美肌貯金、してますか?

お肌の曲がり角…なんてよく聞きますが、キレイな肌をキープするためにはスキンケア方法や過ごし方が重要!日々のケアや生活習慣を見直して「美肌貯金」を今すぐはじめましょう!

20代の肌は皮脂分泌が盛ん。汚れと混ざると大きな負担に

「20代前半の肌は、新陳代謝がスムーズで分泌される皮脂が多いのが特徴。与えるスキンケアより、まずは皮脂汚れを落とすことが大切です」(M'sクリニック南麻布 伊藤まゆ先生・以下同)

もしその皮脂を放置すると…?

「メイクやほこり、花粉などと混ざり、酸化して肌ダメージを与える活性酸素を発生させます。これが毛穴に詰まると炎症を起こして肌荒れに。それをカバーしようとコンシーラーなどでふさいで悪化させると、あとが残る状態になることも」

適切なクレンジングで将来の乾燥肌も予防

そこで30代以降の美肌を作る「美肌貯金」のひとつは、正しい洗顔。

「帰宅後は必ず、メイクを落として洗顔を。そのまま寝るのは、肌をケアするはずの時間に肌老化を促す活性酸素で邪魔するため、絶対NGです」

逆に強いクレンジング剤などでの乾燥で肌荒れを繰り返すトラブルも!

「皮脂の取りすぎは逆効果。保湿は化粧水とジェル状美容液など、油分が少なく肌がもちもちするもので、必要なうるおいをたっぷり与えて」

紫外線対策を日々貯金して光によるエイジングをケア

日焼けによる紫外線への対策も、大切な「美肌貯金」

「紫外線を浴びると体内に有害な活性酸素を発生させ、その影響が長年蓄積してシミやシワ、たるみにつながります。紫外線は春から大量に降り注ぎ室内まで届くので、日焼け止めや食事で内外から対策し、改善を」  

それでも肌奥に残る皮脂汚れや紫外線ダメージは、蓄積すると美肌貯金をマイナスに。エステでプロの手に任せ、リセットを目指しましょう!

【美肌貯金メソッド1】皮脂汚れの肌負債返済で、毎日肌をリセット

朝につけた日焼け止めやメイクが、皮脂と大気汚染、紫外線などと混ざると、夕方には肌の上で酸化した状態に。さまざまな肌トラブルの要因になるので、一刻も早くクレンジングを。

【これで貯める】皮脂の取りすぎはNG !やさしくしっかり洗顔を

オイルクレンジングと熱すぎるお湯は乾燥の元なので、皮脂を取りすぎないジェルなどのクレンジングを使い、水に近いぬるま湯で適切な洗顔を。またこすったり皮脂オフ対策での物理的な刺激も厳禁。肌表面の角層はラップ程度で、数ミリの薄さ。小さな刺激でも肌負債は積み重なるので、極力やさしく

【日々の美肌貯金ケア】毎日の丁寧な汚れリセットで肌トラブルと無駄な刺激を避ける

毛穴が開き、無理なく落とせるお風呂でW洗顔を
肌は直接さわらず、ジェルや泡の表面をクッションにするのが洗顔の鉄則。こすっても皮脂は落ちません。1本で全てオフするタイプより、クレンジングと泡立てた洗顔剤でWクレンジングのほうが肌にやさしい可能性は大。
毛穴パックでの角栓オフは悪影響のほうが大!
肌汚れが残って酸化することで小鼻の角栓や黒ずみが気になると、毛穴パックに走りがち。でも毛穴まわりの健康な肌まで傷つけて刺激し、肌荒れになるだけです。角栓は、毛穴をゆるめ、中の皮脂を溶かしてからオフすべき。

【スペシャル美肌貯金ケア】セルフで落としきれない皮脂汚れをサロンでオフ

エステで本格的なディープクレンジング
通常のクレンジングをした後、温かなスチームをあてて毛穴を開かせながら、温熱ジェルを顔全体に塗布します。充分に毛穴をゆるめたら、溶け出した皮脂汚れをマシンで吸着。肌の負担がない形で、こびりついた汚れも毛穴奥からオフします。
保湿しながらパックで余分な皮脂を吸着
厚みが出ないタイプのクレイパックを、目の周りを避けて顔全体に塗布。そのままある程度放置することで、余分な皮脂だけを吸い取り、必要なうるおいは与えてくれます。この後、化粧水や美容液で改めてたっぷりうるおい補給して仕上げ。

【美肌貯金メソッド2】紫外線による活性酸素にリスクヘッジ

紫外線はメラニン色素を活性化してシミの原因となる一方、肌のハリを支えるコラーゲンをじわじわ破壊してシワやたるみの元に。予防や食事での肌環境改善で、美肌への投資を。

【これで貯める】肌バリア機能アップに腸内環境から対策を

日焼けする夏以外にも、紫外線の影響は体内に蓄積。窓から室内にも届くので、外出しない日も日焼け止めは欠かさず、食物・飲み物で内側から悪影響を抑えて。特に花粉などの影響を受けやすい敏感肌の人は、バリア機能が弱く紫外線にも弱くなりがち。乳酸菌サプリなどで腸内環境を整えるのも大事です。

【日々の美肌貯金ケア】外からのブロックとインナーケア、習慣化させることで光老化を予防

大切なのはPA値。室内でもUVクリームを必ず
UVカットは必須。SPFは20程度でもOKですが、コラーゲン破壊対策につながるPAの数値は++++を。乾燥ケアも兼ねてクリームがベストですが、苦手な人はパウダーでも。そして夜は必ずクレンジングで落として
日焼け中でも飲める緑茶やコーヒーは特に便利な味方
活性酸素の悪影響を抑えるために摂りたいのが、抗酸化成分。ビタミン類や、緑茶に含まれるカテキン、コーヒー・ワイン・チョコに豊富なポリフェノール、トマトに含まれるリコピンやエビ・カニに多いアスタキサンチンが代表的です。

【スペシャル美肌貯金ケア】うっかり日焼けや夏の終わり、紫外線の影響が気になるなら…

ビタミンCのイオン導入で活性酸素を抑える
肌老化の元凶ともいえる活性酸素の悪影響を抑える、抗酸化成分のビタミンC。そのままだと安定しないので、肌になじみやすい形で配合した高濃度の美容液を顔全体になじませたら、微弱電流で肌奥までしっかり浸透させます。
日焼け残りを防ぎ代謝を促すハンドトリートメント
メラニン色素は本来肌を守るものですが、代謝が悪く部分的に色素が残るとシミなどに。ハンドトリートメントで血流を促してケアを。日焼け直後は刺激を避け、デコルテだけの施術もおすすめ。それで顔の血流は促されます。

教えてくれたのは…

伊藤まゆ先生

聖マリアンナ医科大学病院、関連病院での消化器・一般外科勤務などを経て、M'sクリニック南麻布を主宰。日本臨床自然療法研究会会長などを務め、美容医療にも精通する医師。

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企画/吉田恵理・菅野美咲(本誌) 構成・取材・文/江尻亜由子 イラスト/安森由紀子(クリーク・アンド・リバー社)
※各施術やサービスは、サロンやメニュー、施術者によって異なります。詳細は、利用する店舗へお問い合わせください。