ロング × ブリーチの魅力とは

ロングヘア×ブリーチは、長さがあることでカラーのニュアンスや立体感がぐっと引き立つスタイルです。
透明感カラーもビビッドカラーも、髪の面積が広いからこそ映えるのが魅力
カットで大きく形を変えなくても、カラーだけで雰囲気をガラッと変えられるので、取り入れやすいイメチェン方法でもあります。

やってみたかったカラーが叶うのはもちろん、イベント前には推しカラーで気分を上げられるなど、楽しみ方もさまざま。
もちろん、ブリーチのダメージや色持ちの不安もありますが、しっかりケアすれば美しい髪を維持することも可能です。
特別な日のためのイメチェンにも、日常を彩るおしゃれにも、ロングヘア × ブリーチの組み合わせは思いきって挑戦する価値のあるスタイルといえます。

メリット大解剖!ブリーチで叶う透明感とデザインの可能性

ブリーチには、「透明感のある色味」と「デザインの自由度を広げる」2つの大きなメリットがあります。

ブリーチと聞くとハイトーンでビビッドな色味を作り出すものと思いがち。
もちろんその側面もありますが、その真価は色の質感をコントロールするところにあります。

そもそも日本人の髪は赤みが強いため、ブリーチなしではどうしても透明感のある色が出しにくい傾向にあります。
ブリーチによって髪の色素を取り除くことで、色の持つ繊細なくすみ感や抜け感を実現可能。
明るさに関わらず、どこか透き通った見た目の髪色を叶えることができます。
ヘアスタイルのデザインを広げられるのもブリーチの醍醐味
例えば、ブリーチした髪全体を一色で染めるのではなく、2色使いで染めることで、他にない色のコントラストを楽しむことができます。
明るい色を上から被せるアンブレラカラーなどもブリーチヘアだからできるデザインです。

さらに、筋のように髪色を抜き、髪に立体感を持たせることも可能。
動きのあるレイヤーカットやアレンジとも好相性で、ワンランク上のおしゃれを叶えてくれるでしょう。

デメリットと対策は?髪のダメージ・色落ち・費用について知っておこう

ブリーチは魅力的なスタイルを叶えてくれる一方で、事前に理解しておきたい注意点もいくつかあります。 ここでは、「ダメージ」「色落ち」「コスト」の3つの観点から、気になるデメリットとその対策をわかりやすく解説します。
デメリット1:髪へのダメージ負担が大きい
ブリーチは髪のメラニン色素を抜く施術のため、通常のヘアカラーより薬剤が強く、髪の毛が傷みやすいのがデメリット。
枝毛や切れ毛、パサつきが出やすくなるので、髪をきれいに保ちたい方は注意が必要です。
ダメージを軽減するためには、美容師さんと相談し、ケア成分を含んだブリーチ剤を使ってもらうと◎
また、美容室での集中トリートメントに加えて、洗い流さないトリートメントや保湿力の高いヘアオイルを使った毎日のホームケアが欠かせません。

デメリット2:頻繁な美容室通いが必要
ブリーチした髪が伸びると、根本と毛先の色の差が目立ってしまう、いわゆる"プリン"状態に……。
そのままにしておくと、ヘアスタイル全体の印象がぼやけて見えたり、次のカラーの仕上がりに影響することもあります。
そのため、1.5~2ヵ月ごとにリタッチやカラーをするのが理想的。
お金や時間負担となる可能性もあることを覚えておきましょう。

デメリット3:色落ちが早い
ブリーチをした髪は色が入りやすい反面、抜けやすい状態でもあります。
特に透明感のあるカラーや淡い色味は色持ちが短いため注意が必要。
万全の髪色にしたいタイミングを見計らって染めるようにしましょう。

ちなみに色持ちをよくするにはカラーシャンプーの使用が効果的ですが、使い方を誤ると次のカラーに影響がでることも。
使用頻度や使い方は美容師さんに相談しておくと安心です。

ロング×ブリーチ人気ヘアカタログ10選

踏み込むのにちょっぴり勇気のいるブリーチカラー。 それでも、ブリーチをすることで髪色の可能性が大きく広がるのは間違いありません。 今回は、初心者さんにもおすすめのスタイルを含めた10選をご紹介。 ここで自分にぴったりのデザインを見つけて、ブリーチデビューしてみませんか?

透明感あふれるミルクティーベージュ
とろんと甘い色味と透明感が存分に発揮されたミルクティーベージュ。 派手すぎない肌なじみの良いカラーなのでブリーチ初心者の方にもおすすめです◎
ほんのり明るいブラウンベージュ
こちらはブリーチをベースに染めたブラウンベージュ。 通常ブリーチなしでも染められるブラウン系カラーですが、ブリーチがベースにあることで、全体のトーンがほんのり明るくなります。 ブラウンのツヤとベージュの透明感、そのどちらも活かせるお得な髪色です。
透け感 × ツヤ感のグレージュカラー
ブラウンやベージュに続くベーシックカラーとして注目されるグレージュ。 ブリーチをベースにしておくことで、独特の透け感とツヤ感を強めることができます。 なかでもダークグレージュは彩度が低く派手過ぎないため、彩度が低く派手過ぎないカラー。 黒髪からいきなり明るくするのに抵抗がある方にもおすすめです。
淡くまろやかな愛されピンクカラー
淡さが印象的なこちらのハイトーンぴんく。 ベースはしっかりと2回以上ブリーチ。 まろやかな色味が魅力的で、甘すぎず、柔らかいムードをまといたい方におすすめです。
透け感ラベンダーカラー
大人っぽさも備えた透明感たっぷりのラベンダーカラー。 上品な色味はもちろん、ラベンダーカラーは色落ちがきれいなのもメリット! 色落ちはグレー系になるので一度で二度楽しめます。
艶感ネイビーカラー
カラー感はあるのに奇抜すぎないのがネイビー。 「ブリーチで色をいれたいけど、奇抜にはしたくない」、そんな方にぴったり! 室内ではダークトーンで落ち着いた印象に見えるので、仕事などであまり髪を明るくできない方にも向いています。
抜きっぱなしブロンド
ブリーチをした髪にあえて色を乗せず、そのままのブロンドを楽しむスタイルです。 色を乗せないので色落ちの心配がないのが嬉しいところ。 しっかり楽しんだ後はカラーメニューだけで楽しみやすいのも魅力です。
赤みのないオリーブカラー
髪の赤みが気になる人におすすめなのがくすみが特徴的なオリーブカラー。 肌なじみがよく、寒色系の中でも重く見えないのがポイント。 ナチュラルな透明感をプラスしてくれます。
大人っぽボルドーレッド
深みのある発色が魅力のボルドーレッド。 ブリーチすることで色味がしっかり入り、ツヤ感がぐっと引き立ちます。 上品で大人っぽい印象にしたい方におすすめ◎
光をまとうシルバーカラー
ブリーチベースだからこそ叶う、ハイトーンのシルバーカラー。ストリート系にもモード系にも映える、洗練されたクールカラーです。個性派スタイルを楽しみたい方にぴったり!

ブリーチ後の正しいアフターケア

ダメージが大きいからこそ、ブリーチヘアはアフターケアがとても重要。
ここでは、きれいなブリーチヘアを保つためにできる、ケア方法をご紹介。
毎日の生活で取り入れやすいホームケアを中心にまとめました。

ポイント1:髪を濡れたまま放置しない
濡れた髪はキューティクルが開いているので、外部からの刺激にとても敏感な状態です。
そのため、お風呂から上がったらタオルで優しく水気を取り、できるだけ早くドライヤーでしっかり乾かすことが大切です。

ポイント2:ブリーチ毛向けのシャンプーやリンスを取り入れる
ブリーチ後の髪はとても繊細です。
だからこそ、ダメージケアに特化したシャンプーやリンスを使うことが重要。
ダメージケア成分が配合された商品や、洗浄力の強すぎないものを選ぶのも効果的です。

ポイント3:ドライヤー前に髪の毛を保護する
濡れた髪を乾かす前は洗い流さないトリートメントやヘアオイルで髪を保護するのがベター。 ドライヤーの熱によるダメージを防ぎつつ髪に栄養を与え、乾かした後の髪に潤いとツヤを与えることができます。

「ロング ブリーチあり」の料金相場と施術時間は?

ブリーチを検討している方にとってやはり気になるのは料金や施術時間。
特にブリーチヘアは定期的に美容室に通う必要があるので、事前にチェックしておきましょう。

まずブリーチ1回+カラーは10,000円~20,000円程度が平均的な価格。
ブリーチ2回+カラーだと、20,000円~30,000円になることが多いでしょう。
美容院によってはロングヘア料金が別途かかる場合もあるので事前のカウンセリングでしっかり確認するのがおすすめ。

施術時間は、1回の場合だとおおよそ3~4時間、2回になると5時間以上になることが多数。
目指す色味によっても異なるので、時間に余裕をもって予約するようにしましょう。

似合う顔型・髪質は?自分にぴったりのブリーチありのロングを見つけるコツ

「ブリーチに挑戦してみたいけど、自分に似合うか不安……」
そんな方も多いのではないでしょうか?
しかし、ブリーチありのロングヘアは、自分の顔型に合わせたスタイリングや色選びで、どんな方でも似合わせることが可能
さらに、髪質によっては仕上がりやダメージの出方も変わってくるため、自分の髪の特徴を理解しておくことも大切なんです。
ここでは顔型・髪質別にロングのブリーチヘアを似合わせるためのポイントをご紹介します。

・丸顔の方
可愛らしい印象の丸顔さんはピンクやベージュなどの柔らかな色を入れることで魅力が引き立ちます。
すっきりとした印象にさせたいなら顔まわりにIラインを意識してみるのもおすすめ。
縦のラインを出すことで全体のバランスが整いやすくなりますよ。

・面長の方
縦の印象が強い面長さんはブロンドなどのハイトーンカラーとの相性が良いです◎
顔周りが明るくなるので顔の色と髪色の差が目立たなくなり、縦の印象が緩和されます。
面長さんの長所である大人っぽさを活かすなら、バイオレット系の深みのあるカラーにするのもおすすめです。

・ベース型の方
骨格がはっきりとしているベース型の方は、力強い印象になりがち。
そんな印象をやわらげるには、ベージュなどの柔らかなカラーを選ぶのが◎
骨格の印象を和らげてくれるため、優しい印象に仕上がります。

・逆三角形型の方
シャープなフェイスラインと広めの額が特徴の逆三角形型の方は、クールな印象を持たれやすい顔立ち。
そこで透明感のあるミルクティーカラーやアッシュ系のカラーで軽やかさを演出。
顔まわりのシャープさがやわらぎ、バランスの取れたスタイルになります。

次に意識すべきは髪質。
ブリーチは髪質によって発色やダメージの度合いが変わってきます。
髪が細い方は色が抜けやすいため、1回のブリーチでも理想の色に近づきやすいですが、その分痛みやすくもあるのでしっかりケアをしてあげることが重要です。
髪が太くてしっかりしている方は、色が抜けにくいため、複数回のブリーチが必要になる場合も。
ブリーチ回数は美容師さんと相談しながら進めましょう。 

「ロング ブリーチあり」の次はどんな髪型にするといい?

ブリーチありのロングヘアをしっかり楽しんだあとは、少しイメチェンをしてみるのもおすすめ。
明るい髪色を活かして、動きのあるレイヤースタイルで立体感を持たせたり、発色やツヤ感を際立たせるストレートヘアに挑戦してみたりと、選択肢はさまざまです。
もちろん、思い切ってミディアムやボブなどの短めスタイルにすることで、毛先のダメージをリセットしながら気分を変えることもできますよ。
ここでは、ブリーチありのロングの次におすすめの3つのスタイルをご紹介します。
ぜひ自分らしいヘアスタイルを探してみてくださいね。

ブリーチカラーをもっと魅力的に見せたいなら、レイヤースタイルがおすすめ。
ブリーチで気になったダメージ部分をカットしつつも長さを活かせるのがポイントです。
顔まわりや毛先にレイヤーを入れることで立体感が出るほか、透明感カラーをあわせればより軽やかな印象が叶います。

髪質改善や日々のケアで周りと差が出るストレートスタイル。
しっかりケアしたストレートヘアは、ブリーチの発色を際立たせます。
きれいなツヤを出すには、日々のヘアケアに丁寧に時間をかけることが大切。
だからこそ、「せっかくブリーチした髪をより美しく見せたい」という方に次のヘアスタイルとしておすすめです◎
手入れの成果がはっきりと表れやすいから、自分自身の努力がしっかり報われる、満足度の高いスタイルです。

色は残しつつ印象を変えたいなら、思い切って長さをぐっと短くしてみませんか? ロングからバッサリ切るときに提案したいのはシンプルながらおしゃれ見えするボブヘア。
ブリーチカラーの明るさや透明感が引き立ち、顔まわりもすっきりと見せてくれます。 毛先をワンカールさせるだけでこなれ感が出るので、スタイリングも簡単。 ブリーチ後のダメージ部分をカットしたい人にもおすすめです。