ネオウルフとウルフカットはなにが違う?

SNSでヘアスタイルをチェックしていると、ネオウルフというキーワードが目に留まることがあるのではないでしょうか?

しかし、ネオウルフが気になるものの、ウルフカットとの違いが分からないという方も多いはず。
まずは、ネオウルフとウルフカットの違いについて解説していきます。
ウルフカットとは、表面からえり足までハイレイヤーでカットされたヘアスタイルのこと。
トップと襟足の差が生み出す独特のくびれと、狼のたてがみを思わせるシャープな毛先が特徴です。
ハイレイヤーによって縦長のシャープな印象になるだけではなく、毛先に軽さを感じられるのもウルフカットならでは。

従来のウルフカットはトップを短く、えり足を薄くした、トップと襟足の差が非常に大きい個性的なスタイルでした。
しかし、最近のウルフカットはトップは短すぎず、えり足の厚みを適度に残したスタイルに変化。
バリエーションが豊富で、縦長シルエットと軽やかさはそのままに、自分だけの個性的な髪型を選べると注目を集めています。
ネオウルフは、ウルフカットの進化版。
えり足を長めに残しつつ、縦長の印象を緩和したウルフスタイルに対してネーミングされた髪型を指します。
ハイレイヤーではなく、レイヤーやグラデーションによってシャープさが和らいだ、ふんわりと丸みのあるナチュラルなシルエットが特徴。
レイヤーを入れることで、スタイル全体に抜け感と動きを出し、こなれ感のあるトレンディなスタイルに仕上がります。

ネオウルフは、顔型・髪質・なりたい雰囲気に合わせてスタイルを作れるため、年齢問わず幅広い方になじむところが魅力。
キュートからクールな雰囲気にもマッチするので、きっとあなたにぴったりのスタイルが見つかるでしょう。
近年では、ウルフカット自体がネオウルフに近いシルエットや特徴を持っています。
そのため、ネオウルフにする際は、名称で伝えるよりも「どんなヘアスタイルか」を押さえてオーダーするのがポイント。

例えば、カタログのようなネオウルフなら「トップの髪は長めにして、ボブっぽくしたい」など、具体的に伝えましょう。
他にも、髪質・顔型に関する悩みや、スタイリングに掛けられる時間などを伝えるのもおすすめ◎
さらに美容師さんにイメージを伝えやすくするために、気になるネオウルフの画像やカタログを見つけたら保存しておくとよいでしょう。

ネオウルフはどんな人に似合う?

ネオウルフは、個性を求めたい方にうってつけのスタイルですが、色味やスタイリング次第で落ち着いた印象にも見せられる髪型。
そのため、カット・カラーリング・スタイリング次第で、年齢問わず誰にでも似合わせられるんです!

ネオウルフは、レイヤーやグラデーションを施し、丸みのあるシルエットに仕上げるスタイル。
トップや後頭部にボリュームを出したり、毛先に重さを残したりと自由度が高いため、個性を出したい方にもお悩みカバーをしたい方にもおすすめです。
ネオウルフは、顔型に関しても人を選びません!
トップ・顔まわりの髪のあしらい方やえり足の長さを調整することで、顔型を活かすことも、お悩みをカバーすることもできます。
自分にぴったりのネオウルフを見つけて、イメージ通りにオーダーするためには、顔型の特徴と似合わせポイントを把握しておくことが大切。
このあと解説する顔型別のポイントを押さえて、自分に似合うネオウルフを楽しみましょう♡

顔型別に解説。似合うネオウルフのポイント

ここからは、顔型別に似合うネオウルフのポイントを解説します! 似合わせるポイントをチェックして、自分に似合うネオウルフを見つける参考にしてください。

卵型は髪に動きをプラスして輪郭を映えさせる

顔の縦幅と横幅がほぼ同じでバランスが良い卵型さん。 その名の通り、卵を逆さにしたような輪郭が特徴で、柔らかく優しい印象を与える顔型です。 立体的でバランスが良い理想的なお顔立ちなので、基本的にどんな形のネオウルフでも似合います。 カタログのようなナチュラルなスタイルや、カール・ウェーブを取り入れたメリハリのあるスタイルなど、いろいろなネオウルフを楽しんでみてくださいね♡ ただし、顔まわりや毛先に動きがないスタイルは避けるのがベター。 顔のバランスが整っているため、顔まわりに直線的なラインがあると顔が長く見えたり、老けて見えたりすることがあるからです。 顔まわりや毛先を中心にレイヤーを入れ、コテやアイロンで髪に動きをつけましょう。 スタイリングが苦手な方や、スタイリングに時間をかけたくない方はパーマを取り入れるのもおすすめです。

丸顔は縦のラインを強めて輪郭を引き締める

顔の縦幅よりも横幅の方が長く、頬がふっくらとしている丸顔さん。 丸みのあるおでこやフェイスラインが特徴で、角ばった印象が少ないことから、可愛らしく親しみやすい印象を与えます。 そんな丸顔さんに似合うネオウルフのポイントは、縦のラインを強めること。 トップにボリュームを持たせ、顔まわりの髪はお顔に沿ってすっきりと流すと◎ 顔まわりのレイヤーは、頬骨あたりから内巻きに入れると縦のラインが強調され、顔が引き締まって見えます。 顔型の悩みをカバーしつつ、イメチェンしたいなら、前髪のあしらいを変えるのが手軽でおすすめ。 センターパートもしくは、斜めに流すとお顔の横幅をカバーしつつ大人っぽい雰囲気に。 丸顔さんの可愛らしい雰囲気を活かすなら、カタログのような狭めのシースルーバングにするとよいでしょう。

面長は横長のひし形シルエットで柔らかさをプラス

顔の横幅よりも縦幅が長く、輪郭がシャープな面長さん。 おでこが広く、あごラインがシャープなことから、大人っぽく落ち着いた印象を与えます。 そんな面長さんに似合うネオウルフは横のラインを強めたスタイル。 横長のひし形を意識して、ほほやあごラインにボリュームを持たせると顔の間延びをカバーできます。 えり足は短く、カールやウェーブを取り入れると効果的。横ラインを強められるだけでなく、柔らかさをプラスできるため、シャープな印象を和らげられますよ。 また、おでこが広く見えやすい面長さんには、広めの前髪がおすすめです。 長さは眉ラインか眉上と短めに作ると輪郭のバランスが整い、洗練された雰囲気を演出。 前髪なしの場合は、面長さんの大人っぽくクールな雰囲気を引き立たせてくれますが、縦ラインを強調しないよう、前髪を長く作りすぎず、動きをつけるように意識しましょう。

ベース型は高めの位置にボリュームを出す

おでこやあごのラインがしっかりしており、フェイスラインが角ばったベース型さん。 骨格がくっきりと立体感があることから、ヘルシーでスタイリッシュな印象を与えます。 そんなベース型さんに似合うネオウルフは、高めの位置にボリュームを持たせたスタイル。 ベース型さんならではの顔立ちを活かすなら、トップとほほラインにボリュームを持たせると◎ フェイスラインをあえて見せることで、スタイリッシュなヘアスタイルに仕上がります。 一方、シャープな輪郭をカバーしたいなら、あごラインにボリュームを持たせると、気になるエラの張りをカバーしつつ輪郭を柔らかく見せられますよ。 おでこが広めのベース型さんは、狭めのシースルーバングや流し前髪がおすすめ。 軽さあるの前髪にすることで、柔らかさと抜け感をプラスでき、バランスの取れたスタイルに仕上がります。

逆三角型は三角シルエットを意識してバランスをとる

おでこが広く、小さなあごが特徴の逆三角型さん。 フェイスラインが逆三角形のようにシャープなことから、知的でクールな印象を与える顔型です。 そんな逆三角型さんに似合うネオウルフは、ボリュームを顔下半分に持たせた三角シルエットのスタイル。 トップとあごラインにボリュームを出し、全体をひし形シルエットにすることで、バランスの良いスタイルに◎ 顔まわりと毛先を中心にレイヤーを入れて、軽やかさや動きをプラスするとシャープな印象を柔らかく見せられますよ。 前髪は、おでこを狭く見せられる前髪ありがおすすめ。 カタログのような長めのシースルーバングや流し前髪で、おでこの広さをカバーしつつ、お顔の余白のバランスを整えましょう。

学校や職場でも楽しめるネオウルフってある?

ネオウルフは、学校や職場でも楽しめる万能なヘアスタイル。 きちんとした印象を保ちながらトレンドを取り入れるポイントは、「レイヤーの入れ方」と「ヘアカラー」の2つです。 レイヤーは、トップと襟足の差を少なくする。 ヘアカカラーは、黒髪やブラウン、アッシュなどのナチュラルに見えるものなど、ルールの範囲内で自分に合うネオウルフを見つけましょう。 ここからは、学校や職場になじむネオウルフをご紹介します。

ボブベースで個性をさりげなく
トップを長めに残し、襟足を短くしたボブベースのネオウルフ。 トップとえり足の差が少ないナチュラルなシルエットは、さりげなく個性を出せます。 極細ハイライトで立体感と透け感をプラスした、年齢問わず取り入れやすいスタイルです。
顔まわりレイヤーが可愛いネオウルフ
顔まわりと毛先を中心にレイヤーを入れた可愛らしい雰囲気のネオウルフ。 全体を重めに仕上げた暗髪スタイルですが、ポイントでレイヤーをプラスするとメリハリが出ます◎ 顔まわりの髪を内巻きにすると、可愛らしさだけでなく、小顔効果も期待できますよ。
サイドとトップのコントラストで個性を出した黒髪ネオウルフ
「職場や学校でも個性をしっかり出したい!」という方におすすめのネオウルフ。 サイドにレイヤーをたっぷり入れ、トップと襟足の段はほぼ無くしているのがポイント。 サイドとトップのコントラストでウルフならではの個性を引き立てています◎ ダウンスタイルも素敵ですが、結ぶと顔まわりレイヤーが上手く映えるのでおすすめです。

ネオウルフはヘアカラーでもっとおしゃれに

学校や職場のルールが比較的自由な方は、ネオウルフにヘアカラーを取り入れるのがおすすめ。 適度に個性を出せるネオウルフは、さまざまなヘアカラーと相性抜群なんです! ハイトーンカラーをハイライトやインナーカラーとして取り入れたり、思い切って全体を染めるなど選択肢はたくさん。 色味や明るさ、カラーの入れ方によって雰囲気がガラリと変わるため、自分らしくおしゃれにアレンジしてみてくださいね。

外ハネウルフ×イヤリングカラーでクールに
耳のうしろにイヤリングカラーを入れたクールなウルフボブスタイル。 暗めのカラーとフェイスレイヤーを入れることで、顔まわりをキュッと引き締め、小顔効果抜群! セミウェットにして束感を出すのがこなれポイントです。
ネオウルフ×ハイライトで軽やかに
ボブベースのネオウルフに太さが異なるハイライトを入れたスタイル。 ハイライトを入れることで、動きと立体感がプラスされ軽やかな印象に。 組み合わせるカラーやハイライトの入れ方次第で、ナチュラルからインパクトのある雰囲気まで楽しめるのも魅力です♡
暗髪×くすみインナーカラーでさりげなくおしゃれをプラス
インナーカラーに挑戦してみたいけれど、派手な色は抵抗があるという方におすすめのこちらのスタイル。 暗髪にくすみ感のあるインナーカラーを合わせることで、さりげなくアクセントをプラスできます◎ ベースとインナーカラーの色味を合わせても統一感のあるスタイルになりますよ。

ネオウルフの次はどんなスタイルがいい?

適度にレイヤーが入っており、段が少なく、丸みのあるネオウルフ。 ウルフカットよりも個性的すぎないため、次のスタイルの幅も広いんです! 次の髪型は、ネオウルフのレイヤーや丸みなどの特徴を活かすのがおすすめ◎ ここからは、ネオウルフの次におすすめのスタイルをご紹介するので、オーダーの参考にしてください。

レイヤーを活かした切りっぱなしショートボブ
軽やかな雰囲気の切りっぱなしショートボブです。 ネオウルフのレイヤーを活かし、毛先に軽さと動きのある大人シルエットに◎ レイヤーがたっぷり入っているため、乾かしてオイルをつけるだけでスタイルがキマるのもうれしいポイントです。
顔まわりレイヤーを活かしたくびれボブ
ひし形シルエットのくびれボブです。 顔まわりにレイヤーを入れることで、フェイスラインを補正し、小顔効果抜群◎ 毛先に入っているレイヤーで髪に動きをつけやすいため、ヘアセットの時短も叶います。 髪を伸ばしながら、トレンド感のあるスタイルにしたい方におすすめです。
ニュアンスパーマでガラッとスタイルチェンジ
ニュアンスパーマで無造作に仕上げたこちらのスタイル。 パーマを取り入れることで、ネオウルフのシルエットを大きく変えず、スタイルチェンジ◎ カールの大きさやパーマのあて方によって、さまざまな雰囲気が楽しめるのも魅力です。