肩まわりの血流が悪くなると、贅肉がついてデカ見え肩に!

「肩こりは、スマホを下向きに見るクセがついて猫背になったり、デスクワークで同じ姿勢を続けたりして、肩の血流が悪くなることで起こります。そのこりによって筋肉が緊張して硬くなり、さらに血流が阻害されて首や背中までこるという悪循環に。そんな肩まわりのこりが進むと、血流が悪いところに少しずつ贅肉がついてきて「デカ見え肩」に。ブラ上に肉が乗るような丸い背中には、老け感も。肩こりを放置していると、30代でも肩から背中に肉がついたずんぐり体型になってしまうので、姿勢を正したり筋肉の張りをほぐし、こまめに対策を!」(伊藤まゆ先生)

\デカ見え/肩こりをほおっておくと、こんな姿に…

\デカ見え/首【 肩こりと姿勢の悪さで血流が悪化し、太くなる】

猫背の姿勢だと重い頭の重心がずれて前に落ちるため、細い首だけで頭を支えようとして、肩 だけでなく首の筋肉も緊張します。また肩こりによって肩から首への血流も滞るため、特に首 の付け根は血流が悪い状態に。そこに贅肉がついて、首が根元から太くなっていきます。

\デカ見え/肩【猫背が進んで肩が前側に入り動きが悪くなって贅肉が増加】

肩こりの原因として最も多いのは、姿勢の悪さ。前傾姿勢が続くと肩も前方内側に入って固まり、肩が両側から引っ張られて緊張して肩こりになります。肩まわりの可動域が狭まり血流が悪くなるため、不要物が蓄積されて贅肉になり、肩が丸くどっしりした印象に。

\デカ見え/背中【筋肉が減少して緊張し、血行不良を招いて贅肉が…】

肩から背中中央までつながる大きな筋肉(僧帽筋)が肩こりで固まると、そのエリアの動きが悪くなり、筋肉が衰えて減ってきます。すると少ない筋肉で姿勢を支えることになり、背中全体が緊張して、より血行不良に。そこに贅肉が溜まり、ブラ上に乗る肉となります。

目指せ、華奢見え肩!肩こり改善には、この4メニューが効く!

自分でできる肩こり対策は、姿勢を正したり運動などで血流を促すこと。でも偏った姿勢のバランスや筋肉の緊張は、プロの手を借りないとリセットが難しいもの。ここで紹介するリラクメニューから、トライしてみて!

Menu 01【整体】偏った使い方で固まった首肩を ほぐし、骨格のゆがみを整える

背骨などを整えることで全身のゆがみにアプローチし、あるべき姿勢に戻すようサポートする整体。肩まわりの施術が多いので、肩こり対策は得意ワザ。↑では肩を開くことで背骨の動きをスムーズに。 その後、首のポジションを正し、負担のかからない姿勢へ。

Menu 02【タイ古式】プロのサポートで丁寧にストレッチ。 全身の巡りを促してしなやかに

東洋医学の経絡に沿ってゆっくりと指圧を行った後、全身を伸ばしてもらうタイ古式。指圧で 充分ほぐれた状態で、プロのサポートによりセルフでは無理なところまでしっかりストレッチ できるのが魅力。

固まった筋肉がしなやかになって血流が促され、こりが改善します。

Menu 03【リンパドレナージュ】 筋肉の緊張をほぐしながら血流を促し、こりを改善

体内の不要物を回収するリンパ管の流れを意識して、オイルトリートメントを行うリンパドレ ナージュ。筋肉の張りを心地よくほぐしながら手先などの末端から血流を促して、全身のめぐ りをスムーズに。贅肉が蓄積する前に流す対策として、取り入れたいメニューです。

Menu 04【カイロプラクティック】 骨格矯正で正しいポジションへ。 圧迫を解放して不調を緩和

筋肉の偏りを正して関節の動きを整え、骨格を正しい位置へ戻すカイロプラクティック。ゆが みによる神経の圧迫を解放することで、こりを改善します。首の可動域を広げる施術や、猫背矯正のため背中の筋肉にゆっくり圧をかけながら、バランスを調整。

教えてくれたのは…伊藤まゆ先生

聖マリアンナ医科大学病院、関連病院での消化器・一般外科勤務などを経て、M'sクリニック南麻布を開院。日本臨床自然療法研究会会長などを務め、美容医療にも精通。

企画/石倉沙織(本誌) 構成・取材・文/江尻亜由子 デザイン/MAI KO(COSMI K* ) 撮影/城石裕幸(整体)、島袋智子(リンパドレナージュ) イラスト/村澤綾香 取材協力/EARTH COLOR 自由が丘(整体)、Une lien(リンパドレナージュ)、目黒サロン なごみ 学芸大学店(タイ古式)、銀座カイロプラクティックセンター(カイロプラクティック) 
※各施術やサービスは、サロンやメニュー、施術者によって異なります。※効果は体調改善で、体質改善や症状の緩和とは異なります。