黒染めってどういうもの?

黒染めとは、髪色を黒や黒に近い暗さにするためのカラーリングのことです。
就活や仕事などで「暗めにしたい」と考えたときに、黒染めを検討する方も多いのではないでしょうか?

実は黒染めといっても、真っ黒の染料をそのまま入れるわけではありません。
赤や黄色、青などの染料をたっぷり混ぜ、暗いトーンで染めています

トーンが暗くなればなるほどたくさんの染料を入れるので、色持ちが長くなるのが特徴です。

黒染めはやめたほうがいいって本当?

黒染めは「やめたほうがいい」と言われることがあるのも事実。 その理由は、黒染めならではのデメリットがあるからです。 髪を手軽に暗くできる一方で、知らずに染めてしまうと後悔するケースも少なくありません。 ここからは、黒染めの主なデメリットをわかりやすくご紹介します。

黒染めのデメリット1:次に明るい色に染めづらい

黒染めをすると、次に髪を明るくしたいときに、思い通りの色に染まりにくいことがあります

原因は、黒染めには赤・黄・青といった濃い染料をたっぷり含んでいるから。
特に赤は髪に残りやすく、ブリーチしてもその染料が抜けきらず、赤みやオレンジっぽさが残ってしまうケースもあります

仕事や学校が理由で髪を黒くしたい場合でも、「また明るくしたくなるかも」と感じているなら、黒染めは慎重に考えたほうが安心です。

黒染めのデメリット2:ブリーチの履歴が見えなくなる

黒染めをすると、過去にブリーチをした部分との境目がわかりづらくなります

髪が均一に黒くなることで、カラーやブリーチ履歴が判断しづらくなるためです。
この状態で縮毛矯正やパーマなどをかけると、髪のダメージ状態を正しく判断できず、必要以上の負担をかけてしまう可能性があります

特にブリーチ履歴のある髪は、薬剤や熱に弱いため、慎重な施術が求められます。

反対に、黒染めのメリットは?

ここまで黒染めの注意点をご紹介してきましたが、もちろんメリットもあります。 しっかりと髪を暗く染められる安心感や、色持ちの良さは黒染めならでは。 ここでは、黒染めの代表的なメリットを2つご紹介します。

黒染めのメリット1:TPOを選ばず好印象

黒染めの大きなメリットは、どんな場面でも清潔感やきちんと感を演出できること。

特に就活や転職活動、インターン、学校の実習など、髪色に制限がある場面でも安心して過ごせます
地毛のような自然な黒髪に仕上がるため、フォーマルな場でも違和感がなく、好印象を与えやすいのがメリットです。

髪色のルールが決まっている職場や学校では、「きちんと見える」ことが何よりの安心材料。
そんなとき、黒染めは心強い選択肢のひとつになります。

黒染めのメリット2:色持ちが良い

黒染めは染料の量が多いため、髪にしっかりと色素が残ります。
そのため色持ちの良さにも定評がある施術です。

通常のヘアカラーと比べると、2~3ヶ月程度は暗さがキープできます。

染め直しの頻度を減らしたい方や、しばらく暗髪で過ごしたいと考えている方にとっては、手間もコストも抑えられるうれしいメリットと言えるでしょう。

黒染めはセルフか美容院、どちらで行うべき?

仕上がりの美しさとその後のヘアスタイルを守るなら、黒染めは美容院にお任せするのが正解です。

市販のカラー剤は、髪質や髪色問わず黒く染まるよう、強い薬剤が配合されているものもあります。
セルフで染めると、髪が染まるまでの放置時間が難しく、思った以上に黒くなったり、色ムラが出たりすることも多いんです。

このような状態になると、プロの技術をもってしてもムラを消したり、再び明るく戻したりすることが難しくなることも。

一方、美容院なら髪の状態に合わせて薬剤や塗り方を調整してもらえるため、ムラなく自然な仕上がりに。
ただ黒くするだけでなく、地毛のような透明感やツヤを引き出し、洗練された印象に仕上げることが可能です。

黒染めは暗髪カラーで代用できる?

黒染めの代わりとして人気のなのが暗髪カラー
地毛のようなナチュラルな黒っぽさを出しつつ、真っ黒になりすぎないのが特徴です。

暗髪カラーは、黒染めよりも染料が少なめで、赤みや色素が強く残りにくいため、次に明るい髪色にしやすいというメリットがあります
そのため、「とりあえず一時的に暗くしたい」「また明るく戻したい」という方にはぴったりです。

一方で、黒染めほど色持ちが良くないのがデメリット。
個人差はありますが、早い人で1カ月ほどで色が抜けてしまうこともあります。
この先も黒髪でいたいという方には、やや物足りなく感じるかもしれません。

結論、黒染めか暗髪カラーのどちらにすべき?

黒染めと暗髪カラー、それぞれの特徴がわかっても「結局どっちが自分に合っているの?」と迷ってしまう方も多いはず。

結論、「色落ち後明るくならないようにしたい」という方は黒染め、「数ヶ月後に明るいカラーを楽しみたい」という方は暗髪カラーが向いています

今のライフスタイルや、これから挑戦したい髪型を想像しながら選ぶのが、後悔しないための大切なポイント。
自分にはどちらが合っているのか、以下の3つのポイントで判断してみてくださいね。

ポイント1:どの程度の暗さにしたいか

まず考えたいのが、髪をどこまで暗くしたいかです。
きちんと感のある黒髪ですが、真っ黒すぎると不自然で重たい印象になってしまうことも。

肌や目の色に合わせたナチュラルな暗髪なら、就活やオフィスシーンでも使えます◎
ある程度トーンが暗くなれば良い場合は、暗髪カラーを選んでも良いでしょう。

もし、ダークトーンにするなら、グレーやアッシュなどを含んだカラーで透明感を入れるのが◎
清潔感もあって、ダークトーンにありがちな重さも軽減できますよ。

一方、髪色に厳しい職場や学校では、地毛より暗いトーンにしなければならないケースもあります。
4トーン以下まで暗くしなければならない場合は、美容院での黒染めを検討しましょう

ポイント2:どのくらいの期間、暗さをキープさせたいか

髪を暗くしたい期間が1~2ヶ月なら暗髪カラー、半年程度であれば黒染めを選ぶのがおすすめです。

理由は薬剤に含まれる染料の濃さが違うため、色持ちの長さが大きく変わること。
黒染めは3〜4ヶ月ほどしっかり色が定着しますが、暗髪カラーは数週間~1ヶ月程度で退色していきます。

たとえば、インターン期間だけなら暗髪カラー、長丁場の就活なら黒染めといった使い分けがGOOD。

美容室なら、「いつまで暗くいたいか」に合わせて薬剤の濃さを細かく調整してもらえます
期間を明確に伝えることで、髪への負担を最小限に抑えつつ、理想の透明感もキープしやすくなります。

「次の夏休みまで」「就活が終わる半年後まで」など、その後の予定も一緒に相談してみてくださいね。

ポイント3:今後、髪を明るくしたい希望があるか

「また明るくしたい」という希望がある場合は、色素が残りすぎない暗髪カラーやヘアマニキュアを選びましょう

黒染めをすると色素が髪の芯まで定着し、次に明るくする際、ブリーチを使っても色が抜けきらなくなるためです。
無理に明るく戻そうとすると、費用がかさむだけでなく、髪へのダメージも避けられません。

実習や研修で数日間だけ暗くしたい場合は、髪の表面をコーティングして染めるヘアマニキュアという選択肢も◎
反対に「しばらくは暗い髪がいい!」という方は、へアカラーや黒染めの方がきれいな髪色を保てます。

「次はいつ頃、どんな色にしたいか」を事前に伝えて、未来のヘアスタイルも守っていきましょう。

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黒染めの代用に。地毛風の暗髪カラー特集

黒染めせずに髪を暗くしたいなら、地毛風暗めカラーを取り入れてみましょう

美容院で黒染めをオーダーすると、髪へのダメージや今後のカラーチェンジを考慮して、暗髪カラーを提案してくれる美容師さんも少なくありません。

暗髪カラーは黒染めよりも自然な仕上がりで、色味のニュアンスも楽しめるのが魅力。
これからもおしゃれを楽しみたい方は、ぜひ暗髪カラーも選択肢に入れてみてくださいね。

グレー系カラー

ダークグレージュ
くすみのあるグレーカラーは色の種類が多いのが特徴。 落ち着いた印象のダークグレージュにすれば、限りなく黒に近い色に染めることができます。 赤みを抑えることができ、透明感溢れるトレンドヘアカラーに◎
アッシュグレー
赤みや黄みをしっかりと消してくれるアッシュグレー。 ダークトーンのアッシュグレーは、黒髪に近い落ち着いた色味ですが、光に当たるとほんのり透け感が。 黒髪でも重たい印象にみせたくない方、柔らかい雰囲気に仕上げたい方におすすめのカラーです◎

ブルー系カラー

ブルーブラック
濃いブルーを入れることで、黒髪のように見せるブルーブラック。 暗髪ですが、ブルーの鮮やかさや艶やかさが残っています。 室内では黒髪のように見えますが、光が当たるとほんのりブルーに。 黒髪に飽きた方にもおすすめです!
ダークブルージュ
ブルーとベージュをミックスし、暗めのトーンにまとめたダークブルージュ。 柔らかさのあるベージュにブルーを混ぜることでほんのりくすんだ暗髪に。 髪の赤みを抑えてツヤと透明感を与えてくれるため、暗めでも重たさを感じさせません◎ 黒染めよりもナチュラルで肌馴染みの良いカラーです。

パープル系カラー

パープルアッシュ
濃いめのパープルをのせて作るパープルアッシュ。 ダークトーンでも透明感とやわらかさを引き出せるカラーです。 重めのカットラインに合わせることで、韓国風スタイルに洗練された華やかさが加わります。 きれいめコーデとの相性もよく、上品で落ち着いた印象を叶えてくれます。
ダークラベンダー
赤みを消してくれるアディクシーカラー剤で作った、ダークラベンダーカラー。 黄みも打ち消す効果があり、ツヤと透明感抜群の暗髪に♡ 上品で大人っぽい印象に垢抜けたい方におすすめのヘアカラーです◎

ブラウン系カラー

ダークブラウン
地毛に近い暗めのダークブラウン。 真っ黒にするよりもほんのりブラウンを感じられる方がナチュラルな印象を与えられます。 染めていないように見えるため、就活やビジネスシーンでもおすすめのヘアカラーです◎
アッシュブラウン
しっかりと赤みを抑えたアッシュブラウンカラー。 ブラウンの色味にアッシュ特有のくすみ感がプラスされるため、暗めでも柔らかくナチュラルな雰囲気に。 過去に暖色系カラーだった方など、赤みを出したくない方には特におすすめ◎

就活やビジネスシーンに。黒染め・暗髪でもおしゃれに見えるヘアスタイル特集

就活やアルバイト、ビジネスシーンで好印象をゲットするなら、黒髪・暗髪でもおしゃれに見えるスタイルを選ぶのがポイントです。 黒染めやトーンダウン後は重たい印象になりやすいため、カットやスタイリングで抜け感をプラスしましょう。 ここでは、きちんと感をキープしながら垢抜けて見えるスタイルを紹介していきます。

黒髪・暗髪ショートスタイル

手軽に美人見え!乾かすだけで決まるくびれショート
シンプルながら洗練された印象を与える、乾かすだけでまとまるくびれショートです。 首元にフィットするコンパクトなシルエットで、黒髪でも重たく見えず上品な仕上がりに。 忙しい朝でも簡単にセットできるのが、うれしいポイントですね。
抜け感もあるハンサムショート
柔らかな質感が魅力のハンサムショートです。 ラフに流した前髪の効果で、大人っぽくも親しみやすい雰囲気に。 おでこをちらりと見せることで、暗髪でも明るい印象に仕上がります。 スタイリング次第でフォーマルにもカジュアルにも対応可能です♡
ブルーブラックで垢抜ける、モードなミニボブ
ブルーブラックで仕上げたミニボブは、黒髪特有の重さを感じさせない、洗練されたスタイルです。 暗髪の中にブルーの透明感が宿る、ツヤのある質感が魅力。 直線的なカットラインは、さらにクールな雰囲気を演出しています。 モードで知的な印象は、ジャケットとも相性ばっちりです。

黒髪・暗髪ミディアムスタイル

暗髪×くびれミディアム
暗髪ながら重さを感じさせない、透明感のあるミディアムスタイルです。 全体的にくびれシルエットを意識することで、トレンド感たっぷりの仕上がりに♡ スタイリングしやすいので、忙しい方にもおすすめの髪型です。
ナチュラルな黒髪ミディアムボブ
黒染めで落ち着いた印象に仕上げた、やわらかなミディアムボブです。 顔まわりに軽さを出すカットで、黒髪でも重く見えず抜け感のある仕上がりに。 セミウェットなスタイリングが、こなれた雰囲気を演出してくれます。
顔周りがおしゃれなレイヤーボブ
顔周りを中心にレイヤーを仕込んだミディアムボブ。 ブルーブラックで凛とした知的なムードも演出し、暗髪でも重たく見えません。 きちんと感と動きのあるスタイルなので、ビジネスシーンはもちろん休日もおしゃれに決まります。

黒髪・暗髪セミロング・ロングスタイル

黒髪ロングはレイヤーで軽やかに
毛先にしっかりレイヤーを入れ、黒髪ロングの重たさを解消した可愛らしいスタイルです 。 ストレートアイロンでサッと整えるだけで、光を味方にした軽やかな動きが生まれます。 清潔感あふれるスタイルは実習や面接など、きちんと見せたい日に最適です。
ロングならではのリッチなツヤと透け感を楽しむ
自然なツヤと透け感が魅力の、重見えしない黒髪スタイルです。 酸性ストレートでダメージを抑えながら、柔らかくナチュラルなストレートヘアを実現。 シンプルな黒髪ロングだからこそ、髪質改善できるメニューに力をいれると、清潔感のある好印象なスタイルが手に入ります。
ゆるウェーブでニュアンスをプラス
ナチュラルな黒髪に、ゆるめのウェーブを重ねた柔らかなロング。 ほどけそうなゆるやかなウェーブが、固すぎないリラックスしたムードをプラスしてくれます。 ダウンスタイルでもおしゃれ見えするので、不器用さんにもおすすめです◎

黒染めや暗髪カラーの色味をキープする方法は?

黒染めや暗髪カラーの色味を長くキープするには、染めた直後の髪をいたわる習慣が大切です。

ヘアカラー直後の髪は、染料が芯まで定着しきっておらず、熱や摩擦で色が抜けやすいデリケートな状態。
そのため、染めた当日はシャンプーを控えることから始めましょう。

また、洗髪時にお湯が熱すぎると色落ちの原因になるので、38度程度のぬるま湯で洗うのがベター。
髪が傷んでしまうと色落ちしやすくなるので、トリートメントケアも取り入れましょう。

黒くしすぎた......黒染めをした後に明るい色に戻せる?

一度しっかり黒く染めた髪を元の明るさに戻すのは、プロの技術をもってしてもかなり難しい作業です。

理由は、黒染めの染料が髪の芯まで深く定着すると、通常のカラー剤では太刀打ちできないから。
無理に明るくしようとすると、ブリーチを何度も繰り返す必要があり、大きなダメージを与えたり、ムラが残ったりするリスクが高まります。

ですが、明るい色を諦める必要はありません。
黒染めの染料を分解する「脱染剤(だっせんざい)」や、地毛のメラニン色素を脱色する「ライトナー」を使う方法があります。

美容師さんと相談しながら、今の髪の状態に適したステップを踏めば、少しずつ理想の明るさを取り戻すことができますよ。

ナチュラルでキレイな黒髪を目指そう

黒髪・暗髪は艶やかで清楚なスタイルに仕上がる、好感度が高いヘアのひとつです。

特に好感度が必要とされる就職活動などで黒く染める際には、美容院でナチュラルかつきれいに仕上げてもらうのがおすすめ◎
色持ちさせたい期間やヘアのお悩みなどをしっかりと伝え、自然に可愛く仕上げてもらいましょう♡

アフターケアにもしっかり気を配り、美しい黒髪・暗髪をキープしてくださいね!