スキンフェードとは?

スキンフェードとは刈り上げ始まりが0mmから始まるスタイルのこと。
もみあげや襟足またはその両方を刈り上げ、トップの髪は残すように仕上げます。
シェイバーまたは剃刀を使用するため理容師が得意とするヘアスタイルです。

スキンフェードはフェードと何が違う?

フェードの一種であるスキンフェード。
先述の通り刈り上げが0mmから始まるため、地肌の見える範囲が広いのが特徴。
ゆえに雄々しい印象を与えます。
スキンフェードを含むフェードですが、フェードとは日本語でぼかすという意味をもつ言葉。
サイドを短く刈り上げてトップに向かうにつれ髪が長くなるため、グラデーションがかったような仕上がりが特徴です。

そんなフェードとスキンフェードの違いを挙げるとするならば、刈り上げ始まりの長さ。
0mmで刈り上げ始めればスキンフェードに、数mmでも残して刈り上げ始めればフェードとなります。

スキンフェードの魅力は?

刈り上げ部分が0mmから始まり、地肌の見える範囲が広いスキンフェード。
おのずと顔まわりや襟足がすっきりと仕上がるため清潔な印象を与えてくれます。

またロングからベリーショートまで、どんなスタイルとも組み合わせやすいのも魅力の1つ。
あなたが理想とする雰囲気や仕上がりをもとに、合わせる髪型を幅広い中から選ぶことができます。

スキンフェードはどんなひとに似合う?

スキンフェードが似合う人に共通する特徴は以下の2つが挙げられます。

・フェイスラインがはっきりしている

・髪が細い


サイドや襟足を地肌が見えるまで短く刈り上げるスキンフェード。
ゆえに輪郭補正の効果は期待できないと考える方も多いのではないでしょうか。
しかしスキンフェードはフェイスラインがしっかりしている方が取り入れることで、相対的にトップにボリュームが生まれフェイスラインが目立ちにくくなります。
また髪が細い方の方がグラデーションを作りやすく、綺麗に見えるとされています。

スキンフェードの種類は?バリエーション別印象の違い

ここまでご紹介してきたスキンフェード。 実は刈り上げる高さによって3種類に分けることができます。

ローフェード

ローフェードとは、耳の少し上またはもみあげや襟足を少し刈り上げたスタイルのこと。
刈り上げる範囲が狭いため、さり気なくスキンフェードを取り入れることができます。
そのためスキンフェードが似合うか不安な方や、ビジネスパーソンにおすすめです。

ミドルフェード

ミドルフェードとは、耳上2cm~3cm程まで刈り上げたスタイルのこと。
ローフェードに比べて刈り上げ部分が分かりやすく、後に紹介するハイフェードよりも攻めた印象になりずらいのが特徴です。
基本的なスタイルのため、初めてスキンフェードに挑戦する方はミドルフェードが◎

ハイフェード

ハイフェードとは、額あたりの高い位置まで刈り上げたスタイルのこと。
地肌の見える範囲が広いため、より雄々しい印象に。
一目見ただけでもスキンフェードと分かるため、攻めたスタイルに挑戦したい方や、髪と地肌のコントラストをはっきりつけたい方におすすめです。

スキンフェードはどんなスタイリング剤を使えばいい?

襟足やもみあげを短く刈り上げるスキンフェードは、相対的にトップにボリュームが生まれます。
ゆえに使用するスタイリング剤は不要なボリュームを抑えてくれるポマードやグリースがおすすめです。

また長時間屋外にいる日や湿気の多い時期などは、キープ力がありしっかり固まるジェルを使用してもいいでしょう。

好みの質感や状況によって、スタイリング剤を使い分けてみてくださいね。

学校や職場でも楽しめるスキンフェードは?

様々な人と出会い、好印象な装いが求められる学校や職場は、清潔感のあるスキンフェードはもってこいのスタイル。
中でも攻めた印象を与えずらい、ローフェードやミドルフェードがおすすめです。
またヘアカラーも黒髪やダークブラウンなど地毛に近いナチュラルな色味を合わせると良いでしょう。
エッジの効いたスパイキーベリーショート
スパイキーベリーショートにミディアムフェードを合わせて、清潔感ある仕上がりに。 エッジの効いたシルエットがワイルドな印象を与えます。
はっきりつけたコントラストが◎
刈り上げ部分とトップのコントラストをはっきりつけたショートヘア。 控えめなローフェードのため攻めた印象になりにくく、髪のまとまりもよくなります。
スキンフェードでつくる刈り上げマッシュ
サイドと襟足をスキンフェードで刈り上げたマッシュ。 ベーシックなマッシュに比べて地肌がより見えることで軽快な印象になります。 スタイルの持ちがよいのも嬉しいポイント。
七三分けにして誠実な印象を演出
スキンフェードとツーブロックを組み合わせたスタイル。 前髪は七三分けにして誠実な印象を演出。 フォーマルな場面でも活躍する好印象ヘアです。
アップバングで清潔感アップ
ベリーショートにスキンフェードを合わせて雄々しい印象に。 前髪は統一感を意識してアップバングをチョイス。 清潔感もアップし、表情も明るく見えます。

もっと自由にスキンフェードを楽しむならこんなスタイルもあり

もっと自由にスキンフェードを楽しみたい方は、トップのあしらい方を工夫したり、パーマやカラーで個性を出すのがおすすめ。
雄々しく攻めた印象のハイフェードに挑戦するのもいいでしょう。
スリックバックで攻めた印象に
ハイフェードとスリックバックの組み合わせは、攻めた印象のスタイルに。 顔に影が落ちないことで表情も明るく見え、清潔感もアップします。
カットラインが印象的なクロップスタイル
ぱつっとしたカットラインが特徴的なクロップスタイル。 周りはスキンフェードで高い位置まで刈り上げて、ワイルドな印象に仕上げています。
ジェットモヒカンで王道かっこいいスタイルに
ジェットモヒカンと好相性のスキンフェード。 王道のかっこいいスタイルを叶えることができます。 残したトップはゆるく波打ちパーマを施して、動きを演出しても◎
ノーセットでも決まるスペインカール
ノーセットでもかっこいいを求める方におすすめなのが、スペインカールとスキンフェードの組み合わせ。 外国人風の仕上がりで、大人っぽい印象を与えます。
マンバンで顔まわりをすっきりと
後ろでお団子を作るマンバンは、スキンフェードと好相性。 ハイフェードかつまとめ髪であるため、顔まわりをすっきり仕上げたい方におすすめです。
ラインを入れてひと癖あるボウズに
スキンフェードで刈り上げたボウズスタイル。 生え際の高さにラインを入れて、ひと癖プラスしています。
ヘアカラーで個性を引き出す
アップバングとハイスキンフェードの組み合わせはワイルドな印象に。 ヘアカラーはブリーチを施した後にメタリックシルバーを入れて個性を引き出しています。

スキンフェードの次はどんなスタイルがいい?

短く刈り上げるスキンフェードは、合わせるスタイルにもよりますが伸ばして次に移るのが一般的。 ここからはスキンフェードの次に取り入れやすいおすすめのスタイルをご紹介していきます。

軽快な印象の刈り上げマッシュ
サイドと襟足を刈り上げたマッシュ。 その丸いシルエットゆえに重みが出やすいマッシュですが、刈り上げを加えることで軽快な仕上がりになります。
やんちゃな印象のスパイキーショート
エッジの効いたシルエットのスパイキーショート。 髪の短さゆえに清潔感を感じられ、やんちゃな印象を与えます。
ソフトモヒカンで爽やかな印象に
こちらはモヒカンの中でも取り入れやすいソフトモヒカン。 ベーシックなモヒカンに比べてきつい印象になることはなく、爽やかなスタイルが叶います。

今回は実例のカタログをもとにスキンフェードについて解説していきました。 夏本番を迎える今、スキンフェードはデザイン面でも機能面でも優秀なスタイル。 そんなスタイルに挑戦して、暑い夏を爽やかに乗り切りましょう!