マスクやスマホに要注意！顔面筋トレで顔太り対策

“うつむいてスマホ”が顔面筋のバランスを崩す

「20～30代前半はそこまで筋肉が衰える年齢ではありませんが、最近の生活習慣によって顔面筋のバランスが崩れることで、顔太りにつながってしまいます」と宝田恭子さん。

まず気をつけたい習慣のひとつが、スマホを使う時のうつむいた姿勢。 「正しい姿勢の時は上下の歯の間に2～3mmの隙間ができますが、うつむくと下あごが前にずれて歯を食いしばった状態に。そのまま長時間過ごすと、咬筋は過緊張、頬骨筋や広頸筋はゆるみっ放し……と、顔面筋の働きがアンバランスに。するとコリやむくみ、輪郭のもたつきにつながり、顔が大きく見えます」

マスクによる口呼吸も、顔太りにつながる……!?

さらに、長引いているマスク生活にも注意が必要。 「息苦しさから口呼吸になりやすく、口をぽかんと開いたままの表情が続きがち。口元や舌の筋肉は、口を軽く閉じて鼻呼吸をしている状態できちんと働くのです。放っておくと口周りがたるむだけでなく、舌の位置が下がって呼吸が浅くなったり、連動してほかの顔面筋にも影響が出たりといいことナシです。」

ほかにも、うつむきがちなデスクワークやよく噛まずに食べる癖など、顔面筋のバランスを崩す要因は日常に潜んでいます。

顔面筋トレーニングですっきり小顔をキープ！

「姿勢と呼吸が両方とも正しく行われると、顔面筋も正しい位置でバランスよく使われます。まずは崩れたバランスをきちんとリセットしましょう。そして日常生活の中で姿勢や呼吸に気をつけることが大切です。」 ぜひ、セルフトレーニングやエステで顔面筋をケアして！

最近の生活習慣でバランスが崩れやすい【5つの顔面筋】

顔面筋は顔の正面や側面、首元にたくさんの種類があり、連動して動いているもの。 その中から、スマホの利用やマスク生活でバランスを崩しやすく、顔太りにまつわる筋肉を5つピックアップ。 それぞれの役割をチェックしてみましょう。

顔面筋にアプローチ！顔面筋トレーニング

顔面筋のバランスの崩れをリセットするための、簡単なトレーニングをご紹介。 深呼吸エクササイズは日中こまめに、顔面筋ほぐしは朝晩に実践してみて！

始める前に……正しい舌の位置を知ろう

トレーニング1：深呼吸エクササイズで舌と筋肉の位置を正しく【×3セット】

舌が正しい位置にあると顔面筋も本来の位置にリセットされ、自然と鼻呼吸もスムーズに。 姿勢も整いやすく！

手順①イスの座面に座骨があたるように骨盤を立てて座り、舌を正しい位置にセット。

手順②鼻から息をたっぷりと吸い込む。自然と胸が開いて肩甲骨が寄り、視線が上がる。

手順③口をすぼめてふーっと息を吐きながら、肩を下げる。背中は丸めないように注意。

手順④3セット行ったら舌の位置を再確認。デスクワークの人は30分に一度を目標に。

トレーニング2：顔面筋ほぐしで顔を引き締め【×左右 3セット】

咬筋を刺激してコリをほぐし、顔面筋のバランスをリセットすることで顔がキュッと引き締まる！

手順①口を2～3cm開けてあごの骨に指を置き、後ろに引くようにリズムよく5回動かす。

手順②口を軽く開け、下あごの輪郭から指2本分上のエラ付近(A)をリズムよく3回動かす

手順③②部分でさわった1cm上(B)と、頬骨の下(C)も3回ずつ動かす。反対側も同様に①～③を行う。

トレーニング3：スマホで酷使した 目元の筋肉のバランス崩れ対策も

片手で額を押さえ、逆の手で鼻根筋をつまむ→下げるという動きを3セット行うと目元がすっきり。 視界もクリアに。

もっと小顔を目指すなら…… EMSで顔面筋ケア

エステサロンだと専用のEMSマシンで手の刺激では届かない顔面筋までしっかりケア。 輪郭シェイプや血流アップで小顔＆美肌に！

EMSで顔面筋を刺激

顔の筋肉を動かすEMS美顔器を使い、凝り固まっている顔面筋を刺激。 しなやかにほぐして筋肉のバランスを整え、血流もスムーズに。 一人ひとりの状態に合わせてケアすることで、リフトアップを実現。

深層部の筋肉にしっかりアプローチ

月2回のペースがベター

目安は月2回くらいのペースで続けて、良い状態をキープ。 ただし筋肉や肌の状態により個人差があるので、エステティシャンと相談して頻度を調整すると◎