夏は睡眠の質が低下!放っておくと寝不足に
暑くて眠れなかったり、寝ても何だか疲れが残っていたり…。夏の夜が苦手な人はきっと多いはず。睡眠コンサルタントの友野なおさんによれば、夏は特に寝不足になりやすい季節なのだそう。気温や湿度の高さが眠りを妨げてしまうことが大きな原因。さらに、日照時間が長いため早く目覚めたり夜更かしをしたり、夏期休暇で生活リズムが乱れやすいことも要因のひとつです。規則正しい生活を心がけるとともに、睡眠の質をアップさせることが大事!快眠の方法をさっそく見ていきましょう♪
Q、夏って寝る時の服装は何がいいの?
A、寝るための服=パジャマで睡眠の質が上がる!
締めつけがなく寝返りがうちやすいパジャマがベスト。心身を“寝るモード”に切り替えるきっかけにもなります。吸放湿性に優れた麻や、寝汗を吸ってくれて洗濯にも強い綿素材をチョイス。
Q、夏だから冷房をつけたまま寝てもいい?
A、部屋の温度が安定するのでつけたまま寝るのがベター
夕方から翌朝までの最低気温が25℃以上=「熱帯夜」には、寝ている間に熱中症になることも。日中の熱がこもると寝室の温度が上がってしまうので、冷房を上手に活用すると◎。
Q、夏の夜の冷房は何度がベスト?
A、寝やすさ+エコを考えると27℃に設定するのがベスト
夏の夜は、つい冷房の設定温度を下げたくなりますが、冷えすぎると体の不調のモトに。とはいえ28℃を超えると寝苦しくなってしまうので、26~27℃に設定するのがおすすめ。
Q、タオルケットと夏がけどちらを使うのがいい?
A、夏がけがあるとGood!タオルケットでもOK
夏用の極薄い羽毛かけ布団が理想的。羽毛は温度や湿度の調節に優れ、体と寝具の間を快適な状態に保ってくれます。タオルケットは触り心地でリラックスできるので、お好みで使用を。
Q、ひんやりシートや冷感マットを使っても大丈夫?
A、「頭寒足熱」が快眠をサポートしてくれます!
頭を冷やして足元を温かくする「頭寒足熱」の状態にすると、よく眠れると言われます。冷たいジェル枕や、接触冷感素材の枕カバーなどが便利。首は冷やしすぎないように注意。
Q、夏の寝具に適した素材はあるの?
A、暑い夏の夜に活躍するのは麻、い草、接触冷感素材
日本の夏は高温多湿なので、湿気をしっかり逃がしてくれる素材がおすすめ。麻のシーツや布団カバー、い草の敷きパッドはサラリとした肌触りで快適です。接触冷感もお役立ち。
Q、冷房が苦手。使わずに少しでも涼しく寝るには?
A、昼間の室温上昇を防ぎつつ、寝る前に壁や寝具を冷却
昼間は遮熱&遮光のカーテンを閉めておき、室内の温度上昇を抑えましょう。寝る1時間前に、冷房で寝室の壁や寝具をしっかり冷やしておき、寝る時は冷房を切るという方法も。
Q、朝起きた時にだるさが残っているのはナゼ?
A、体の冷えが心身の負担に。夏も「温活」を心がけて!
きつい冷房や薄着などで体が冷えると、ストレスを感じて自律神経が乱れます。睡眠の質にも影響してくるので、実は夏でも「温活」が大切。湯船や岩盤浴で全身を温めましょう。
温めた天然石や岩石の上で体を温める岩盤浴も、冷え性対策のひとつ。リラックスや疲労回復もでき、睡眠の質の向上にもつながります♪
Q、窓を開けっ放しでねるのはOK?
A、体によい悪いというよりは騒音と防犯面が心配…
静かなエリアでマンションの高層階ならよいかもしれませんが、人は45デシベル(電気のスイッチのカチッという音程度)でも起きてしまうので、外がうるさいと睡眠の妨げに。
Q、熟睡感がなく、昼間にボーッとしてしまう…
A、上手な昼寝やアロマでリフレッシュしましょう
①15時までに②座った姿勢で③罪悪感を持たずに④カフェインを摂取してから⑤20分程度、昼寝をすると頭も体もすっきり! アロマトリートメントで疲れを取るのも効果的です。
心地よいもみほぐし&アロマの香りで、気づかないうちにため込んでしまった疲れや心身のコリをオフ。深いリラクゼーション効果で、夏の夜もぐっすり眠れるように。
オールシーズン共通!お役立ち快眠方法
夏の睡眠で気をつけることはわかりましたか?最後に春夏秋冬どの季節でも気をつけたい快眠の方法を紹介しますね。
快眠方法①寝る前のブルーライトはアプリや専用眼鏡でカット
スマホやPCのブルーライトによる刺激は、睡眠の妨げに。ブルーライトをカットするアプリや眼鏡を使う、画面を暗くしておくなどで、寝る前は強い光を目に入れないように。
快眠方法②なるべく目覚めのよいアラーム音をチョイス
急に大きな音が鳴ると、精神的負担で熟睡感が減ってしまいます。徐々に音が大きくなるように設定を。自分の名前を呼ぶ声を録音し、それをアラームにする方法もあります。
快眠方法③スヌーズ機能を使わずに起きられる体を目指すべし
スヌーズ機能を使わないと起きられないのは、睡眠の質が低下しているせいかも。自然に朝日が入ってくるようにカーテンを10cmほど開けて寝て、アラーム+光で起きてみて。
快眠方法④寝る前のお酒はダメ!睡眠の質が下がる原因に
眠るために寝酒を飲む人がいますが、これは絶対NG。利尿作用で夜中に起きてしまったり、早朝に目が覚めて眠れなくなったりして、結果的には睡眠の質を下げてしまいます。
今夜からぐっすり眠りましょう♪
自分にぴったりな快眠方法を見つけて、今夜からさっそく試してみてくださいね。
詳しい内容は、HOT PEPPER、HOT PEPPER Beauty2018年7月号【2018年6月29日(金)発行号】にてご覧ください♪
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