エクステとは?
また、その施術自体についてもそう称します。
髪を長くするイメージも強いエクステですが、近年ではインナーカラーなど、部分使いで気軽に取り入れる方も増加中。
気分やシーンによって長さを変えたり差し色を楽しめるのが特徴です。
エクステのメリット・デメリット
理想の髪の長さになるまで髪を伸ばそうとすると時間がかかりますが、エクステをつければ簡単◎
一気にイメチェンしたい人はもちろん、成人式や結婚式などのイベントに向けて一時的に髪を長くしたい人にもぴったりです。
髪にボリュームが欲しいときや、切りすぎてしまったときの対処法にもなります。
さらに、トレンドのポイントカラースタイルが楽しめるのも魅力のひとつ。
インナーカラーや裾カラーとして、色付きのエクステをつければ、簡単にトレンドヘアを楽しめます!
ボリュームや長さ、色を自分好みにカスタマイズし、理想の髪型が作れるエクステ。
必要に応じて取り外せるので、気分転換にもおすすめです◎
エクステは髪の毛に直接装着するため、地毛にダメージを与えてしまう場合も。
引っ張られることによる物理的な刺激で、地毛に痛みが生じることもあるんです。
また、髪が洗いにくく、乾かしづらいことが原因で、頭皮が荒れてしまうこともあります。
エクステが取れたり絡まったりしないよう、普段のケアにも気を遣うことが大切です。
髪や頭皮が弱い方・ヘアケアに手間がかけられない方は、これらのデメリットもよく確認しましょう。
はじめてのエクステにおすすめの種類
エクステとひとくちに言ってもその種類はさまざま。 それぞれ特徴や取りつけ方が異なります。 ここでは、特にエクステ初心者さんにおすすめの種類を紹介していきます。
初心者さんにおすすめなのはプルエクステ
髪にしっかりと装着するタイプなので取れづらく、エクステの扱いに慣れていない方でもお手入れしやすいのがメリットです。
また、装着部分が目立ちづらく、就寝時の違和感が少ないことも挙げられます。
デメリットは、エクステの色を混ぜられないこと。
単色のエクステを髪に付けるため、うまく髪の毛になじまないこともあります。
また、1束の量があらかじめ決まっているため、毛量を調節できない特徴もあります。
プルエクステの他にも、エクステには様々な種類があります。 続いては、シールエクステ・編み込みエクステ・超音波エクステの3タイプの特徴をご紹介。 それぞれメリットとデメリットが異なるため、美容院でのオーダーするときの参考にしてみてくださいね。
シールを使って取り付けるシールエクステ
シールを貼り付けて、地毛とエクステをつなげます。
自然な仕上がりが期待できますが、熱に弱い傾向が。
ヘアアレンジをよくする方には向いていないというデメリットもあります。
髪の毛を編み込んで付ける編み込みエクステ
シールエクステよりもしっかり装着できるうえ、編み込みを解けば自分で好きなときに取り外すこともできます。
複数の色を混ぜて編めるため、地毛になじみやすいのも魅力です。
ただ編み込みをする分、結び目がボコボコとしてしまいがち。
とくに頭の上部は目立つため、付ける場所を選ぶエクステともいえます。
専用のマシーンを使う超音波エクステ
毛束についているケラチンという成分を、超音波マシーンで地毛に浸透させて装着します。
シールや紐などと違ってケラチンを溶け込ませて付けるので、自然な仕上がりを目指せます。
ただし、専用のマシーンを使って付けるため、他のエクステよりも価格が高め。
またケラチン部分の保護のためシャンプー後はすぐに乾かすなど、より毎日のケアに気を付ける必要があります。
エクステをつけるなら、美容院?セルフ?
そのため、自宅でセルフエクステにトライしてみたいと思う方もいるかもしれません。
ですが、エクステをつけたいと思うなら、初心者の方もそうでない方も美容院がおすすめ。
セルフでのエクステ施術は、後頭部など見えづらいところがどうしてもうまくできないもの。
場合によっては地毛となじまず、不自然な仕上がりになってしまうことも。
また、左右でうまくバランスが取れない場合もあります。
美容院であれば、不自然にならないようカットしてもらえたり、色を調整してもらえたりします。
プロの手を借りることで、理想の髪型に近づける可能性がぐんと上がるでしょう◎
どんな美容院を選べばいい?
エクステは、高い技術力が求められる施術です。
そのため、美容院選びを間違えると髪に負担をかけたり、不自然な仕上がりになったりする可能性があります。
技術力を確認する方法としておすすめなのが、美容院のホームページやSNSです。
多くの場合、仕上がり写真を掲載しているので、技術力や好みのデザインをチェックできます。
他にも、実際にエクステをした人の口コミを確認することも大切です。
エクステの持続期間や美容院の雰囲気などを中心にチェックしましょう。
また、料金やエクステのリペアや取り外しを行っているかどうかも重要なポイント。
長くエクステを楽しむためにも、事前の情報収集を徹底することが大切です。
はじめてさんは知っておきたい、エクステのあれこれ
続いては、はじめてエクステを付ける方が知っておきたい、4つのポイントをチェックしていきましょう。 施術後に後悔しない為にも、あらかじめ確認しておくと安心ですね◎ エクステを付けるかどうか迷ってる方も、必見です。
1:エクステのもちは1~3ヶ月
ヘアスタイルが崩れてきたり、エクステが絡みやすくなってきたら取り外しの目安です。
このときに気を付けたいのは、できるだけ自分で取り外さないこと。
無理に引っ張ると地毛も切れてしまうおそれがあるうえ、場合によっては粘着成分が残ってしまうことも。
とくにサロンでつけたエクステは、必ず美容院に行って取り外してもらいましょう。
2:髪はある程度伸ばしておくこと
無理に付けると、不自然な髪型になってしまうことも……。
エクステの種類やサロンの方針にもよりますが、心配な場合は事前に相談してみましょう。
また、ショートボブ程度に髪を伸ばしてから美容院に行くのもおすすめです。
3:メニューによってかかる金額が違う
シールエクステやプルエクステの場合、値段は1本400円ほど。
通常は40~60本ほど必要になるので、合計16,000~24,000円ぐらいになります。
もちろん、なりたい長さや毛量などによって金額も変わるため、あくまで目安として捉えてください。
なお一般的には、取り外しにも料金がかかります。
4:ヘアアレンジをする際は取扱い注意
高い位置で結ぶと装着部分が見えてしまったり、髪を引っ張ることで取れやすくなったりしてしまいます。
また、先述の通りシールエクステを使った場合は、熱に弱いので注意が必要です。
エクステの種類によっても異なりますが、高温でのヘアアイロンの使用は避けましょう。
5:エクステ後にもカラーやパーマはかけられる
ただ、あまりおすすめはできません。
エクステには、人毛とナイロンの2種類があります。
人毛は地毛に近い質感ですが、毛穴から生えているわけではありません。
そのため地毛と比べると、カラーがムラになったり、パーマがかかりにくかったりします。
また、エクステにパーマやカラーをすると、髪や頭皮に対して必要以上にダメージが加わってしまうこともあります。
エクステを長く楽しむためにも、事前のカウンセリングが重要です。
理想は、ウェーブロングにするならウェーブのエクステを付け、カラーをするなら地毛を染めてから同じ色のエクステを付ける方法です。
おすすめは、エクステをつけた後にどうしてもカラーやパーマをしたい場合は、美容師さんに必ず相談をしてから検討するようにしましょう。
エクステスタイル見本:ショート
シンプルなショートヘアは、エクステが映えやすいのが魅力です。 地毛とは異なるカラーのエクステをポイントで付ければ、さまざまな雰囲気のスタイルが楽しめます。 短時間で大きくイメチェンしたい方は、エクステで長さを出してみるのもおすすめです。 長さを出す際は、地毛にレイヤーを入れて毛先を軽くするのがポイント。 毛先を軽やかにすることで、エクステが自然になじみやすくなりますよ。
- 暗髪×カラーエクステでアクセントを
- ダークアッシュに染めたレイヤーショートにシールエクステを付けています。 エクステをメッシュのように入れることで、さりげないポイントに。 いつものショートヘアにアクセントをつけたいときにもぴったりです。
- 黒髪ボブ×カラーエクステでこなた印象に
- シンプルな前下がりボブにブルー系のメッシュを入れてこなれ感を出したスタイル。 エクステの根元が見えない程度にエクステを付け、色味をしっかり出しながらも自然に仕上げています。 黒髪ベースなので、エクステの色によって様々な雰囲気を演出できるのも魅力です。
エクステスタイル見本:ミディアム
扱いやすい長さのミディアムヘアは、エクステが自然になじみやすいメリットがあります。 そのため、長さを出してアップをしても地毛が落ちてくることが少なく、アレンジの幅も広がります。 また、ハイライトやグラデーションが楽しめるのもミディアムヘアのポイント。 髪の扱いやすさはそのままに、手軽にイメチェンが叶います。 ストレートはもちろん、巻き髪にもしやすいため、伸ばしかけの髪をおしゃれにカバーしたい方にもおすすめです。
- ミディアムから韓国風黒髪にチェンジ
- 鎖骨ラインのミディアムヘアにエクステを付けて韓国風に仕上げたロングヘア。 人毛エクステを使っているので、自然になじんでいます。 全体をゆるく巻くと立体感が出て、華やかな暗髪ヘアに仕上がります。
- 人毛シールエクステで作るサラツヤロング
- 肩につく長さのミディアムヘアに人毛のシールエクステを付けてロングヘアにチェンジ。 髪質改善トリートメントでダメージを抑えているため、エクステもサラツヤな質感に。 エクステも長く楽しめるロングヘアです。
- インナーエクステでスタイルチェンジ
- エクステで毛量をプラスして、ウルフからボブへスタイルチェンジ。 地毛と異なる色を選ぶことで、インナーカラーヘアも叶える一石二鳥のアイデアです◎ 軽く外巻きにアレンジすることで、軽やかで明るい印象に♡
- さりげないハイライトで自然な立体感を
- ダークグレイのミディアムヘアに、エクステで細いハイライトをちりばめたスタイル。 さりげなく仕込んだハイライトが、自然な立体感を演出しています。 より立体感を引き立てる、巻き髪スタイルとの相性も抜群です!
エクステスタイル見本:ロング
すでに長さがあるロングヘアでも、エクステでボリュームアップしたり、デザインカラーを楽しんだりできます。 ストレートなら、美髪が引き立つ上品な印象に。 カールやウェーブで動きを出せば華やかな印象に仕上がります。 インナーカラーとして取り入れるだけでも存在感があるので、髪の負担を抑えながらイメチェンしたい方にもぴったりです。 ただし、毛量が多い方がエクステを付ける際は、重い印象にならないように注意。 カットで毛量を減らしてからエクステをつけたり、本数を少なめにしたりと全体のバランスを見ながら調整してもらうようにしましょう。
- カラーエクステでボリュームもデザイン性もアップ
- シールエクステを100本使用したロングヘア。 インナーカラーにホワイト系のエクステを合わせ、毛先のボリュームもアップしています。 暗髪に透明感のあるホワイトカラーが映えるデザイン性の高いスタイルです。
- ふんわりボリュームのハイライトグラデーションロング
- ハイトーンのセミロングヘアにエクステを80本ON。 エクステはベースの髪色に近いものと明るめのものを用意。 ハイライトとグラデーションになるようにデザインしています。 ゆるいウェーブがツヤと柔らかさを演出する華やかなスタイルです。
- 暗髪をエクステだけでトーンアップ
- 毛先に向かって明るくなるようハイライトを入れた、バレイヤージュ風スタイル。 地毛の色味はブラックですが、エクステだけでトーンアップを叶えています。 加えて筋状にラインが入っているため、そのままでも立体感のある仕上がりに。 地毛を傷ませず、ハイクオリティなデザインが作れます◎
- 地毛では難しい長さのロングヘアも再現
- レミーエクステで長さを出しつつ、イヤリングカラーを加えたロングスタイル。 シンプルになりがちな前髪レスのロングスタイルも、ポイントカラーを使うことで個性的に。 地毛でここまで伸ばすのは大変ですが、なりたいと思ったときに再現できるのが、エクステの魅力です!
エクステスタイル見本:イベント向けアレンジ
フォーマルな場面やイベントのためにエクステを付ける方もいるでしょう。 エクステを付けることで、特別な日をより華やかに彩ってくれます。 成人式や結婚式などのフォーマルな場面では、エクステで長さやボリュームアップをすると◎ まとめ髪や編み込み、ハーフアップなど、さまざまな華やかアレンジが叶います。 ドレスや着物との相性も良く、髪飾りもきれいに映えますよ。 また、学校行事やライブなどのイベントなら、カラフルなエクステで大胆に楽しむのもおすすめ。 編み込みやツインテールなどのアレンジをすると写真映えも抜群です◎ 体育祭のチームカラーや推しのカラーをチョイスして、イベントを存分に楽しみましょう。
- 編み下ろしアレンジで大人可愛く
- エクステをつけてロングヘアにした髪を編み下ろしにしたアレンジスタイル。 まとめた後、トップの髪を適度に引き出すことで、エクステの接着部分もしっかりカバーできます◎ 華やかなドレスにぴったりのボリューム感のあるスタイルです。
- リングエクステでゴージャスな成人式ヘアに
- ツヤを出すように髪をまとめ、リングでエクステを付けたアレンジ。 大きく揺れるエクステが存在感抜群! 紐や金箔でゴージャスに飾り付ければ、ブルーの振袖にぴったりな成人式ヘアの完成です。
- コーンロウ×カラーエクステでカッコいいブレイズヘアに
- ビビットなレッドカラーが映えるブレイズヘア。 エクステをミックスしながら編み込んでいくことで、どこから見ても存在感抜群に。 ダンスやフェスなどのイベントにぴったりのカッコいいスタイルです。
- カラーエクステ×ハーフツインでキュートに
- ピンクやパープルのエクステを付けたロングヘアをハーフツインにアレンジ。 コテでゆるく巻いて柔らかな動きを出し、立体感をプラス。 エクステに合わせたピンク色のリボンがとてもキュートですね。
エクステは、アフターケアも大切に!
エクステを綺麗に長持ちさせるためには、付けたあとのケアが大切。 ここでは、日々の生活で気を付けたい、エクステのアフターケアについて解説していきます。 エクステをつけようと思っている方も、すでに付けている方も、参考にしてみてください。 なお、ケア方法はエクステの種類によっても異なるため美容師さんに相談するのもおすすめです。
髪を洗うときは順番に注意
エクステの毛先からブラシをかけ、髪全体をサラサラの状態にしましょう。
続いて重要なのは、エクステ部分と地毛の部分を別々に洗うこと。
まずはエクステの部分にトリートメントをつけ、そのままの状態で次に地毛部分をシャンプーするようにしましょう。
こうすることによってエクステの絡みを防げます。
また、シャワーを浴びる際は下を向かず上を向いて洗うことも重要です。
逆毛が立ちづらくなるため、エクステも長持ちします。
丁寧にシャンプーをしたあとは、一度しっかりすすぎましょう。
とくに、エクステを付けている部分はシャンプーが残らないように注意してください。
シャンプーが残っていると、地肌やエクステを傷める原因に繋がります。
すすぎ終わったら、地毛とエクステの両方にトリートメントを。
洗い流さないトリートメントを使うのも、効果的です。
髪を乾かすときも優しく
濡れた髪は、摩擦を起こさないよう優しくタオルドライをすること。
ドライヤーの風は上から当てて、髪のキューティクルを逆立てないようにしてください。
また、エクステの結び目や接合部は乾きづらいので、水気が残っていないか確認することも重要です。
寝るときの一工夫で、さらに長持ち!
やわらかな風合いの枕カバーを使う、髪をゆるめに三つ編みするなど、枕との摩擦で生じるダメージを軽減できるように努めましょう。
“劇的イメチェン”も“ほんのりイメチェン”もエクステにお任せ♡
エクステを使えば、地毛だけでは難しい髪型も手軽に楽しめます。 長さやボリュームをプラスしたり、好きなカラーを取り入れたりと、髪型を自分好みにアップグレードできるのがエクステの魅力。 自由自在なエクステで、あなたも理想のヘアスタイルを叶えてみませんか?