジン読者のみなさんはきっと「今っぽい髪色にしたい!」といろんなイメージを探しているのではないでしょうか。
そんなみなさんのために、ここからは今期トレンドのヘアカラーご紹介。
すぐに今っぽくなれちゃう、おすすめヘアカラーをのぞいてみましょう!
- くすみっぽい緑がおしゃれなオリーブベージュ
- くすみと柔らかさのいいとこどりができるオリーブベージュカラー。 オリーブカラーの緑のニュアンスが、ヘアスタイルにこなれ感をプラス。 シンプルなくびれミディアムヘアを一気にトレンディなスタイルに仕立ててくれます。
- 差がつく深みカラーのワインレッド
- ツヤ感と発色の良さが魅力の赤系カラー。 さらにそこに紫の要素を加えたワインレッドカラーは、今冬のトレンドカラーです。 上品かつ個性も出せるため、他の人と被らない髪色にしたい方におすすめ。 顔まわりレイヤーを取り入れた旬のボブスタイルと合わせて、ワンランク上のイメチェンを楽しみましょう。
- こっくりダークトーンのマロンブラウン
- 寒くなる時期に向けてこっくりとした色を選びたいならマロンブラウンが◎ 栗皮のような焦茶色が、落ち着いた印象を与えてくれます。 ツヤが出る色味なので、ゆるっと巻いたミディアムヘアがより様になっていますね。
- 柔らかく透明度の高いアッシュブラウン
- 暗めながらしっかり透明感が出るアッシュブラウン。 髪色の美しさはもちろんのこと、髪の質感も綺麗に見える髪色です。 ゆる巻きしたセミロングヘアと組み合わせ、大人っぽいスタイルを叶えてみて。
- 同系統で馴染ませた毛先ポイントカラー
- これまでチラ見せがトレンドだったポイントカラーデザイン。 今季はイメージ画像のような、細かく散りばめるようなデザインが人気です。 全体のブラウンカラーに合わせて同系統の色味でのせているのがポイント。 毛先の動きが印象的なレイヤーカットとの相性も抜群です。
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ヘアカラーで印象を変えて、新しい自分に!
でも大丈夫!
色の選び方やブリーチの有無など、髪を染める際の知識をざっくり入れておけば、失敗も少なく大胆なイメチェンも叶います!
大切なのは、イメージを持った上で、美容師さんと理想の髪色を相談していくこと。!
ぜひなりたい印象にあった素敵なヘアカラーをオーダーしてみてくださいね♡