2025年のトレンドヘアは?

2025年は、エフォートレスな髪型に注目。 エフォートレスとは、文字通り“がんばらない”ことを指しています。 「がんばらないヘアスタイル」、というと何のことだかいちいちつかみにくいかもしれませんね。 そこで、エフォートレスな髪型の具体を説明します。

エフォートレスな髪型、というのは誰もが見聞きしたことがあるナチュラルと同義です。 ファッションのトレンドがカジュアルに寄っている昨今ですから、 ヘアスタイルもナチュラルなもので合わせる、という流れになっています。 従来のヘアトレンドと違うのは、大きな変化でいえば質感です。 ウェットなスタイリング剤ではなく、自然なツヤが気分。 ですから、オイルも軽めのもの、バームも質感を出すためというより毛流れを整えられる、扱いやすいものが好まれるでしょう。 これは2024年のヘアトレンドとしてお伝えしていた“美しい髪”からの流れですね。

質感だけではなく、形も従来のトレンドとはちょっと変わります。 後述しますが、2025年は“形をつくる”ことよりも“形はナチュラルだけど、髪が動く”というほうが今っぽい印象に。 定番のボブはもちろん、ナチュラルなロングストレートも久しぶりに注目度が高まっています。

がんばらない、ナチュラルな髪型。 これが2025年のトレンドヘアを代表するキーワードです。 以下では、より具体的なヘアトピックスとともに、2025年のトレンドヘアを掘り下げます。

2025年のトレンドヘアトピックス1:レングス不問。いま髪を染めるなら“ほっこり”

2、3年前のハイトーンブームにより多くの方が「髪を傷める」という経験をされたことでしょう。 そんな体験からここ数年は「きれいな髪がいいよね、やっぱり」という気分が盛り上がってきました。 とはいえ、髪色を変えたいという気持ちを抑えることは簡単ではありません。 そこで、多くの方が注目したのが暗髪。 ホットペッパービューティーマガジンでは、暗くても色味を感じられる“ほっこり”とした髪色をトレンドして提案しています。 秋冬のコーデにもハマる色味ですから、ヘアカラー初心者の方にもトライしやすいでしょう。

“ほっこり”とした髪色を代表するのがブラウン系。 ダークトーンのブラウンをベースに、ベージュやグレーをブレンドし、明るさや透明感を加えた髪色は多くの方になじみます。
“ほっこり”系で人気が継続するグレージュもまた、狙いたい髪色候補のひとつ。 シアーな質感は時代が変わっても髪色のニーズとしては高く、その人気はまだまだ続くでしょう。
ブラウンやベージュ、グレージュのほか、オリーブもまたおすすめの髪色のひとつ。 暗い色味ながら透明感があり、秋冬の気分ともマッチするという点で実に今季的。

2025年のトレンドヘアトピックス2:色味が恋しくなる、2025年の春夏

「髪のダメージを抑えたいから、暗い色にしよう」というムードはまだまだ続きそう。 とはいえ、「そろそろ、ひさしぶりに色や明るさを楽しみたい」という気持ちにもなるのではないでしょうか? そんな気分が高まるのが、2025年の春夏。 そこで提案したいのが暖色系のヘアカラーです。 色味を強く、であれば寒色系より暖色系が◎。 また、色ツヤという点だったりトレンドだったりという点で暖色系に気持ちが傾く方が多いでしょう。

暖色系のなかでもピンクがやっぱり人気。その理由は肌の色を問わず、合わせられる範囲が広いから。 また、シンプルに「かわいい!」というのも注目度が高い理由としてうなずけますよね。
オレンジもまた、候補にいれたいヘアカラーの一種。 ハイトーンまでブリーチをせずとも色味が楽しめる髪色ですから、 ダメージが気になる方にもベターな選択と言えるでしょう。
できるだけ暗く、それでも色味は楽しみたい。 そんな方は、レッドはいかがでしょうか? 流行色としてグリーンが挙げられている2025年だからこそ、 好相性なレッドをアクセントとしてヘアカラーに取り入れるのはアリでしょう。

2025年のトレンドヘアトピックス3:レイヤーがないとはじまらない

ナチュラルな髪型とはいえ、髪に動きがほしくなるのは変わりません。 その点でいえば、定番のレイヤーも引き続き注目度がおとろえることはないでしょう。 2023年から2024年にかけて流行したフェイスレイヤーはもちろん、 表面にレイヤーを入れるヘアスタイルにも注目です。

表面にはあまりレイヤーをいれずに、顔まわりにレイヤーを加えるスタイルは今年も注目度大。 ダークトーンでも髪の動きがはっきりとしますし、 フェイスラインをぼかすという利点もうれしいところ。
フェイスレイヤーはフェイスレイヤーでも、高い位置からハイレイヤーをいれるスタイルも気分です。 「髪を伸ばしたいけど、変化があるといいな」という方にもうってつけ。
髪の表面、顔まわりともにローレイヤーでゆったりとした動きを出したスタイルもおしゃれ。 髪を結ぶことが多い方は、ハイレイヤーだと髪を結んだときに短い髪が飛び出してしまうことがあるので、 ローレイヤーのほうがアレンジしやすいですよ。

2025年のトレンドヘアトピックス4: まだまだ続くよ、Y2K

海外のファッションやヘアスタイルの流行が日本でもトレンドとして注目されることは多々ありました。 とはいえ、従来以上に韓国のトレンドが色濃く影響したのが2024年だったのではないでしょうか。 そんな韓国トレンドの影響もあり日本でもトレンドのキーワードとして挙げられたのが、Y2K。 2000年代をほうふつさせるファッションやヘアの数々に高まる人気ぶりは、2025年も続きます。

広めかつ短めの前髪に編み込みを合わせたヘアスタイルは、まさにY2Kらしい髪型のひとつ。 顔まわりに後れ毛を残し、抜け感を出すとより洒落感も楽しめます。
お団子アレンジの毛先だけを残したカチモリヘアも、Y2Kファッションとの相性が抜群。 難しそうに見えますが、セルフアレンジでも十分再現できるヘアアレンジです。
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カチモリと三つ編みをMIXしたヘアアレンジもまたおしゃれ。 三つ編みも細いほうが、より今っぽく仕上がります。

2025年のトレンドヘアトピックス5:そろそろ卒業。“THE くびれ”

先ほど解説したとおり、海外、特に昨今は韓国のトレンドが日本の流行に強く影響しています。 その点では、くびれヘアは2024年、正確には2023年ごろからK-POPの影響を受けてトレンド化したヘアスタイルといえるでしょう。 しかし、今のK-POPシーンを見ると“THE くびれ”のアーティストは多くはありません。 むしろ、くびれっぽさはありつつもナチュラルなミディアムやロングが韓国のアーティストにも多く見られます。 そんな、シーンの今は日本のヘアトレンドにも影響するでしょう。

たとえば、くびれをベースにしつつも表面にレイヤーが加わることで「くびれを少し崩したヘアスタイル」。 これがレイヤーのトレンドとも相まって、日本でも定番化するでしょう。
毛先だけを遊ばせたヘアスタイルもまた、“脱・くびれ”として注目したいところ。 形自体は落ち着いているので、色味で遊ばせるとよりカジュアルな印象に。
くびれスタイルの流行により、髪を伸ばす方が増えたのが2024年。 「伸ばしたけどどうしようかな」という方に提案したいのがパーマです。 ジェリーパーマ再燃の気配もある2025年は、 大きなカールでゆったりとした雰囲気を楽しみたいもの。 ホットペッパービューティーに掲載しているくびれヘアやパーマスタイルから、お気に入りを探してみては?

2025年のトレンドヘアトピックス6:ベリショ、ひさしぶりに気分です

伸ばした髪を、バッサリとカットしたい。 そんな気分も2025年のトレンドにマッチします。 ショートボブやミディアムからロングまで伸ばすのもアリですが、 一方ではベリーショートの気分も生まれそう。

頭の丸みに合わせてサイドを短くカットしつつトップに少し長さを残し、バングは短めに。 そんなピクシーカットがショート派にはおすすめです。 えりあしを長く残してウルフっぽいテイストをブレンドすると、 カジュアルな印象も強まります。
えりあしも短く、前髪はさらに短くカットしたコンパクトなベリーショートもアリ。 少し明度が高い色味を合わせればカジュアルに、 ダークトーンならば落ち着いた印象になります。
全体的に長さを残してパーマをかけるのも選択肢として◎。 よりエフォートレスな雰囲気も楽しめます。

2025年のトレンドヘアは“がんばらない”。とはいえ……

数々のトピックスやサンプルと合わせて、2025年のトレンドヘアであるエフォートレスな髪型を紹介しました。 「がんばらない」というキーワード、そしてナチュラルなヘアスタイルは多くの方にマッチするものであり、 誰でも楽しめる要素が満載です。 とはいえ、「がんばらない」といってもカットが重要であることやヘアケアがマストであること、 そして何よりスタイリングも必須であることは変わりません。 あなたが通う美容室でヘアケアの相談をしたり、 ヘアスタイリングのテクニックを教わったりと、 本当の意味で「がんばらなくてもいい」わけではない点はご注意を。 ホットペッパービューティーマガジンでは、引き続きヘアのトレンドをご紹介します。 あなたらしいヘア、新しいヘアの数々をお見逃しなく!

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