編み下ろしってどんなアレンジ?

編み下ろしアレンジとは、髪を編み込んでまとめた部分を下に垂らしたヘアスタイルのこと。 三つ編みや編み込みなど、編み方は多数。 ふわふわしていたりすっきりまとまっていたり、編み方によって異なる印象を楽しめるのがポイントです♡

編み下ろしの編み方バリエーション

編み下ろしは、同じ形でも編み方が異なるだけで雰囲気が大きく変わります。 ここでは、王道の三つ編みから凝った編み方のフィッシュボーンまで、代表的な編み下ろしを紹介します。

三つ編み

まずは王道の三つ編み。 髪を三つの束に分け、真ん中の束を左右から交互に編んでいくことで完成します。 不器用さんでも簡単に取り入れやすく、乱れにくい編み方です。 すっきりシルエットの三つ編みはレトロな雰囲気に。 編み目から髪の毛を引き出して作ったふわふわな三つ編みは、可愛らしく抜け感のあるスタイルに仕上がります。

編み込み

編み込みは髪を少しずつ拾って編んでいく、三つ編みの少し難易度の高いアレンジ方法。 三つ編みとは異なり編んだ髪が頭に密着するため、立体的で凝った見た目が特徴です。 控えめな印象にしたいときには表編み込み、編み目を目立たせたいときには裏編みを選ぶと◎ 目的に合わせて編み方を使い分けることで、アレンジをより楽しめます。

ロープ編み

ロープ編みは、簡単なのに凝ったヘアスタイルに見える優秀な編み方。 髪を二束に分けてねじるだけで完成します。 普段使いしやすいカジュアルなスタイルです。 手軽に編み下ろしをしたい方や、三つ編みや編み込みとは違う雰囲気の編み方に挑戦してみたい方におすすめ◎

フィッシュボーン

フィッシュボーンは、見た目が魚の骨のようであることからその名前が付けられています。 一見難しそうに見えますが、実は左右の束を決まった順番に編み込んでいくだけ。 最初に二つの毛束を作り、さらにその毛束を二つに分けて作ります。 すっきりとしたタイトなシルエットにすればクールな印象に、ふんわりと髪の毛を引き出せばフォーマルなシーンでも活躍する華やかな印象に。

基本の編み下ろしアレンジテクニック

編み下ろしアレンジを楽しむには、まずは基本の編み方を知っておきましょう! ここからは、基本の編み方の手順を丁寧に解説していきます◎

①毛束をざっくりとりわけ、毛先をコテで内巻きにする

②ハチ上から表面の髪の毛を分けとり、中間から挟んでミックス巻きにする。ハチ上全体を同じように巻く
※編んでしまうので毛束全体はまかなくてOK。編まない表面の部分を巻いておくのが◎
③オイルを手に取り、髪の表面と毛先に馴染ませる
④ハチ上から髪の毛を分けとる

⑤3等分にする
⑥3等分にした左の毛束を真ん中の毛束の上に重ねる

⑦右側の毛束を真ん中の毛束に重ねる
⑧左からこめかみ付近の毛束を分けとり、一番左の毛束と一緒にもつ

⑨もった毛束を真ん中に重ねる。同じ手順で右側の毛束も真ん中に重ねる

⑪左から耳上付近の毛束を分けとり、一番左の毛束と一緒にもつ

⑫もった毛束を真ん中に重ねる。同じ手順で右側の毛束も真ん中に重ねる
⑬手順5と6と同じように、耳後ろ、首の後ろの順で毛束を分けとり、三つ編みにしていく
⑭髪を後ろに引っ張りながら、できるところまで三つ編みをし、毛先で縛る
⑮毛先からトップにかけて編み目をほぐしていき、完成

あるあるを解決!失敗しない編み下ろしアレンジのコツ

この記事を読んでいる方の中には、編み下ろしをやってみたけどなかなか上手くいかなかったという人も多いのでは? ここからは、アレンジ中に起こるあるあるを例に、失敗しないアレンジのコツを紹介していきます。

あるある1:そもそも髪の毛が編みにくい

髪の毛にくせがある方は髪がまとまりづらく、編みづらさを感じているのでは? 髪の毛を編みやすくするためには、二つの下準備がおすすめ。 一つ目は先に髪を巻いておくこと。 あらかじめ髪を巻いておくことで毛束がまとまり、編みやすくなります。 二つ目はスタイリング剤を付けること。 広がりやばらつき、ぴょこっと飛び出てしまう髪の毛を抑えられます。 また、編み目が崩れにくくなりアレンジが長持ちしやすくなります◎

あるある2:編んでみたけどなんだかおしゃれに見えない

編み下ろしアレンジを崩したくなくて、きつく編んでしまうことも多いかと思います。 そうしたヘアスタイルは、野暮ったくなり、おしゃれに見えないことがあるんです。 そんな時は、編んだ部分から髪を程よく引き出し、あえて崩してみましょう。 きっちりしすぎないルーズさとふんわりとした立体感が、アレンジを華やかな仕上がりにしてくれます。

あるある3:髪が短くて上手く編めない

髪が肩につかないくらいの方は、髪が編み目に届かない、短い髪が飛び出てしまうなど、その短さから上手く編み下ろしが作れないことも。 髪が短い方は、髪の根元に近い位置から編み始めるのがおすすめです◎ 髪のトップやサイドの根本に近い位置からスタートすると、短い髪も巻き込みやすくなり、崩れにくくなります。 また髪を細かく分けて少しずつ編むことで、短い髪でもまとまりやすくなりますよ。

アレンジの参考に。編み下ろしヘアカタログ

編み方によって、いろんな雰囲気が楽しめる編み下ろしアレンジ。 ここからは様々なアレンジ方法をカタログとともに紹介していきます!

タイトに編む、大人っぽ三つ編みツイン
可愛らしい雰囲気を持つ三つ編みツインですが、こちらはナチュラルで大人っぽい雰囲気のスタイル。 三つ編み部分をタイトに編ぶと、きっちりとした印象になります。 タイトに編むときは、髪にオイルやワックスを揉み込んで、まとまりやすくしておくのがおすすめです。
アクセサリーでアクセントを加えた定番ヘア
編み下ろしの中でも定番の三つ編みスタイル。 スカーフでアクセントを加え、シンプルになりすぎないよう仕上げています。 定番スタイルをお呼ばれの際に使うなら、ヘアアクセサリーを付けて華やかな印象にチェンジしましょう◎
編み込み × ロープ編み
編み込みとロープ編みをミックス。 周囲と被らない個性的な編み下ろしにしたいのなら、複数の編み方を取り入れてみて◎ 結婚式やパーティーなど様々なお呼ばれでも活躍してくれます。
タイトにまとめたフィッシュボーン
タイトポニーにフィッシュボーンを合わせたスタイル。 フィッシュボーンの真ん中で一度結び目を作ってあげることで、より凝ったアレンジに。 見た目は落ち着いているので、フォーマルでもカジュアルでも使える優秀アレンジです◎
浴衣に合わせる編み下ろし
編み下ろしヘアは、浴衣に合わせるアレンジとしても◎ 三つ編みのポイントは、編み目から髪の毛を引き出すこと。 ボリュームを出したデザインが、お洒落な抜け感をプラスしてくれます。
華やかフィッシュボーン
髪の毛を適度に引き出し、幅を太めに作ったフィッシュボーン。 そのままでももちろんかわいいのですが、アクセサリーをプラスすれば華やかな雰囲気に。 華奢なアクセサリーを選ぶことでフォーマルなシーンにぴったりな上品感が生まれます。
玉ねぎヘア × 編み下ろし
玉ねぎヘアはシルエットがキュートなトレンドアレンジです! 毛先を長く残し、くるっと巻いて抜け感をプラスしています。 根元をねじって、普通の玉ねぎヘアと差をつけてみて。